しあわせのかおりの紹介：2008年日本映画。小さな中華料理店を舞台に、高齢の中華料理店のオーナーと、人生に迷うシングルマザーが織りなす温かな心の触れあいを描いた作品。人の温かい心と、美味しそうな数々の料理に、しあわせを感じる作品となっています。
監督：三原光尋 出演：中谷美紀（山下貴子）、藤竜也（王慶国）、田中圭（高橋明）、八千草薫（永田百合子）、ほか
映画「しあわせのかおり」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「しあわせのかおり」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「しあわせのかおり」解説
この解説記事には映画「しあわせのかおり」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
「しあわせのかおり」のネタバレあらすじ：人々に愛される味
王が経営する小さな中華料理店、子上海飯店は今日も常連客で繁盛しています。百貨店の食品営業部で働く貴子は出店交渉のため、何度も子上海飯店に足を運びますが、全く相手にしてもらえません。そんなある日、王が作る料理を食べた貴子は、王の料理の美味しさの虜になり、常連客となります。年老いた王は弟子をとらず、１人で料理を作っていましたが、過労で倒れ入院してしまいます。王には麻痺が残っており、医者からは中華料理店を続けるのは無理だと言われてしまいます。
「しあわせのかおり」のネタバレあらすじ：師匠と弟子
事情を知った貴子は、王にお店を手伝いたいと申し出ます。突然の申し出に初めは戸惑う王でしたが、貴子の情熱に心を動かされ、貴子を受け入れることを決めます。王が作る美味しい中華料理を習得するのは困難なことでしたが、貴子は王のアドバイスを真摯に受け止めながら、着々と腕を磨いていきます。そんなある日、加賀友禅の工房の社長である百合子が、子上海飯店で大切な食事会を開いて欲しいと王にお願いに訪れます。王は自分の体調を理由に断ります。
「しあわせのかおり」のネタバレあらすじ：お互いを想う気持ち
ある日、地元の関係者を集めた宴で貴子が料理の腕を奮う機会が与えられます。しかし、貴子が提供した料理で食中毒が発生し、貴子は責任を感じてふさぎこんでしまいます。王は、落ち込む貴子に、百合子が主宰する食事会の料理を任せることにします。王は、自分の故郷の味を貴子に教えるため、故郷に貴子を招きます。王の故郷の人々に温かく迎えられた貴子は、もう一度、中華料理に挑戦する決意を固めるのでした。
「しあわせのかおり」の結末：２人で作りあげた料理
日本に帰った貴子は、食事会への練習に励みます。貴子が腕によりをかけて作った料理は好評で、食事会は和やかに進みます。最後に、百合子は、王の得意料理であるトマト卵炒めを追加注文します。貴子は、自分の料理を作るのをずっと見守ってきた王に料理を作ることを託します。食事会は大成功に終わり、王と貴子は、２人で静かに成功の祝杯をあげるのでした。
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