劇場版 「進撃の巨人」 Season2~覚醒の咆哮~の紹介:2018年日本映画。TVアニメ「進撃の巨人」の第2期にあたる「進撃の巨人 Season2」を再編集した劇場版。同期のアニ・レオンハートが調査兵団の行動を妨害した「女型の巨人」であったことが判明し衝撃を受けるエレン・イェーガー達でしたが、今度は、ベルトルト・フーバー、ライナー・ブラウンがウォールマリアの扉を壊した「超大型巨人」、「鎧の巨人」であることがわかります。ライナー達は、巨人に変身できるエレンに同行を求めますが、エレンが拒否するとエレンを強引に拉致してします。調査兵団団長エルヴィン・スミスは、人類が巨人に対抗できる唯一の存在であるエレンを奪還する作戦を決行します。
監督:肥塚正史 声優:エレン・イェーガー(梶裕貴)、ミカサ・アッカーマン (石川由依)、アルミン・アルレルト(井上麻里奈)、ジャン・キルシュタイン(谷山紀章)、ライナー・ブラウン(細谷佳正)、ベルトルト・フーバー(橋詰知久)、コニー・スプリンガー(下野紘)、サシャ・ブラウス(小林ゆう)、クリスタ・レンズ(三上枝織)、ユミル (藤田咲)、リヴァイ(神谷浩史)、エルヴィン・スミス(小野大輔)、ハンジ・ゾエ(朴ろみ)、ほか
映画「進撃の巨人 Season2 覚醒の咆哮」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「進撃の巨人 Season2 覚醒の咆哮」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
劇場版 「進撃の巨人」 Season2~覚醒の咆哮~の予告編 動画
映画「進撃の巨人 Season2 覚醒の咆哮」解説
この解説記事には映画「進撃の巨人 Season2 覚醒の咆哮」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
劇場版 「進撃の巨人」 Season2~覚醒の咆哮~のネタバレあらすじ:起
まだ巨人に突破されていないウォールローゼの内側に巨人出現という報に騒然とする兵団本部。調査兵団分隊長であるミケ・ザカリアスが巨人討伐にあたりますが、これまで見たことがない全身が体毛で覆われた奇行種「獣の巨人」に攻撃されてしまいます。
獣の巨人は、それまでの巨人とは違って他の巨人の統率ができるほか、言葉をしゃべることもできました。あまりの事態に衝撃を受けたミケは、獣の巨人の問いに言葉を返すことができませんでした。獣の巨人は、ミケの立体起動装置を奪い取ると、巨人にミケを食い殺させました。
巨人の進入経路を探すべくウォールローゼを確認する調査兵団でしたが、巨人が出入りできるような穴を見つけることはできませんでした。夜となり、コニーやライナー達は古い塔で休憩を取りますが、気が付くと塔は、夜は動けないはずの巨人に囲まれていました。さらに、ウォールローゼの上には、ミケが遭遇した獣の巨人も現れました。
コニー達と行動していた調査兵団が巨人を討伐に乗り出しますが、巨人の数は多く、また巨人が組織だった行動をとったため、次々に殺されてしまいます。窮地に陥るコニー達でしたが、その時、ユミルがナイフで自分の体を傷つけると巨人となり、巨人に襲い掛かります。ユミルは、コニー達がいる塔を破壊して巨人たちを下敷きにし、そこにエレン達が救援にかけつけ、巨人を一掃することができました。
劇場版 「進撃の巨人」 Season2~覚醒の咆哮~のネタバレあらすじ:承
エレン達は、巨人から人に戻り気を失っているユミルや、コニー達を安全な壁の上まで運びますが、そこでライナーとベルトルトが、突然故郷に帰る話で盛り上がります。そしてライナーは、宿舎に引き上げようとするエレンを呼び止めて、自分が「鎧の巨人」で、ベルトルトが「超大型巨人」であると話します。
そしてライナーは、エレンに自分達と一緒に来るように誘いますが、話が全く理解できないエレンはライナーの申し出を拒絶しました。するとライナーはエレンを強引に連れ去ろうとしますが、事前にライナーとベルトルトが「女型の巨人」であるアニの仲間ではないかと聞かされていて警戒していたミカサが、ライナーを攻撃してエレンを遠ざけました。
すると、ライナーとベルトルトは、それぞれ鎧の巨人、超大型巨人に変身します。そして鎧の巨人は、エレンを掴むと壁を滑り降りますが、その時、エレンが自分の手を噛み巨人に変身しました。そして、壁の上では、超大型巨人がユミルとクリスタを口の中に入れました。ハンジ達は、超大型巨人に攻撃を仕掛けますが、超大型巨人は全身から蒸気を吹き出し、ハンジ達が近づくのを妨害しました。ハンジは、長い時間蒸気を出し続けるのは無理と見て、持久戦に持ちこみます。
壁の下では、鎧の巨人とエレンの戦いが続きますが、鎧の巨人の固い皮膚に打撃が全く通じなかったエレンは、アニから教わった関節技で反撃に出ます。さらにミカサの援護を受け、エレンは鎧の巨人を倒し、関節技で首をへし折ろうとしますが、ライナーは最後の力を振り絞って壁の近くまで来ると、そこに超大型巨人が落ちてきました。
劇場版 「進撃の巨人」 Season2~覚醒の咆哮~のネタバレあらすじ:転
壁の上で寝ていたミカサは、目が覚めると慌てて壁の下を見ますが、壁の下には何か落ちたような大穴があるだけでした。ミカサは、近くに居たアルミンに事情を聴きますが、アルミンは「エレンは連れさられた」と言いました。エレンがいない状況に落ち込むミカサでしたが、旧知のハンネスに励まされてやる気を取り戻しました。
そして、エレンを奪還するため、調査兵団団長エルヴィン・スミスが、部隊を引き連れやってきました。ハンジは、エレンやハンジ達と戦った鎧の巨人と超大型巨人の体力はまだ回復しておらず、近くの森の中にまだ潜んでいるはずとエルヴィンに進言したことから、エルヴィンは森に向かうことを決定しました。
その森の中でエレンが目覚めると、近くにライナーやベルトルト、さらにユミルがいました。エレンは、巨人になろうとしましたが、「今体力を使うのはよくない」とユミルに止められました。ライナーは、とりとめのない話をしますが様子がおかしく、ユミルから「何かを隠しているのではないか」と突っ込まれます。
エレンは、鎧の巨人達がウォールマリアを壊した時に飛んだ壁の破片に家を潰されて、母親が逃げられなくなり巨人に食べられたことを持ち出してライナーを責めますが、ライナーは一喝して取り合いませんでした。ユミルは、塔で巨人に襲われているときに見た獣の巨人の話をしますが、ライナーがクリスタの事を持ち出すと、ユミルは口を噤みました。
その時、緑の信号弾が上空に上がり、ライナーは、調査兵団がこの森に向かって進んでいることを知りました。「出発する」と告げるライナーにエレンは激しく反発しますが、ライナーに関節技を決められ意識を失います。その時、森に向かっていたミカサは、巨人に変身する時に発する光を見つけ、エレン達が森の中にいることを確信しました。
劇場版 「進撃の巨人」 Season2~覚醒の咆哮~の結末
ミカサ達が、巨人の叫び声がした森の奥へ進むと、そこには巨人に変身したユミルがいました。コニーがエレン達の行方を尋ねますが、エミルはクリスタを見つけると、クリスタをさらってコニー達から逃げ出し、ライナー達に合流しました。
エレンが目を覚ますと、ミカサ達が鎧の巨人に襲い掛かっているところでした。ベルトルトは、縛られているエレンと共に鎧の巨人の首の後ろに移動し、さらに鎧の巨人に手で覆ってもらい、ミカサ達の攻撃から逃れました。その時、前方からエルヴィンが誘導してきた巨人の大群が、鎧の巨人に向かってきて、鎧の巨人は巨人の大群を突破できず倒れてしまいました。
鎧の巨人は、巨人の大群を突破するためにエレン達を覆っていた手を放しますが、そこにアルミンがたどり着きました。アルミンは「囚われているアニが激しい拷問を受けている」と言うと、激昂したベルトルトが立ち上がってアルミンを切ろうとしますが、その瞬間にエルヴィンがエレンを縛っていたロープを切り、ミカサがエレンを救出しました。
エレンを救出したミカサ達は、その場から撤退を開始しますが、鎧の巨人は、自分の周りに居る巨人をエレン達に投げつけ、エレンとミカサは落馬してしまいます。そこに、昔エレンの母親を食べた巨人が近寄ってきました。エレンは、巨人に変身しようとしますが、なぜか変身できません。
その間に、周りを巨人に囲まれ逃げ場が無くなった時、ミカサは、エレンに涙を流しながら、生き方を教えてくれてありがとう、と礼を言いました。その言葉に奮い立ったエレンは、巨人に素手で立ち向かいますが、その時周りにいた巨人がエレン達を無視して、一斉にエレンが攻撃した巨人に襲い掛かり、食い殺してしまいました。
さらに、エレン達を追いかけて来た鎧の巨人とベルトルトをエレンが一喝すると、それに呼応して巨人達が、鎧の巨人に襲い掛かり、その間にエレン達は撤退することができました。アルミンは、巨人たちが自分達を無視して鎧の巨人などを攻撃したのは、エレンがそうさせたのではないか、と言いました。それを聞いたエレンは、自分が為すべきことを自覚しました。
以上、映画「劇場版 「進撃の巨人」 Season2~覚醒の咆哮~」のあらすじと結末でした。
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