サクラダリセット 後篇の紹介:2017年日本映画。河野裕原作の同名ライトノベルを二部作として実写映画化したSF青春ファンタジーの後編です。前作で死んだ同級生を復活させた能力者の主人公たちは、咲良田の街から能力を消し去ろうとする人物と対峙することになります。
監督:深川栄洋 出演者:野村周平(浅井ケイ)、黒島結菜(春埼美空)、平祐奈(相麻菫)、健太郎(中野智樹)、玉城ティナ(村瀬陽香)、恒松祐里(岡絵里)ほか
映画「サクラダリセット後篇」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「サクラダリセット後篇」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
サクラダリセット後篇の予告編 動画
映画「サクラダリセット後篇」解説
この解説記事には映画「サクラダリセット後篇」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
サクラダリセット後篇のネタバレあらすじ:起
能力者の住む街「咲良田(さくらだ)」。街の能力者を監視・支配する管理局からは未来の予知能力を持った“魔女”がいなくなり、街の未来予想図を描ける人物が誰一人いなくなっていました。かねてから“能力”に対して強い憎しみを抱いていた管理局の対策室室長・浦地正宗(及川光博)はこれを好機と見て、“ロックと解除”の能力者・加賀谷(丸山智己)や感情を色で見分ける能力者・索引さん(中島亜梨沙)と共に、咲良田から全ての能力を消し去る“サクラダリセット(聖なる再生)”を行い、咲良田を新しく生まれ変わらせようと動き出しました。咲良田の街では能力の暴走が始まり、ショッピングモールで大爆発が起こるなど情勢は不安定化していきました。
サクラダリセット後篇のネタバレあらすじ:承
咲良田の街に初めて能力が根付いたのは今から約50年前、若き日の魔女と浦地の両親の3人が始まりでした。浦地の父は特定の記憶を消す能力、母は能力を保持する能力を有しており、その影響力は今もなお咲良田の街に幼き日の加賀谷の“ロック”の能力によって浦地の両親は封印されて長い眠りにつき、能力のせいで両親を取り上げられたことに激しい憤りを覚えた浦地は能力そのものを憎むようになったのです。浦地は自らが持つ“相手の記憶を巻き戻せる”能力を使い、次々と能力を消していきました。自らを魔女の後継者と名乗る未来予知能力者・相麻菫(平祐奈)から浦地の計画を聞いた記憶保持の能力者・浅井ケイ(野村周平)は計画を阻止しようと決意しましたが、ケイの良き相棒でリセットの能力者・春埼美空(黒島結菜)の能力も奪われてしまいました。
サクラダリセット後篇のネタバレあらすじ:転
幸いなことに能力が消えなかった唯一の人間であるケイは、復活を果たした菫が2年前に死を選んだ真相に辿り着きました。未来予知能力を持つ菫は能力が消え去った咲良田の未来を予知しており、いっそのこと死ぬことで“相麻菫”の存在を捨て去り、新たな別人格に生まれ変わろうと思っていたのです。ケイは佐々野からもらった写真を使って、記憶をも消された美空を始めて自分たちが出会った過去の世界に連れて行き、美空の記憶を取り戻したうえでリセットをしてもらいました。ケイは“声を届ける”中野智樹(健太郎)や“相手の能力をコピーできる”坂上央介(岩井拳士朗)、“人の記憶を操作する”岡絵里(恒松祐里)、“”宇川紗々音(岡本玲)らと共に浦地の作戦を阻止するため立ち上がりました。
サクラダリセット後篇の結末
ケイは自らが管理局の頂点に立ち、能力者がより良く暮らせる新たな社会を作ろうと決意し、浦地と対峙しました。浦地は従うフリをしてケイの能力をロックしようとしましたがケイの仲間たちがこれを阻止しました。ケイと浦地のやり取りは折り合いがつかず、双方の意見を対立させて着地点が見えない状態でしたが、ケイは中野の“声を届ける”能力を使い、浦地の両親をロックしたことに長年罪悪感を抱き続けていた加賀谷を説得して味方につけ、遂に浦地も折れてケイに協力することになりました。咲良田は再び元の能力者の街に戻り、互いにケイに想いを寄せている美空と菫はこれからも良きライバル関係になりそうです。美空は坂上を介してケイの過去の記憶全てをコピーしたいと願い出、ケイの許しを得てコピーを開始しました。
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