龍 RYOの紹介:2013年日本映画。薩英戦争で両親をなくした少年は、武士になるべく稽古に汗を流していました。そんなある日少年は、たまたま薩摩を訪れていた竜馬とお竜と知り合います。竜馬は、少年の事を気に入り、自分とお竜と同じ名前である”RYO”という名前を少年に与えました。それ以来RYOは、竜馬と行動を共にするようになり、やがて竜馬に連れられて薩摩を出ました。そして、RYOは、大政奉還など揺れ動く幕末の風雲に身を投じ、幕府や新選組と対立することになります。
監督:千明孝一 声優:RYO(悠木碧)、黒(寿美菜子)、坂本龍馬(藤原啓治)、お龍(茅野愛衣)、土方歳三(森川智之)、中岡慎太郎(高橋伸也)、大久保一蔵(西川貴教)
映画「龍 RYO」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「龍 RYO」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
龍 RYOの予告編 動画
映画「龍 RYO」解説
この解説記事には映画「龍 RYO」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
龍 RYOのネタバレあらすじ:起
薩摩とイギリスの間で起こった薩英戦争で、薩摩の町はイギリス艦隊の攻撃を受け大きな被害が出ました。少年の家は、イギリス艦隊の攻撃で炎上し、少年は黒に助けられましたが、両親は死んでしまいました。
少年は、同じく身寄りがない子供らと共に大久保一蔵に面倒を見てもらっていましたが、その様子をたまたま薩摩にハネムーンで来ていた坂本竜馬と妻のお竜が見ていました。
夕方、少年がいる鶏小屋に竜馬がやってきました。少年は、竜馬に食べさせるため何の気なく鶏を一羽殺しましたが、その様子を見ていた竜馬から、自分達のため命を奪う時は、その生き物に感謝しなければならないと諭し、鶏に手を合わせました。
龍 RYOのネタバレあらすじ:承
その夜、中岡慎太郎から子供達の中から護衛を一人選べ、と言われた竜馬は、子供達に人を切らせる現在の日本の情勢を嘆きました。
次の日、竜馬は、子供達と剣術の模擬試合を始めました。試合は、子供のうちの誰かが竜馬に一太刀入れれば子供達の勝ち、竜馬が持っている大きな筆で墨を付けられたらその子供は失格、というルールで始まりましたが、川や町、そして家の中を縦横無尽に走り回る竜馬に振り回され、子供たちは次々と失格していきました。
少年は、黒と組んで竜馬を追い詰めましたが、あと一歩のところで失敗し失格となりました。竜馬は、少年を呼び止めると、自分とお竜の共通の名前である「RYO」という名前を与え、自分の護衛に指名しました。
龍 RYOのネタバレあらすじ:転
それから、RYOは、竜馬やお竜と行動を共にするようになりました。そして、竜馬は、お竜を薩摩に残しRYOと共に薩摩を離れました。RYOは、竜馬と共に幕府の軍艦と戦ったり、長州に行ったりしました。
そして、京都に行ったとき、町中で偶然出会った新撰組とにらみ合いとなりました。一触即発の中、新撰組副長土方歳三がそこにやってくると、竜馬は傍らにいた子猫を抱きかかえてなだめながら新選組の間を通り抜け、RYOと新選組は、戦うきっかけを失い、そのまま別れました。
そんなある日、RYOは、軍鶏屋で偶然土方と出会いました。身構えるRYOに、土方は軍鶏を一匹買え与えました。RYOは、土方に頭を下げて立ち去り、土方はRYOに何かを感じたかのように立ち去るRYOを見守りました。
龍 RYOの結末
徳川幕府が政権を返上する大政奉還が起こり、世の中が大きく動く中、竜馬を危険視する動きが出てきました。そうとは知らない、竜馬とRYOは、相変わらずあちこち動き回っていましたが、ある日竜馬は風邪を引いて近江屋で寝込んでしまいました。
そこへ慎太郎がやってきたため、竜馬は、RYOに軍鶏を買いに行かせました。そして、RYOが留守にしている間に刺客が近江屋に押し入りました。RYOが、近江屋まで戻ってくると、竜馬襲撃の情報を掴んでいた土方が近江屋の前にいました。
土方の姿を見て竜馬に何かあったことを感じたRYOは、急いで中に入りましたが、竜馬はすでに切られていました。
それから数年後、RYOは、蝦夷・江差沖にて座礁した五稜郭政府旗艦・開陽の傾く甲板の上で、土方になぜ竜馬を殺した、と詰問すると、土方に切りかかりました。
以上、映画「龍 RYO」のあらすじと結末でした。
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