世界は今日から君のものの紹介:2016年日本映画。門脇麦がオタク女子を演じた作品。高校の頃から、5年間引きこもっていた主人公の小沼真実。好きなマンガやイラストを正確に模写し、毎日過ごしてきました。ある時ゲームのバグ出しの仕事を始めた真実は、ひょんなことからゲームのイラストに手を加え、それをきっかけに特技である絵を描く才能が認めらるようになります。しかし思い通りに事は進まず…。
監督:尾崎将也 出演:門脇麦(真実)、三浦貴大(矢部遼太郎)、比留川游(安藤恵利香)、マキタスポーツ(英輔)、YOU(美佳)、ほか
映画「世界は今日から君のもの」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「世界は今日から君のもの」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
世界は今日から君のものの予告編 動画
映画「世界は今日から君のもの」解説
この解説記事には映画「世界は今日から君のもの」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
世界は今日から君のもののネタバレあらすじ:起
父親の小沼英輔(マキタスポーツ)と母・美佳(YOU)が離婚し、父と2人暮らしをしている小沼真実(門脇麦)。ある日、休憩中に足を滑らせて海に落ち、手を怪我してしまった真実は工場のバイトをクビになってしまいます。
心配症の英輔は真実のために新しい仕事を探し、ゲーム会社でバグ出しの仕事を始めた真実は、休憩時間に制作部のディレクター・矢部遼太郎(三浦貴大)がイラスト変更についてイラストレーターのマブチと電話で話しているのを聞いてしまいます。
マブチから変更はできないと言われ、困り果てる遼太郎。偶然そのイラストの紙を拾った真実は遼太郎に渡そうとしますが、落ち込む遼太郎に声をかけられないまま家に帰ってきてしまいました。真実は自分なりにイラストを変更して、遼太郎のメールに送信します。
翌朝、イラストを見た遼太郎は大喜び。他の修正依頼が遼太郎から送られてきて、真実は再びイラストを修正して送信します。思った通りのイラストになっていて喜ぶ遼太郎ですが、相手が誰なのか気になり、部下に相談することにしました。
世界は今日から君のもののネタバレあらすじ:承
ある日、制作部の社員が主催するサバゲーに、じゃんけんで負けて参加することとなった真実。倉庫の中でサバゲーが始まりますが、真実は初めての経験にどうしていいかわからず逃げ惑います。
一方、戦っていた遼太郎の携帯に部下から連絡があり、キャラクターのデザイン変更をしたのが真実だと判明しました。真実を探す遼太郎は、足を滑らせ階段から落ちてしまった真実を発見し、真実を家まで送っていきます。突然、真実の上司が家を訪れたことに驚き喜ぶ英輔。しかも、娘にイラストを描く才能があると知った英輔はもっと驚きます。
真実の才能を眠らせておいてはもったいないと、次の企画で真実を起用することを考える遼太郎。新しいイラストを描いてほしいと頼まれ、真実はすんなり引き受けます。遼太郎から「今の仕事が終わったら、食事でも一緒にしよう」と言われ、淡い恋心を抱く真実。
真実は小学生の頃からイジメにあい、高校の頃から5年間引きこもりとなって、自分の部屋で好きな漫画やイラストをひたすら正確に模写することで現実逃避をしてきました。しかし今までずっと模写をしてきた真実にとって、新しく何かを描くことは難しく、一向に作業が進みません。
遼太郎からはしつこくデザインを急かされ、真実はいてもたってもいられなくなり逃げ出してしまいました。
街をさまよっていた真実は、サバゲーにいた女性・安藤恵利香 (比留川游)と偶然再会します。恵利香は遼太郎の元カノで、サバゲーの時に遼太郎と真実が付き合っていると勘違いして、真実を必要以上に追いかけまわしたことを謝りました。この日から真実は家に帰らず、恵利香の部屋を掃除をする約束で、住まわせてもらうことになります。
真実が帰ってこずに心配する英輔は、遼太郎に相談しました。そして真実から送られてきた写真を見て、ピンとくる遼太郎。
世界は今日から君のもののネタバレあらすじ:転
ある日、真実が台所で料理をしていると、酔っ払った恵利香をおぶった男性がやってきます。真実が昔イジメられていて、引きこもり経験があると知った男性は、ある講座に真実を呼びました。その講座とは、「青少年の今を考える市民講座」で、部屋には数人の子どもと親がいます。
男性から、「実体験から引きこもりの抜け出すヒントをもらいたい」と言われ、困る真実。「自分は何も克服できたわけではない」と言い、部屋を飛び出します。すると一人の少女が追いかけてきて、小さな玉をくれました。
このことで前に一歩踏み出そうと考えた真実は、自分なりに想像を膨らませてスケッチブックにデザインを描いてみました。その絵を見た恵利香が、「自分の知り合いにデザイナーがいるのでもっとたくさん描いたら、見せてみよう」と言います。それからは外へ出て、思うがままに描く真実。
世界は今日から君のものの結末
神社で描いていた真実ですが、気が付いたらスケッチブックがなくなっていました。落ち込む真実に「取り返しに行こう」と言う恵利香。遼太郎のいる会社に行ったものの、犯人は遼太郎ではないことが判明します。
母の美佳が取ったのだと思い、美佳の店に行く真実。しかし犯人はマブチで、マブチは真実にイラストの仕事をとられるのではないかと心配し、不安になってスケッチブックを盗んだのでした。
それからは、マブチの下で仕事のアシスタントをするようになった真実。恵利香からは「アシスタントなんてしないで、デザイナーとしてやってみればいい」と言われますが、一歩ずつでいいと考える真実は、少しずつ前に進み始めたのでした。
以上、映画「世界は今日から君のもの」のあらすじと結末でした。
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