映画「R100」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
R100の紹介：2013年日本映画。変態的なＭの貴文が、SMクラブの『ボンデージ』に入会したのをきっかけに、Ｓの女王様が家族にまで危害を加えだしたため、『ボンデージ』と対決するという内容の、松本人志が監督したコメディファンタジー作品です。映画祭では最低の評価だったものの、興行収入はまずまずという珍作です。
監督：松本人志 出演者：大森南朋（片山貴文）、大地真央（声の女王様）、寺島しのぶ（女王様）、片桐はいり（丸呑みの女王様）、冨永愛（女王様）、佐藤江梨子（女王様）、渡辺直美（唾液の女王様）、前田吟（杉浦喜一郎）、YOU（片山節子）、西本晴紀（片山嵐）、松本人志（警察官）、松尾スズキ（支配人）、渡部篤郎（岸谷）、ほか
この解説記事には映画「R100」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
片山貴文（大森南朋）は変態的なＭで、ＳＭクラブの『ボンデージ』を訪ねました。会員になりたい貴文は支配人（松尾スズキ）から以下のような注意事項を聞きました。日常の中で女王様が現れ行為に及ぶ、女王様に反撃してはならない、会員になったら1年間は退会できないという、大きな三つの項目に納得し、入会しました。
貴文は大手家具店の社員で、こん睡状態で入院中の妻の節子（YOU）と、息子の嵐（西本晴紀）がいました。節子が不在の為、節子の父の杉浦（前田吟）がちょくちょく家に来ていました。翌日、仕事が終わり、寿司屋に入ると早速女王様が現れました。女王様は貴文の頼んだ握り寿司を片っ端から手で潰し、それを貴文が食べました。そして快楽の絶頂になった貴文の顔は変化していました。
寿司屋の帰り、公園を通ると別の女王様が現れ、家に引き込まれました。溺れながらも何度も何度も引き込まれ、そして快楽に浸りました。そして女王様はいたるところに現れ、貴文は充実した日々を送っていました。
節子の病院に行った貴文は、杉浦が娘の節子に、貴文に迷惑をかけないよう生命維持装置をはずそうか？と話していました。そんな妻を見て病院から帰っていると、女王様が現れ、貴文は、いつものように快楽に浸っていました。
女王様が遂に店のトイレに現れました。職場には来ない約束だろうと言う貴文に、女王様が暴行をするとやっぱり快楽に喜ぶ貴文でした。
家具売り場に変な男がやって来ました。貴文にボンデージを早く退会した方がいいと助言し、このままでは家族が危ないと忠告しました。家に帰った貴文は、息子の嵐がＳＭ人形を持っているのを見て聞くと、黒い服を来たおばちゃんにもらったと言いました。
そして女王様は節子の病室にまでやって来ました。声の女王様（大地真央）は、声色で嵐になったり、節子になったりして貴文をいじり倒しました。実はこれは3人の男たちが劇場で見ていた『R100』という映画でした。この映画は100歳になった監督が撮ったものでした。
貴文は警察署に訴えに行きました。しかし話を聞いた警官は、ＳＭプレイがしたくて会員になった訳だから、暴力として立証できないと言って追い返しました。家に帰ると声の女王様がいました。そして貴文と嵐を縛り上げました。そこへ唾液の女王様（渡辺直美）が入って来て、貴文に唾液をかけまくりました。反動をつけて唾液をかけようとした女王様は2階の踊り場から転落死してしまいました。
話を聞いたボンデージの支配人は怒って電話をし、責任を取れと言いました。さらに話を聞いたボンデージのCEO（Lindsay Hayward）がやって来ました。CEOは金髪の太め女でした。片山は嵐を連れ、車で走りました。行き止まりで行けなくなると、バイクに乗った岸谷（渡部篤郎）がやって来ました。
岸谷は拳銃を渡し、嵐はオレにまかせて節子の父の杉浦の家に行けと言いました。杉浦の家に着くと、声の女王様と、丸呑みの女王様（片桐はいり）がいて、貴文は二人を射殺しました。
映画を見ていた男たちは、映画関係者に、この映画は全く意味不明で伏線もつじつまも合わないとダメ出しをしました。すると映画関係者は、100歳の監督が言うには、100歳にならないとこの映画の意味はわからないという事だと言いました。
CEOに喧嘩を売った貴文は、CEOと女兵隊たちに囲まれました。女王様が持っていた手りゅう弾を投げ、応戦していた貴文は、手りゅう弾によって女達が死ぬ度に快楽を感じ、顔が変形しているのを感じました。そして貴文は次々と手りゅう弾を投げ、女兵隊たちを全滅させました。貴文はこの時点でＭからＳに変わっていました。
ボンデージの支配人は、ＭはＭを突き詰めるとＳに代わると言いました。そしてＭからＳになった者が、Ｓを突き詰めるとＳを身ごもると言いました。貴文はお腹に子供を身ごもり、大きく膨らんでいました。そして、嵐と一緒に身ごもった体でしきりに記念写真を撮っていました。
以上、映画「R100」のあらすじと結末でした。
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