映画「好きになるその瞬間を。告白実行委員会」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
好きになるその瞬間を。～告白実行委員会～の紹介：2016年日本映画。クリエイターユニットHoneyWorksによる楽曲シリーズ・プロジェクトをベースに制作された劇場アニメーション第2弾。「最悪な出会い」で2つ年上の綾瀬恋雪と知り合った瀬戸口雛は、その時から恋雪の事が気になり、いつの日か好きになっていました。そんな雛を見た雛の幼馴染の榎本虎太朗は複雑な思いを抱いていました。恋雪を追って恋雪と同じ高校に進学した雛でしたが、なかなか距離は縮まりません。そこで雛は、自分の思いをつづったラブレターを恋雪に渡そうとします。
監督：柳沢テツヤ 声優：瀬戸口雛（麻倉もも）、榎本虎太朗（花江夏樹）、綾瀬恋雪（代永翼）、柴崎健（細谷佳正）、山本幸大（松岡禎丞）、高見沢アリサ（東山奈央）、榎本夏樹（戸松遥）
この解説記事には映画「好きになるその瞬間を。告白実行委員会」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
瀬戸口雛は、放課後掃除を終えて急いで部活に向かおうとしますが、その傍らを歩いていたゴミ箱持った男子生徒を転ばせてしまいます。ゴミ箱から出たゴミによりせっかく掃除した床が汚れてしまったため、雛は仁王立ちになって怒りますが、男子生徒から下着が見えていると言われ、さらに怒って男子生徒に詰め寄ります。
その時、雛の隣の家に住んでいる2歳年上の榎本夏樹が通りがかり、この男子生徒は、夏樹と同じ3年生の綾瀬恋雪ということがわかります。雛は、ため口で怒鳴ったことを恋雪に謝りますが、恋雪は笑って許してくれました。
その時、雛は気付きました。いつかこの人を好きになるということを。
それ以来雛は、恋雪のことを意識して見るようになりました。夏樹の弟で雛の幼馴染である虎太朗は、密かに雛の事が好きでしたが、恋雪を見る雛に気付いており複雑に思っていました。
そして、月日は流れ、何もないまま恋雪は中学校を卒業しました。雛は、恋雪と同じ高校に進学すべく猛勉強を開始し、また虎太朗も雛と同じ高校に進学するために同じように勉強し、2人は恋雪と同じ高校に進学しました。
雛は、恋雪を見つけ声をかけると、恋雪は中学時代のように優しく接してくれましたが、1学期の間はそれ以上の進展はありませんでした。そして、2学期に入ると、なぜか恋雪は以前とイメージが変わり、そのためか女子生徒から声をかけられることが多くなり、雛は以前より恋雪と話す機会が無くなってしまいました。
恋雪と話したくても話せない、そんな状況に雛は落ち込んでしまいました。そんな雛を見た虎太朗は、雛を励まそうとしますが空回りしてしまいます。しかし、虎太朗は幼馴染である雛を想い、例え雛が自分以外の人が好きであっても、雛を泣かせないようにしようと心に決めました。
そして月日は流れ、季節は冬になりますが、恋雪に思いを伝えられない雛は、帰り道で会った合田美桜に愚痴ってしまいます。美桜は、自分の気持ちを相手に伝えられなくて後悔した友人の事を挙げ、「このまま思いを伝えず相手が卒業してしまったら、その人は遠くに行ってしまうかもしれない」と言いました。
それを聞いた雛は、その夜、思い切って自分の思いをつづったラブレターを書きました。
そして、次の日の放課後、雛は下駄箱で恋雪のこと待っていましたが、現れた恋雪は涙を流していました。最悪のタイミングでしたが、思い切って雛は恋雪に声をかけたところ、「恋雪は、失恋しちゃいました」と告げ、雛は驚きのあまり固まってしまいます。そして、恋雪は帰って行き、雛はラブレターを握りしめたまま座り込んでしまいました。
そのころ、虎太朗は下駄箱の外で雛の思いをスルーした恋雪を批難しますが、恋雪は、虎太朗が雛のことを好きであることを知ると、「後悔しないように」と言って去っていきました。
その日、虎太朗は雛と一緒に帰り、雛の想いに応えなかった恋雪と結局何もできなかった自分のことを憤りますが、雛はその様子を黙って見つめていました。虎太朗は、今度ある部活のレギュラーを決める紅白戦を見に来るように雛を誘いますが、雛は「気が向いたら」と、あまり乗り気ではありませんでした。
後日、夏樹達と共に映画を見に来た雛と虎太朗でしたが、虎太朗は、雛の事が好きであることを雛に聞こえないように小声で言うと、雛は「知ってる」とポツリとつぶやきました。突然の事に固まる虎太朗に、雛はさらに「レギュラー獲得おめでとう」と言い、虎太朗は、雛が紅白戦を見に来ていたことを知り、真っ赤になってしまいました。
以上、映画「好きになるその瞬間を。～告白実行委員会～」のあらすじと結末でした。
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