ロボジーの紹介:2011年日本映画。「ロボジー」はロボット開発会社が製作中のロボットを誤って壊してしまい、老人をロボットの中に入れてその場しのぎで、次々とトラブルを回避していくという痛快ドタバタコメディです。主演はミッキー・カーチスですが、五十嵐信次郎という俳優名義で出演しています。老人がトラブルが起こる度に、どんどん元気になっていきます。
監督:矢口史靖 出演:五十嵐信次郎(鈴木重光)、吉高由里子(佐々木葉子)、濱田岳(小林弘樹)、川合正悟(太田浩二)、川島潤哉(長井信也)、ほか
映画「ロボジー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ロボジー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ロボジーの予告編 動画
映画「ロボジー」解説
この解説記事には映画「ロボジー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ロボジーのネタバレあらすじ:つまらない毎日とあるロボット開発会社の悲劇
鈴木重光は連れ合いを亡くし、一人暮らしをしている老人です。最近は娘や孫からも煙たがられ、つまらない毎日を送っていました。身体の不調を訴え、娘に病院に連れて行って貰いますが、特に悪い所はなく、娘には何か趣味や仕事をしてみたらと言われてしまいます。そんな時に、ある求人広告を目にします。時は少し遡り、あるロボット開発会社では展示会に出すロボットの完成を社長が心待ちにしていました。ところが誤って、開発者達はロボットを壊してしまいます。開発者達は間近に迫る展示会を控えてパニックになりますが
その中の1人、小林はある策を思いつきます。
ロボジーのネタバレあらすじ:ロボットオーディション
ロボット開発会社の小林は、ロボットの中に人間を入れてしまうことを思いつきます。ロボットに入る人間をオーディションするために求人広告を出します。まずまずの人数の若者が集まりましたが、その中に老人の重光が紛れ込んでおり、小林達は「なんでこんなところに爺さんがきたんだ?」と驚きます。ところがなかなかに、重光はロボットの動き方が上手く、背格好も開発していたロボットにぴったりでした。しかし何かあってはまずいため、次に上手だった若者を選びます。ところがこの若者は金属アレルギーでロボットの中に入ることが不可能であることが分かります。困り果てた小林達は、重光に頼むことにします。
ロボジーのネタバレあらすじ:ロボジー誕生
展示会で重光はロボットの中に入り、ロボット開発業界の人々や観客の前で見事なロボットぶりを披露します。何かの出し物だと思っている重光は、まさか自分が本当のロボットとして紹介されているとは知らず、様々なお茶目な動きを見せて小林達をハラハラさせます。その会場にロボット開発を勉強する学生、葉子がいました。完璧なロボットであるロボジーに葉子は心を奪われます。瞬く間に歓声の上がる会場で、葉子は転びそうになりますが、そんな葉子をロボジーが助けてくれます。益々虜となった葉子は、小林達に弟子にしてくれ虜と願い出ます。
ロボジーのネタバレあらすじ:わがままロボジー
ロボジーはたちまちメディアで話題になります。小林達は引っ込みがつかなくなり、重光に本当のことを話します。重光は利用されていることに怒り一旦は小林達から離れますが、またまた窮地に陥った小林達を見かねて、ロボジーとして各地を行脚することになります。重光は小林達の弱みを握っているため、「もっと良いものが食べたい」と行ったり、孫にロボジーを見せたいなどとわがままを言い、小林達を奔走させます。また、自分達よりも優秀で、ロボット愛溢れる葉子が出入りするようになり、小林達のストレスはマックスになります。
ロボジーのネタバレあらすじ:ロボジーの正体
小林達の会社に就職活動をしに来た葉子に、小林達は日頃のストレスから冷たい態度をとってしまいます。「君はロボット開発には向いていない」と言われた葉子は落ち込みます。泣きながら展示会でのロボジーの映像を見ていると、ロボジーの頭から白髪が出ているのを発見し、ロボジーが人間であることを見破ります。騙されていたことを知った葉子は怒り心頭で、知り合いの記者弥生に相談し、小林達を尾行し、真実を暴こうとします。ロボジーの中身がお爺さんだったことに驚いた葉子は転んでしまいますが、今度はそばにいた重光に助けられます。ロボジーが助けてくれた時と同じ手でした。
ロボジーのネタバレあらすじ:ロボジーを守る
ロボジーの温かさを知った葉子は、弱に世間にロボジーの正体がバレて、重光が晒し者になってしまうことを恐れます。しかし、ことはすでに動いており、弥生の取材でロボジーには人間が入っているのではないかという疑惑が世間に持ち上がります。疑惑を払拭するために、小林達はロボジーとともにマスコミの前に立つことになります。弥生がロボジーの正体を暴こうとした時に、葉子は機転を利かせて本物のロボットを窓から落とし、重光をロッカーに隠れるように指示します。結局、小林達の開発したロボジーは本物で、マスコミの多さに誤作動して窓から落ちて壊れてしまったということになりました。重光のロボジー生活はこの日をもって終わりになります。
ロボジーの結末:再びロボジーに
時が経ち、葉子は小林達の会社に就職し、本物のロボジーのようなロボットを小林達と完成させようとしていました。もう少しというところで、ロボジーが誤作動を起こし、月日を費やして作ったロボジーを壊してしまいます。展示会を間近に控え、葉子達は狼狽えます。一方、いつもの生活に戻った重光は、何処と無くロボジーの一件以来、昔より楽しく生きるようになっていました。穏やかで少し楽しみのある重光の平和な日常は、ある日また騒がしいものとなっていきます。重光のドアを叩く、葉子と小林達がいました。そして重光に言います。「もう一回ロボジーになってください。」それを聞いた重光はニタリと笑うのでした。
以上、「ロボジー」のあらすじと結末でした。
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