SP 野望篇の紹介:2010年日本映画。フジテレビの深夜枠の連続ドラマとしてスタートし、人気が出てスペシャルドラマから映画へと波及しました。子供の頃のトラウマから特殊能力を持つこととなった主人公のSPがプロフェッショナルに職務を全うする姿を描いていますが、それだけではなく、政治や警察の深い闇に触れ真実を追い求める姿も描かれています。野望編は映画作品の前編の位置づけとなっており、多くの謎や伏線がドラマから張り巡らされていて、見逃せない作品となっています。
監督:金城一紀 出演:岡田准一(井上薫)、堤真一(尾形総一郎)、真木よう子(笹本絵里)、松尾諭(山本隆文)、神尾佑(石田光男)、香川照之(伊達國男)ほか
映画「SP 野望篇」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「SP 野望篇」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
SP野望編の予告編 動画
映画「SP 野望篇」解説
この解説記事には映画「SP 野望篇」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
SP 野望篇のネタバレあらすじ:上司からの誘い
麻田首相襲撃事件依頼、主人公であるSPの井上は、上司である尾形に疑いの目を向けていました。1ヶ月後、六本木ヒルズのイベントで応援警護に当たっていた井上は、爆弾テロを起こそうとする不審な男を逮捕します。一方、尾形は公安部に目をつけられながらも、同じ大学の政治サークル「雄翔会」で、メンバーと彼らを支援する与党幹事長・伊達と共に、世間を揺るがす強大な計画を実行しようとしていました。井上を計画に引き入れたい尾形は、20年前の場所で井上を誘いますが、彼は尾形の誘いをきっぱりと断ります。
SP 野望篇のネタバレあらすじ:狙われた第4係
翌日、井上が所属する第4係は、伊達の警備を命じられます。丁度任務を終えた時に、北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイルを発射したという情報が入ります。井上たち4人は、尾形に命じらて、事態に対応するために国会議事堂に向かう官房長官の警護を担当することになります。井上の存在を疎ましく思っていた伊達らは、この機会に井上を排除しようとします。そのため、第4係は突如送り込まれたテロリストの襲撃を受けてしまいます。
SP 野望篇のネタバレあらすじ:官邸までの戦い
官房長官を官邸に送り届けるまで、第4係はテロリストたちと戦います。懸命に戦いますが、相手に決定的な致命傷を与えられないまま、乗っていた自動車を壊されてしまい、官房長官と共に徒歩で移動することになってしまいます。徒歩で移動中もテロリストに襲われ、第4係の山本と石田は負傷して動けなくなり、残された井上と笹本の2人で官房長官を送り届けなければならなくなります。官邸までもう直ぐというところで、笹本はクロスボウで肩を射抜かれてしまいます。一人になった井上はなんとか官房長官を官邸まで送り届けることができます。
SP 野望篇の結末:尾形との対峙
任務を終えた井上をビルの屋上から、狙撃手が狙っていました。異変を感じた井上はビルの屋上に目を向けます。すると、狙撃手を帰らせる尾形の姿がありました。尾形はずっと第4係の様子を観察していたものの、井上の命を奪うことを狙撃手に許しませんでした。鋭い眼光で尾形を見つめる井上を、尾形はじっと見つめ返します。二人はお互いに間も無く戦うことになるであろう相手を、じっと見据えています。空には朝日が昇っていました。
以上、SP野望編のあらすじと結末でした。
続編「SP 革命篇」のネタバレあらすじと結末はこちら。
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