潜伏 senpukuの紹介:2013年日本映画。オウム真理教の元信者・菊地直子の17年間にわたる逃亡生活をモデルにした作品。指名手配犯として逃亡し続ける新興宗教団体の女性と、彼女を愛しかくまい続けた男性との出会いと別れを描いた人間ドラマ。
監督:保坂延彦 出演:土屋貴子(波子)、なだぎ武(山路)、東野克、真由子、宮下雄也、ほんこん、下條アトム、ほか
映画「潜伏 senpuku」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「潜伏 senpuku」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
潜伏 senpukuの予告編 動画
映画「潜伏 senpuku」解説
この解説記事には映画「潜伏 senpuku」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
潜伏 senpukuのネタバレあらすじ:起
2002年、新興宗教団体「カーマの家」の信者である波子は、信者の男性・タサカと一緒に逃亡生活を始めます。殺人・殺人未遂の罪で全国に指名手配されている波子。タサカとは愛のない生活をおくる一方、毎晩のようにタサカから求められそれを拒むこともしない波子。
事務の仕事をしていた波子は、ある日同じ職場の山路から食事に誘われます。山路のやさしさに触れ、自然と笑顔がこぼれます。そんな波子に惹かれていく山路。
次の日、波子は山路を誘ってカラオケに行きました。酔っ払って帰った波子は、カラオケに久し振りに行った話をタサカにしますが、自分たちは逃亡犯であることを言われ、現実に引き戻されます。
潜伏 senpukuのネタバレあらすじ:承
山路と海へデートに出かけた波子は、突然キスされます。しかし波子には同居する男性がいると知り、動揺して帰る山路。
そんなある日、突然山路が会社を辞めることになりました。会社の屋上で山路から告白され、二人はその日の夜に結ばれました。そして二人で一緒に住むことにし、新居に引っ越し。仕事も新たに変えた波子は、山路の得意先である老人ホームの事務員として働き始めます。パソコンを使いこなし黙々と仕事をこなす波子に、施設長は信頼を置いていました。
そして以前から介護の仕事に興味があった波子は、介護ヘルパーとしても働き始めます。
潜伏 senpukuのネタバレあらすじ:転
町中には殺人・殺人未遂で逃亡中の手配犯・松岡祥子(36)の顔写真が貼られ、懸賞金がかけられます。会社の同僚たちがその話をするのを、横でじっと聞いている波子。
ある日、波子は熱を出してしまいます。山路が病院に行くようにすすめますが、「保険証を持っていない」と言い病院に行きたがりません。
意を決し山路は、結婚をしようとプロポーズします。すると結婚はできないと断り、自分の本名は松岡祥子で指名手配犯だと告白する波子。以前から波子が何か隠しているとうすうす気が付いていた山路ですが、指名手配犯だと知り少し動揺。波子のことを全て知った上で、波子と一緒に生きていくことを決めた山路。写真館でウエディングドレスを着た波子とタキシード姿の山路が記念写真を撮り、仲睦まじい普通の夫婦のように生活しているところに、山路の後輩の男が訪ねてきました。震災で仕事がなく、金を100万円借りたいという後輩に、振り込む約束をする山路。
潜伏 senpukuの結末
2012年、無事に二人で新年を迎えられて喜ぶ山路。波子はカーマの家との出会いを話します。厳しい家で育ち、自分に自信がなかった波子は、自信をつけるためにヨガを習い始めました。そこがカーマの家でした。その話をしていると、「逃走していた元信者が出頭」とテレビのニュースで流れます。焦った波子は、タサカに連絡を取りました。まだタサカとつながっていたことを知った山路が、波子とタサカとの縁を切ろうとタサカに直接会いに行きます。
一方、波子は仲間が出頭し、自分も出頭するかどうかを悩んでいました。そんな時に、施設長が会社の金を使い込み、施設が経営難に陥っていることを知ります。波子は自分が指名手配犯だと告白し、通報するよう促しました。そうすれば懸賞金の1000万円が手に入り、少しは施設の役に立つと話す波子。山路が家に帰る途中、警察の車に乗せられて波子が連れて行かれます。何か人の役に立つのであれば、いつでも喜んで警察に捕まる覚悟だった波子でした。
以上、映画「潜伏 senpuku」のあらすじと結末でした。
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