ルームメイトの紹介:2013年日本映画。交通事故で入院中の春海は、ナースの麗子と仲良くなりました。春海の退院が決まると麗子は病院を辞めると言いました。麗子の誘いでルームシェアを始めた春海と麗子でしたが、春海は麗子にもう一つの人格があることを知りはじめました…という内容の、北川景子、深田恭子のダブル主演のサスペンスホラー映画です。
監督:古澤健 出演者:北川景子(萩尾春海)、深田恭子(西村麗子)、高良健吾(工藤謙介)、尾上寛之(長谷川伸一)、大塚千弘(安藤リカ)筒井真理子(春海の母)、田口トモロヲ(山崎)ほか
映画「ルームメイト(2013年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ルームメイト(2013年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ルームメイトの予告編 動画
映画「ルームメイト(2013年)」解説
この解説記事には映画「ルームメイト(2013年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ルームメイトのネタバレあらすじ:起
殺人事件が発生し、萩尾春海(北川景子)と工藤謙介(高良健吾)が病院に運び込まれました。刑事たちは春海にルームメイトがいたらしい…と話していました。
さかのぼる事3か月前、交通事故に遭った春海は病院にいました。記憶障害の可能性のある春海に、よくしてくれたのはナースの西村麗子(深田恭子)でした。そんな春海に交通事故の加害者の工藤謙介が保健会社の長谷川(尾上寛之)と見舞いにやって来ました。春海の退院の日が決まり、麗子と話していると、麗子は病院を辞めると言いました。せっかく仲良くなったから、連絡とって会おうと言う春海に対し、麗子はルームシェアしようと誘いました。
春海は喜び、自分の部屋に案内しました。麗子は保険会社の対応は私が代理でやってやると言いました。そして、お互い、個人の事は干渉しないようにと、二人は交換日記を書きながら充実した日々を過ごしていました。そして春海は、麗子に一緒に居てほしいと話すと、麗子はずっと一緒だと言いました。
さかのぼる事2か月前、二人は公園でチワワを可愛がる姉妹を見ました。春海がペットを飼いたい?と言いました。すると麗子は、世話が大変でペットは必ず先に死ぬ、その責任を取れるの!と強く言い放ちました。初めて麗子の性格が変わった瞬間でした。
ルームメイトのネタバレあらすじ:承
二人は高級レストランに食事に行きました。トイレで元同僚のナースのリカ(大塚千弘)に会った麗子は、リカの合コンの話にキレて顔色が変わりました。その夜、リビングからの麗子の怒る声に目覚めた春海がリビングに行くと、麗子はひとり言をしゃべっていました。そして麗子は春海に『春海はいいね!嫌いな人と離れて暮らせばいいんだから!』と意味深な言葉を発しました。
病院でのリハビリの帰り、公園でいなくなったチワワを探すポスターを貼っていた姉妹に会いました。ポスターを1枚もらい部屋に帰ると、麗子が煮物を作っていました。鍋の横には血の付いた犬の首輪がありました。恐る恐るフタを取るとチワワが煮込まれていました。叫び声をあげる春海に、麗子は誰かが入って来たんだっとオロオロしました。警察を呼ぼうと言う春海に、私を疑っていると麗子は反対しました。
謙介の意識が戻りました。謙介は春海の事を話し始めました。さかのぼる事1か月前、病院で行われるファミリーコンサートに春海を誘いました。その時、春海は一人だけ歌わない女子のエリが気になりました。コンサート後、市長選挙に出馬する学園長の山崎(田口トモロヲ)がエリをなだめていました。その後、謙介は春海に、私の会社で働きませんか?と誘い、春海は働き始めました。
ルームメイトのネタバレあらすじ:転
麗子は春海と謙介の間にあったことを全て知っていました。仕事帰りの夜道、リカが女に襲われ、顔に硫酸をかけられて殺されました。ニュースで見た目撃者の服が、麗子の部屋にありました。
3週間前、仕事から帰っていた春海は、一人歩く麗子を見つけて後を追いました。すると麗子に呼び止められてバーに入りました。麗子は自分をマリと名乗りました。マリは春海にキスをして平手打ちして出て行きました。部屋に帰り、麗子の部屋に入ると壁に『私はマリ』と書かれていました。怖くなった春海は謙介の会社に行きました。謙介は麗子は自分の中に、マリという別の人格を作り上げていると言って、麗子を助けようと春海に言いました。
謙介の会社に長谷川がやって来ました。代理人の麗子に全然会えないと言います。話を隠れて聞いていた春海が麗子に捕らわれました。麗子は春海に長谷川をバーに呼び出させました。バーにやってきた長谷川のアキレス健を麗子が切り裂き、長谷川を刺殺しました。
ルームメイトの結末
バーの事を知った謙介もやって来ますが、麗子に刺されました。その時、謙介は麗子を見て春海と呼びました。戸惑う春海に麗子は、事故で忘れているだけだと言い始めました。女子学生だった春海は母の愛人にレイプされ続けました。それでも母は愛人を、いい人だから我慢してと言いました。このことで春海は自分の中に麗子とマリという人格を作りだし、母を絞殺しました。
自分の事を思い出した春海は、自分の腹を刺して倒れました。捜査をする警察は、春海の実家から母の死体を発見しました。春海は母の金で生活をしていたのでした。リカも長谷川も春海が殺したことがわかりました。
春海は3年前に自分を西村麗子として精神病院にかかっていました。警察は交換日記から、春海にはもう一人の人格があると言いました。回復した謙介が春海の部屋でSDカードを見つけて再生すると、学園長の山崎がエリをレイプしている動画がありました。
謙介は立候補する山崎の祝賀会に向かいました。エリがナイフで山崎を襲います。回復した春海がやってきて止めますが、二人とも逮捕されました。春海はエリを部屋にかくまって、人格を変えていたのでした。
刑務所の施設にいる春海に会いに行った謙介は、事故の瞬間、春海と麗子、マリの3人の姿が見えたと言いました。春海は謙介に、また会いに来てと言って収容施設に戻りました。
以上、映画「ルームメイト」のあらすじと結末でした。
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