レッド・ブレイドの紹介:2018年日本映画。家庭内では両親の喧嘩、学校へ行けばいじめに遭う女子高生のマコは、いつも読んでいる忍者の絵本『雷風迅』の世界に憧れています。ある夜『雷風迅』に出てくる、くのいちのヒロとユウが現れ、あっちの世界に行こうと言って忍者の達人才蔵の元へ連れて行きました。絵本の世界に行ったマコはここで忍術を習う事になり…という内容のファンタジー忍者アクション映画です。
監督:石原貴洋 出演者:小倉優香(マコ)、搗宮姫奈(ヒロ)、花影香音(ユウ)、岩永ジョーイ(原田勘助)、TAK∴(才蔵)ほか
映画「レッド・ブレイド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「レッド・ブレイド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
レッド・ブレイドの予告編 動画
映画「レッド・ブレイド」解説
この解説記事には映画「レッド・ブレイド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
レッドブレイドのネタバレあらすじ:起
夜の公園で陸上の練習をするマコ。家に帰ると、父の金儲けの話に母は怒り、怒鳴り合いの毎日。そして高校では女子2人と男子1人の3人組にいつもいじめられていました。放課後、生徒が帰ると暗い図書室でいつも一人でいるマコに、新しい女の先生が声をかけてくれました。
その夜、自宅に刑事がやって来ます。父に何かの容疑がかけられて連行されました。狂ったようになる母。翌日、マコは図書室でも3人組にいじめられます。すると女の先生が「あなたの大事な本でしょう」と絵本を手渡します。自宅に戻ったマコが絵本に手をかけた時、指が切れ血が絵本ににじみました。
マコは忍者の達人の才蔵とくのいちの活躍が描かれた『雷風迅』という絵本をのめり込むように読みました。深夜、絵本が光を放ちました。
翌日、父の会社の原田という男と秘書がやって来ました。父に頼まれた5000万円の小切手を持って来たのです。マコは「父は会社の悪事の身代わりになったのか?」と聞くと、原田は「トカゲのしっぽ切りだ。お父さんに頼まれた金を渡しに来た。これで生活をしてくれ」と言います。怒るマコに母は納得しました。原田はマコに「私が憎かったら殺しに来い」と言って帰りました。
レッドブレイドのネタバレあらすじ:承
何もかも嫌になったマコが夜、公園で陸上の練習をしていると絵本の中のくのいちのヒロとユウがやって来て「あっちの世界に行こう」と言って、マコを才蔵のところへ連れて行きます。この時、マコは自分が絵本の世界にいることに気づき、才蔵に「どうして私がここに呼ばれたの」と聞きます。才蔵は「絵本に血を吸わせたからだ」と答えました。そして「図書室の先生も忍びの者だ、この世界にいくらいても、もとの世界に戻れば一瞬の時間しか経っていない」と言いました。
翌日ヒロとユウが才蔵の特訓を受けています。それを見たマコは才蔵に「私に忍術を教えてください、私には居場所がない、強くなって自分の居場所を作りたい」と言いました。才蔵は「お前の居場所はここにある」と言いました。その日からマコはくのいちの恰好をして、ヒロとユウに忍術の基礎を習います。少し上達すると才蔵の修業を受けるようになりました。
やがて才蔵から初めての任務を言われます。心配したヒロとユウも一緒に行き、任務を完了すると現実世界に戻りました。
レッドブレイドのネタバレあらすじ:転
学校へ行く道で、いつもの3人組がやってきます。マコを突き飛ばそうとした女子を忍術でかわし、逆に突き飛ばします。自宅には先生が来ていました。父の起こした事件が父兄や学校の間で問題になっていて、マコを退学にしようと目論んでいました。意図を察知したマコは、先生を怒鳴り飛ばしたあと、自主退学をすると言います。マコはこんな世界に居たくないと、夜、いつもの公園で走りました。
何度走ってもヒロとユウはやって来ませんでした。向こうの世界に行けなくなったマコは空を見上げて泣きだします。するとヒロとユウが現れました。ヒロとユウは才蔵と対峙する勘助に両親を殺され、敵討ちの為に才蔵に内緒で修業をしていたことを打ち明け、一緒に戦ってくれと頼みました。マコは納得し3人は勘助の城へ向かいます。
勘助は元の世界の原田でした。3人は戦うも、勘助は強くヒロが刺されて倒れます。そして勘助が刀を振り上げた時、才蔵が助けにきました。勘助ら一味は忍術でその場から消えました。才蔵の家に戻ると、才蔵が「ヒロはもう死ぬ」と言いました。悲しむマコは「こんなこと絵本には載っていない」と言いました。
レッドブレイドの結末
才蔵は「絵本にマコが入り込んだことで、中身が変わったんだ」と言いました。やがてヒロが死に、マコはヒロの仇を討つとユウと誓います。原田は秘書に内容が変わったことで勘助の絵本を書かせていました。
マコは勘助の出る絵本を切り取って、原田の事務所に来ていました。そこには、瀕死の父が倒れていました。原田は父を刺し殺します。マコは勘助の絵本を使って原田を攻撃ました。攻勢にでるマコでしたが、反撃にあい、追い込まれたとき、あっちの世界に飛びます。
才蔵とユウに武器を渡され、勘助の城にユウと向かいます。配下のものを倒しながら進み、勘助と渡り合いますが勘助は強く、攻撃を受けたユウが逃げます。一人戦うマコでしたが、勘助にはかなわないと言って諦めます。そして勘助がとどめを刺そうとした時、背後からユウが現れ、勘助らを挟み撃ちにして爆破攻撃を仕掛けました。
勘助が「ひきょうだ!」と言うと、マコは「これが忍術だ」と言いました。元の世界に戻ったマコの横にユウがいました。ユウは「もうあっちの世界に戻れないから」と言い、二人で夜道を歩きます。
以上、映画「レッド・ブレイド」のあらすじと結末でした。
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