Seventh Code セブンス・コードの紹介:2013年日本映画。元AKB48の前田敦子のソロシングル『セブンスコード』を映画化した短編ミステリーサスペンス映画です。東京で知り合った男を追って単身ロシア・ウラジオストクへ渡った女性の顛末を、与謝野晶子の文学も交えて描きます。
監督:黒沢清 出演者:前田敦子(秋子)、鈴木亮平(松永)、アイシー(シャオイェン)、山本浩司(斉藤)ほか
映画「Seventh Code セブンスコード」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「Seventh Code セブンスコード」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
Seventh Code セブンスコードの予告編 動画
映画「Seventh Code セブンスコード」解説
この解説記事には映画「Seventh Code セブンスコード」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
Seventh Code セブンスコードのネタバレあらすじ:起
秋子(前田敦子)は大きなトランクケースを引きずりながらロシア・ウラジオストクの街を彷徨っていました。秋子の旅の目的は、東京・六本木で知り合い、一度だけレストランで奢ってもらった松永(鈴木亮平)という男にお礼を言うことでした。異国の街を歩くことようやく松永の姿を見つけた秋子は彼の元へ駆け寄りますが、松永は秋子のことを全く覚えておらず、食事に誘ったことは認めたものの「大勢で食べた方が楽しいと思ったから」と素っ気ない態度を取り、落ち込む秋子に「外国では愛想よく食事に誘うような人は信じては駄目だ」と忠告しました。
Seventh Code セブンスコードのネタバレあらすじ:承
秋子はそれでも松永にしつこく追いすがりますが、松永は「頼むから俺に付きまとうな」と突き放して姿を消しました。松永が入っていったビルまで押しかけようとした秋子は地元住民らしき男たちに襲われてトランクを奪われてしまいます。金もパスポートも失った秋子はたまたま通りかかった日本料理店に入り、店主の斎藤(山本浩司)にこの店で働かせてほしいと頼み込みました。日本語が堪能な中国人の店員シャオイェン(アイシー)は金を稼いで世界を変える力を手に入れたいといい、斉藤は1億円稼いでみせるなどと豪語するも結局はその日その日を生き抜くのがやっとでした。
Seventh Code セブンスコードのネタバレあらすじ:転
ある日、偶然にも斎藤の店の前を松永の車が通り過ぎました。それに気付いた秋子は店を出て松永の後を追い、斎藤も秋子の後をつけていきました。松永の車がとある廃工場の前に停まっているのを見つけた斎藤はこの廃工場がマフィアのやばい密売品を保管する場所であることを知り、自分が調べるからそれまで松永に会わない方がいいと秋子に忠告しました。秋子は一旦店に戻ると、店を辞めることになったシャオイェンが旅支度をしていました。シャオイェンは秋子に与謝野晶子の詩「旅に立つ」を謡いました。その頃、斎藤は廃工場の中に核兵器用の部品があることを知り、奪って売り捌くために工場の中に入っていきました。秋子はいつまでも戻ってこない斎藤を心配して廃工場に向かうと、そこには斎藤の死体が転がっていました。
Seventh Code セブンスコードの結末
物音がしたので咄嗟に物陰に隠れた秋子は、松永がマフィアらしき人物と会話しているのを聞きました。その後、秋子は松永に声を掛けられ、彼のマンションに誘われました。松永は同居するロシア人マフィアの女性から秋子を始末するよう言われ、スタンガンを手に秋子に襲い掛かろうとしたその時、秋子は豹変したかのように松永に襲い掛かり、格闘戦に持ち込んだ末に松永を殺害しました。そして核兵器の部品を奪った秋子は何者かに電話をかけ、「任務完了です。報酬はユーロとルーブル半分ずつでお願いします」と報告しました。秋子は最初から松永の正体を知っていたようです。報酬を手にした秋子はヒッチハイクでトラックをつかまえてモスクワへ向かい、荷台でシャオイェンから教わった与謝野晶子の詩「いざ、天の日は我がために金の車をきしらせよ、颶風の羽は東より、いざこころよく我を追へ」を叫びました。その時、どこからか走ってきた車から銃声が鳴り響き、秋子はトラックごと爆破炎上しました。
この映画の感想を投稿する