宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第五章 煉獄篇の紹介:2018年日本映画。TVアニメ「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」の第15話から第18話を再構成したOVA。テレサの前に現れたデスラーの目的は、テレサを手に入れガトランティスのズォーダーとガミラス人が居住可能な惑星を譲渡するように交渉することでした。古代達は、デスラーの目的を阻止するため戦いますが、その場に現れたキーマンによって拘束されてしまいます。しかし、キーマンは、デスラーの背後にいる旧体制派の首魁の正体を突き止めるためにデスラーに従っただけで、目的を果たしたキーマンは、古代達ともにヤマトに帰還します。そのころ、土星宙域では、地球侵攻を開始したガトランティス艦隊と地球防衛艦隊の戦いが始まり、当初は地球艦隊に有利に進んだ戦いは、白色彗星の真の姿である都市帝国が出現したことで、地球防衛艦隊は大打撃を受けてしまいます。そこへ、ヤマトが現れ、新たに開発した「トランジット波動砲」を都市帝国に向けて発射しようとしますが…。
監督:羽原信義 声優:古代進(小野大輔)、森雪(桑島法子)、島大介(鈴村健一)、真田志郎(大塚芳忠)、徳川彦左衛門(麦人)、加藤三郎(細谷佳正)、土方竜(石塚運昇)、斉藤始(東地宏樹)、クラウス・キーマン(神谷浩史)、桂木透子(甲斐田裕子)、ズォーダー(手塚秀彰)、テレサ(神田沙也加)、アベルト・デスラー(山寺宏一)
映画「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第五章 煉獄篇」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第五章 煉獄篇」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第五章 煉獄篇」解説
この解説記事には映画「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第五章 煉獄篇」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第五章 煉獄篇のネタバレあらすじ:起
古代にここに来た目的を聞かれたデスラーは、テレサを交渉材料としてガトランティスのズォーダーと交渉するためと答えました。その時、斉藤達が現れ、デスラーが連れて来たロボット兵と戦い始め、さらに上空では、ヤマトが囮となって、キーマンを古代達の元に送り出しました。
古代が背後からデスラーに銃と突きつけ、ロボット兵の動きを止めると、そこにキーマンが駆け付けロボット兵を全滅させました。しかし、キーマンは、デスラーの前に立つと、デスラーの甥であるランハルト・デスラーと名乗り、デスラーに、ガミラス帝国を作り宇宙に覇権を広げたのは、数十年以内に滅ぶガミラス星に代わる移住可能な星を見つけるためか、と尋ねました。
デスラーはこれを肯定し、ズォーダーと交渉するのも、そのためだと答えました。デスラーは、キーマンに自分と共に歩むなら感情を捨てろ、呼びかけると、キーマンは、すまない、と言って古代に向けて銃を撃ちました。
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第五章 煉獄篇のネタバレあらすじ:承
ガミラス艦隊と交戦していたヤマトは、キーマンが反波動格子を作動させたため、波動エンジンが停止して行動不能となり、ガミラス艦隊に包囲されました。古代達は、キーマンに連行されガミラス艦の中に監禁されていました。デスラーは、ガミラス星に潜伏していた旧体制派の黒幕であるギムレーと連絡を取ると、ギムレーは、ガミラス星でデスラーを迎えるために蜂起すると言いました。
デスラーと共に歩むことを決めたキーマンでしたが、密かにテレサの元を訪れると、進むべき道を尋ねました。すると、テレサは、感じた事に従うべき、と答えました。さらにそこにデスラーも現れますが、ガミラス星を救うためとはいえ覇権を広げる過程で多くの臣民を犠牲にしたことを悔やむデスラーに、テレサは、誰かを大切に思う気持ちがある限り、民を率いる資格がある、と言いました。
艦に帰ったキーマンは、反波動格子を作動させるのをやめヤマトを行動可能にすると、古代達を解放しました。実は、キーマンは現ガミラス政府の工作員であり、旧体制派の黒幕を探るため二重スパイとなって旧体制派に潜入していたのでした。
キーマンの手引きにより古代達はヤマトに帰還し、キーマンも脱出の際に負傷したものの、救助されヤマトに帰還しました。全ての縁が整った事を見守ったテレサは、テレザート星ごと姿を消しました。ヤマトは、ガトランティスの侵攻を阻止するために地球へ向けて発進しました。
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第五章 煉獄篇のネタバレあらすじ:転
近日中に予想されるガトランティスの侵攻に向けて地球防衛軍は、時間断層内において新兵器の開発を行っていました。また、ヤマトにおいてもキーマンが仕込んだ反波動格子を利用したトランジット波動砲の開発が進められていました。
こうして戦いに向けた準備が進む中、土星宙域において、ついに、ガトランティス艦隊と地球防衛軍艦隊の戦いが始まりました。圧倒的な数のガトランティス艦隊は、数に物を言わせて中央突破を図り、地球艦隊は押され始めます。
さらにガトランティスの巨大戦艦が現れ、その攻撃により地球防衛艦隊は突き崩されますが、そこに時間断層内に隠れていた地球防衛艦隊の主力たる波動砲艦隊が現れ、波動砲の発射によりガトランティス艦隊の進撃を止めると、地反撃に転じました。
そのころ、ヤマトでは、戦闘機の整備をしていた加藤の元に、子供の命を助ける方法があるので桂木透子の元を訪ねるように、と言うメッセージが届いていました。
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第五章 煉獄篇の結末
ヤマトの艦医である佐渡は、加藤から渡された薬のサンプルを調べ、この薬は不治の病である遊星爆弾症候群に効果があることを確認しました。この薬のサンプルを加藤に渡したのは透子であり、透子は、子供が遊星爆弾症候群である加藤に、この薬のレシピと引き換えに自分への協力求めました。
土星宙域の戦いを観察していたガトランティスは、地球防衛軍が時間断層を利用していることを見抜くと、白色彗星を土星宙域に移動させました。波動砲艦隊は、白色彗星に向けて波動砲の一斉砲撃を行うと、白色彗星の表面で大爆発が起きました。しかし、これは白色彗星表面のガスが吹き飛んだだけで、そこに土星と同じくらいの大きさの巨大な都市帝国が現れました。
波動砲艦隊は、都市帝国に向けても波動砲の一斉射撃を行いましたが、都市帝国には全く効果がなく、逆に都市帝国から放たされる超重力により都市帝国に引きずり込まれて陣形を見だし、そこに巨大ミサイルを撃ち込まれて大損害を出しました。
その時都市帝国の前にヤマトがワープアウトすると、都市帝国に向けて新開発のトランジット波動砲の発射体制に入りました。しかし、トランジット波動砲の発射直前に加藤が、透子から渡された反波動格子の制御装置を起動させて波動エンジンを動作不能にすると、ヤマトは、トランジット波動砲を撃てないまま超重力により都市帝国に引きずり込まれました。
以上、映画「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第五章 煉獄篇」のあらすじと結末でした。
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