宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第二章 発進篇の紹介:2017年日本映画。謎のメッセージを受けた古代たちは、宇宙のどこかで誰かが救いを求めていると信じて、政府が反対する中、ヤマトを発進させる。アステロイドベルトを利用した防衛手段、地球艦隊旗艦・アンドロメダとの対決などオリジナルの『ヤマト』を彷彿させる一方で、第十一番惑星での電光石火の救出作戦という2202独自のエピソードも交えたシリーズ第2作。
監督:羽原信義 出演者:小野大輔(古代進)、桑島法子(森雪)、大塚芳忠(真田志郎)、鈴村健一(島大介)、神谷浩史(クラウス・キーマン)ほか
映画「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第二章 発進篇」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第二章 発進篇」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第二章 発進篇』の予告編 動画
映画「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第二章 発進篇」解説
この解説記事には映画「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第二章 発進篇」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第二章 発進篇』のネタバレあらすじ:起
月面にてガミラス駐地球大使のローレン・バレルに会った元ヤマト・クルーの古代進は、バレルからテレザート星とテレサの存在、そして彼女の持つ膨大な力について説明を受けます。元ヤマト・クルーのみが死んでいった近しい人の幻を見たのはテレサが救いを求めているせいであり、不穏な宙域にあるらしいテレザートにヤマトは行くべきだとバレルは言いました。地球に戻った古代は、ガミラス駐地球武官のクラウス・キーマンに案内されて、ある施設へと入ります。そこは地球艦隊の無人軍事工場で多数の艦艇がありました。この空間は「時間断層」と名付けられていて、ヤマトが地球を救うべくイスカンダルから獲得したコスモリバースシステムの副作用であるとキーマンは言いました。外の世界の10倍も早い時間がここでは過ぎてしまうのです。地球政府はこれを利用してまだ星としての復興間もない段階でアンドロメダを始めとした波動砲艦隊など多くの武力を生み出していました。古代は地球政府統括司令長官・藤堂平九郎にテレザート行きの許可を求めるも藤堂はこれを了承しません。助けを求める声を無視することのできない古代は真田志郎ら元ヤマト・クルーに呼びかけて、地球政府には無断でテレザートへ行こうと計画しました。古代は、婚約者の森雪には巻き込みたくないとして地球に留まれと言いますが、雪はそれに落胆したのか古代の前から姿を消してしまいます。
『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第二章 発進篇』のネタバレあらすじ:承
ヤマト艦内にて古代は真田から艦長代理への就任を頼まれます。真田は、ヤマトにはイスカンダル航行時の艦長だった沖田十三のような采配が適しているとし、それをできるのが古代であるとの考えを示しました。古代はイスカンダルとの約束で放棄したはずの波動砲を自分が命じて使用させてしまう可能性に不安を持ちます。その時、彼は沖田の幻を見ます。沖田は「覚悟を示せ」と言い姿を消しました。ヤマトに元クルーらが集結します。発進準備は着々と進みますが、地球政府はヤマトの無断発進の動きを察知しておりこれを阻止しようとします。藤堂が古代に発進断念を呼びかけ、古代はこの会話をあえて全艦放送で全クルーに聴かせました。藤堂の説得をも拒み、あくまでも救いを求める者に手を差しのべようと初志貫徹する古代に全員が同調したヤマトは、政府の妨害を振り切りテレザートへ向けて発進するのです。
『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第二章 発進篇』のネタバレあらすじ:転
月に滞在している、元ヤマト航空隊長の加藤三郎は今回のヤマトのテレザート行きに誘われていませんでした。それは彼の息子が難病に罹っていて月で治療中の為に誰もが加藤を気遣い声をかけなかったからです。ヤマト反乱を阻止したい政府はアンドロメダにヤマト追撃を命じます。山本玲ら元ヤマト航空隊の面々もテレザート行きに参加する為に地球艦隊を脱走しますが、政府側の追尾に遭い苦戦します。そこにキーマンが助けに入ったことで事態が好転し玲らは無事にヤマトと合流できました。キーマンも古代らとともにテレザートへ向かいます。小惑星帯宙域にてヤマトはアンドロメダと対峙します。アンドロメダ艦長・山南修もテレザート行きを断念するよう説得しますが、古代はこれに応じません。アンドロメダが先に発砲しますが、真田らの手によりヤマトは、小惑星帯に浮遊する多数の岩盤を電磁力で艦体に密着させることで相手からの攻撃を凌ぎます。岩盤は徐々に減っていきますが波動防壁の整備が完了した為にアンドロメダの最後の砲撃からヤマトはその身を護ることができました。正面衝突コースを辿る両艦でしたが、古代と山南双方の意地の張り合いでどちらも回避行動をとらず、側面同士に激しい摩擦を生じさせながら行き過ぎていきました。アンドロメダが反転してヤマト追尾を続行しようとしたその時、地球政府からヤマトの反乱はその容疑が晴れたとの通達が出ます。そして、藤堂からヤマトにテレザート偵察の任が下されました。この背景にはガミラス大使のバレルによる地球政府大統領への働きかけが有ったのです。この後、加藤も妻・真琴の理解を得てヤマトへの合流を遂げました。
『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第二章 発進篇』の結末
太陽系外縁部にある第十一番惑星は地球人とガミラス人とが共生する惑星ですが、今まさにガトランティスの攻撃を受けていました。圧倒的劣勢にここに駐在する外洋防衛師団司令官・土方竜が降伏の意を示したもののガトランティス側は降伏というものを認めておらずあくまで殲滅の構えです。通信手段の全く無い状況で、第十一番惑星に駐屯する斉藤始は部下である永倉志織に惑星外に出て救援を呼ぶように指示します。敵の攻撃を辛くもかいくぐった志織はヤマトに助けられました。その志織により古代は第十一番惑星へ進路をとります。志織の報告によれば多数のガトランティス艦体があり、藤堂もキーマンも反対していましたが、時間が過ぎれば過ぎるほどに生存者の生存確率が低くなるのは明白です。古代はこの状況はバラン星の“1万対1の戦い”の比にならないと考えます。僅かな確率でも生存者がいることを信じる古代はヤマトを惑星上空すれすれにワープアウトさせます。電撃作戦で生存者全員を回収することに成功したヤマトは離脱を図りますが、惑星に更なる巨大艦が多数出現し、強大な一撃を惑星に向けて放ちました。その閃光にヤマトは包まれてしまいます。
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