劇場版 STEINS;GATE シュタインズ・ゲート 負荷領域のデジャヴの紹介:2012年日本映画。2009年にXbox向けに発売されたゲームを原作とし、2011年にアニメ化されて絶大な人気を博したSF作品の劇場版。本作では完全オリジナル脚本の下、テレビアニメ版エンディングから一年後にラボメンたちを襲った事件について描かれる。
監督:若林漢二 声優:宮野真守(岡部倫太郎)、花澤香菜(椎名まゆり)、関智一(橋田至)、今井麻美(牧瀬紅莉栖)、後藤沙緒里(桐生萌郁)、小林ゆう(漆原るか)、桃井はるこ(フェイリス・ニャンニャン)、田村ゆかり(阿万音鈴羽)、ほか
映画「劇場版STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「劇場版STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
劇場版 STEINS;GATE シュタインズ・ゲート 負荷領域のデジャヴの予告編 動画
映画「劇場版STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ」解説
この解説記事には映画「劇場版STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
劇場版 STEINS;GATE シュタインズ・ゲート 負荷領域のデジャヴのネタバレあらすじ:起
椎名まゆりと牧瀬紅莉栖の二人が命を失わずに済むシュタインズゲート世界線を主人公岡部倫太郎が見出してから、丸一年が過ぎようとしていた。岡部が主催する研究サークルのハッカーである橋田至にも阿万音由季という名の彼女まででき、ラボメン一同は平穏に日常を送っていた。
海外の大学から牧瀬紅莉栖が帰ってくると言うので、まゆりは同じくラボメンの一人である漆原るかと一緒に、空港へ迎えに行くことにする。研究室では残りのラボメンである桐生萌郁と秋原留未穂達も来ていて、皆でお祝いのバーベキューパーティーを企画していた。
久しぶりにクリスを迎え皆で盛り上がる最中、岡部の頭にある光景がよぎる。それはまゆりを助けられなかった世界線で、彼女が電車にはねられる瞬間のものだった。
劇場版 STEINS;GATE シュタインズ・ゲート 負荷領域のデジャヴのネタバレあらすじ:承
戸惑う岡部だったが、しばらく休んで気を取り直し、クリスが欲しがっていたスプーンとフォークのセットをプレゼントする。しかし、その瞬間またしても別の世界線での悲惨な出来事の記憶が岡部を襲い始めた。入ってきた家主の天王寺裕吾に対し錯乱して刃物を振り回す岡部だったが、どうにか再び正気を取り戻す。
由季の娘であり未来からやってきた阿万音鈴羽は、紅莉栖のホテルに侵入する。「携帯電話、電子レンジ、SERN」という三つの言葉を忘れないように言いおくと、彼女は招待も告げずに去っていった。
あくる日、紅莉栖はコインランドリーで岡部と遭遇する。紅莉栖はそこで岡部の白衣の破れを繕ってあげながら、別の世界線の記憶を保持する能力「リーディング・シュタイナー」について話をする。その最中、岡部は忽然と姿を消してしまう。
劇場版 STEINS;GATE シュタインズ・ゲート 負荷領域のデジャヴのネタバレあらすじ:転
戻った紅莉栖は、ラボメンたちにこの研究室の設立者について問うが、紅莉栖自身を含め誰一人として岡部のことは覚えてはいなかった。
違和感を拭えない紅莉栖は、鈴羽に貰ったメモを頼りにおぼろげな記憶を辿りながら、橋田と共にタイムリープマシンを作り上げる。紅莉栖はそれを使ってバーベキューの時へと戻り、岡部の姿を確認する。しかし、岡部が記憶を呼び起こしている最中だけ、彼の姿は消え、周りの人間も彼がいなかったように振る舞うのだった。
鈴羽は紅莉栖を呼び出し、岡部がリーディング・シュタイナーを使いすぎたために、不安定な世界線を漂っているのだと告げる。鈴羽はその原因を改善するために過去に向かおうとするが、歴史改変の恐ろしさを知っている岡部は強くそれを制止する。岡部は自分が消えることすらも受容するつもりだった。
紅莉栖は戸惑いながらも、岡部の言いつけを守り過去に向かうことを思い留まる。そして岡部は「さよなら」と書かれたメールを最後に姿を消してしまう。
劇場版 STEINS;GATE シュタインズ・ゲート 負荷領域のデジャヴの結末
皆が岡部のことを忘れる中、唯一タイムリープをしてきた紅莉栖だけはその記憶を留めていた。過去に戻ることを未だ躊躇する紅莉栖に、鈴羽は未来でも紅莉栖がそのことでずっと苦しみ続けると伝える。紅莉栖はやはり過去へ戻る決心をした。
鈴羽によると、起こった事実を変えてしまうと過去改変が起こるため、過去の岡部の記憶のみを変えるべきだという。2005年に戻った紅莉栖は少年時代の岡部に接触を試みる。しかし、偶然に岡部が目の前でトラックに跳ねられるところを目撃してしまう。過去改変の苦しみを実感する紅莉栖だったが、ラボメン達のお壁に対する記憶が蘇りつつあるのを確認すると、もう一度過去へ戻ることを決める。
2005年のその日は、まゆりが祖母を亡くした日だった。まゆりを元気づけるためにどうしたら良いのか悩む少年時代の岡部に、紅莉栖は岡部が作り出した架空の人格である「狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真」の話を聞かせ、キスをする。そして岡部は無事、シュタインズゲート世界線へと帰還するのであった。
以上、映画「劇場版 STEINS;GATE シュタインズ・ゲート 負荷領域のデジャヴ」のあらすじと結末でした。
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