SP 革命篇の紹介:2011年日本映画。「SP 革命篇」はフジテレビ人気ドラマシリーズSPの映画完結篇です。「SP 野望篇」の続編となります。前回上司である尾形の野望を知ってしまった主人公井上が、その野望を阻止すべく戦います。国会が行われている国会議事堂が舞台となり、大掛かりなアクションが繰り広げられます。また心理戦も複雑でよく見ていないとそれぞれが思っている事、考えていることが分かりづらいです。それぞれの考え方は違っていても、尾形と井上は互いを認め合っている所があり、その辺りが見どころでもあります。
監督: 柴山努 出演者: 岡田准一(井上薫)、堤真一(尾形総一郎)、香川照之(伊達國雄)、真木よう子(笹本絵里)、松尾論(山本隆文)、神尾佑(石田光男)ほか
映画「SP 革命篇」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「SP 革命篇」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
SP 革命篇の予告編 動画
映画「SP 革命篇」解説
この解説記事には映画「SP 革命篇」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
SP 革命篇のネタバレあらすじ:革命の準備
尾形と伊達が計画する国家を変革させようという革命の実行の時は迫っていました。国会会議中に仲間と共に革命を起こすため、準備万態に整えていました。そんな時、主人公井上の所属する警視庁警備部警備課第4係は国会会期中の警備の任務を任されていました。第4係の上司は尾形であり、その尾形の野望を井上だけは知っていました。尾形に注力しつつ、井上は国会の警備にあたります。革命側は第4係の対策のために、もう1チーム革命側の息のかかった警備チームを配備するよう取り計らいます。また、官僚にも革命側の息のかかった人間がおり、都内某所の邸宅でワインを飲みながら、呑気に革命を見学しようとしている官僚達もいました。
SP 革命篇のネタバレあらすじ:国会での死闘
国会の警備に当たる第4係ですが、革命側の息のかかったSPチームの攻撃を受けます。井上以外の第4係のチームはなぜ同じ警護課のSPから攻撃を受けなければならないのか混乱しますが、井上からの説得を受け戦うことになります。国会内では尾形が銃を放ち、今から革命を起こすことを宣言します。国会内放ち騒然となり、保身に走る国会議員達を見ながら、「こんな腐った国を我々は変える」と尾形は宣言し、革命メンバーが国会内に流れ混んでいきます。そんな中、井上達は手強い革命側のSPを相手に死闘を繰り返していました。
SP 革命篇のネタバレあらすじ:尾形の秘密
尾形達革命側は国会議員達の悪事を暴き白日の元に晒していきます。実は尾形の真の狙いは麻田総理にあったのでした。警視庁の諜報課のメンバーは尾形総一郎という名前が偽名であり、本当は昔麻田総理の悪事の犠牲となり亡くなった成瀬議員の息子であることが判明します。尾形の真の目的は麻田の悪事を暴き、彼を殺し復讐することでした。そのことを同期の諜報課のメンバーからの知らされた井上は尾形を止めるべく、革命側のSPを倒し会議室内に侵入します。応援のSP達も駆けつけて井上達は会議室内の侵入に成功します。一気に形勢逆転となり、尾形は伊達に助けを求めます。伊達は実は尾形と同じ革命側という存在だけではなく尾形と兄弟で、同じく成瀬議員の息子だったのです。ところが革命が失敗だと悟った伊達はシラを切り、自分の保身に走りSP達に尾形達を確保するように言います。
SP 革命篇のネタバレあらすじ:尾形と井上
ここまでと悟った尾形は麻田に銃を突きつけて出ていきます。それを追いかける井上とホールで対峙することになります。尾形は「お前の親もこいつに殺された。お前もこちら側の人間だ。」と井上を誘い込もうとします。実は井上の両親も麻田の悪事で犠牲になっていたのでした。尾形と井上の心理戦が繰り広げられますが、井上は自分の復讐心よりもSPとしての職務を全うし、尾形から麻田総理を守ります。尾形は身柄を確保され、革命は失敗に終わります。革命の様子をお客様気分で見ていた革命側の高級官僚達でしたが、何者かが仕掛けた爆弾によって官僚達が集っていた邸宅もろとも吹き飛んでしまいます。諜報課の課長は官僚達も逮捕するため、邸宅の目前まで来ていましたが、邸宅もろとも吹き飛んでしまい、闇が深いことともっと大きな力が関わっていることを悟ります。
SP 革命篇の結末:尾形からの手紙
全てが終わり、井上は尾形からの自分宛の手紙を読んでいました。その頃身柄を拘束された尾形は取り調べを受けるため、看視に連れられて歩いています。そこで看視の一人が尾形に話しかけます。「時を待てとのことです。」そう尾形に告げます。尾形は無言でその言葉を聞きます。そして空を仰ぎ見て井上のこのを想います。井上は尾形からの手紙を読んでいます。でもその手紙の内容がどういうものなのか、尾形と井上以外誰も知ることはありませんでした。井上を長年苦しめていた特集能力に伴う頭痛はいつの間にか和らいでいました。でも治ることはありませんでした。それは何かまだ巨大な力がこの国でした動いていることを暗示しているようでした。
以上、映画「SP革命篇」のあらすじと結末でした。
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