劇場版 騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャーの紹介:2020年日本映画。『スーパー戦隊シリーズ』の劇場版『スーパー戦隊祭』が令和時代突入を機に『スーパー戦隊MOVIEパーティー』としてリニューアル。第43作の『騎士竜戦隊リュウソウジャー』と第42作の『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』という三大スーパー戦隊が大集結します。ルパンレンジャーとパトレンジャーの共通の敵であるギャングラーの残党により相棒の“騎士竜”を奪われたリュウソウジャーが究極の決断を迫られながらも両戦隊と共闘することに…。時系列は『リュウソウジャー』のテレビ本編第31話~第37話頃、『ルパパト』は最終回の後となります。『VSシリーズ』の前作『ルパンレンジャーVSパトレンジャーVSキュウレンジャー』で第41作『宇宙戦隊キュウレンジャー』のオウシブラックとして出演した大塚明夫が本作の悪役を演じます。同時上映は第44作の初の劇場版にして前日譚となる『魔進戦隊キラメイジャー エピソードZERO』です。
監督:渡辺勝也 出演:一ノ瀬颯(コウ/リュウソウレッド)、伊藤あさひ(夜野魁利/ルパンレッド)、結木滉星(朝加圭一郎/パトレン1号)、綱啓永(メルト/リュウソウブルー)、尾碕真花(アスナ/リュウソウピンク)、小原唯和(トワ/リュウソウグリーン)、岸田タツヤ(バンバ/リュウソウブラック)、兵頭功海(カナロ/リュウソウゴールド)、濱正悟(宵町透真/ルパンブルー)、工藤遥(早見初美花/ルパンイエロー)、横山涼(陽川咲也/パトレン2号)、奥山かずさ(明神つかさ/パトレン3号)、元木聖也(高尾ノエル/ルパンエックス/パトレンエックス)、田牧そら(オト)ほか 声の出演:てらそままさき(ティラミーゴ)、高木渉(ディメボルケーノ)、竹内良太(モサレックス)、草尾毅(ピーたん)、M・A・O(チビガルー)、白石涼子(クレオン)、釘宮理恵(ジム・カーター)、大塚明夫(ガニマ・ノシアガルダ)ほか
映画「騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
劇場版 騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャーの予告編 動画
映画「騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー」解説
この解説記事には映画「騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
劇場版 騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャーのネタバレあらすじ:起
戦闘民族ドルイドンに組する尖兵クレオン(声:白石涼子/演:神尾直子)は、とある山中でドルイドンの幹部にも知られない自分の隠れ家とするための場所を探していました。そしてクレオンは洞窟の牢屋に辿り着き、そこに幽閉されている異世界犯罪集団ギャングラーの残党ガニマ・ノシアガルダ(声:大塚明夫/演:村岡弘之)を発見しました。
ガミマは牢屋から抜け出せず、「俺様をここに閉じ込めた“あの女”(『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』テレビ本編で死亡したギャングラーの幹部ゴーシュ・ル・メドゥ)はどこだ?」と苛立っていました。そこでクレオンはガニマの強いマイナス感情に目を付け、ガニマを牢から解き放つと怪人“グリフォンマイナソー”(声・演:寺本翔悟)を生み出しました。
その頃、古代人類リュウソウ族の末裔にして“騎士竜戦隊リュウソウジャー”のリュウソウレッドであるコウ(一ノ瀬颯)は相棒の“騎士竜”ティラミーゴ(声:てらそままさき/演:おぐらとしひろ)と川で戯れていましたが、些細なことで喧嘩をしてしまいます。ティラミーゴと別れたコウは、秘宝“ルパンコレクション”を探し続けているルパンエックス/パトレンエックスの高尾ノエル(元木聖也)から「聞きたいことがある」と尋ねられました。
その時、どこからともなくティラミーゴの悲鳴が聞こえ、コウが駆け付けてみると捕らえられたティラミーゴがガニマの体内の金庫に閉じ込められる様を目撃しました。体内に5つの金庫を持つガニマはティラミーゴの他にも騎士竜のディメボルケーノ(声:高木渉)、モサレックス(声:竹内良太)、ピーたん(声:草尾毅)、パキガルー、チビガルー(声:M・A・O)を捕らえており、騎士竜のパワーを我が物としていました。
コウは合流したリュウソウジャーの仲間たちやノエルと共にガニマに立ち向かいますが苦戦を強いられ、コウはいずこへと吹き飛ばされてしまいます。リュウソウジャーを退けたガニマは自ら新生ギャングラーのボスになると宣言、ギャングラー側についたクレオンと共に去っていきました。
劇場版 騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャーのネタバレあらすじ:承
吹き飛ばされて気を失っていたコウは、探偵を名乗る“快盗戦隊ルパンレンジャー”のルパンレッド・夜野魁利(伊藤あさひ)に助けられました。魁利はリュウソウジャーの武器“リュウソウケン”がルパンコレクションであるか鑑定してもらうため、協力者のコグレに写真を送りましたがルパンコレクションではないことが判明しました。
一方、逃げたグリフォンマイナソーを追っていたリュソウジャーのリュウソウブラック・バンバ(岸田タツヤ)と弟のリュウソウグリーン・トワ(小原唯和)でしたが、リュウソウケンを所持していたことから国際警察“警察戦隊パトレンジャー”のパトレン1号・朝加圭一郎(結木滉星)とパトレン2号・陽川咲也(横山涼)に銃刀法違反で逮捕されてしまいました。
一方、リュウソウブルー・メルト(綱啓永)とリュウソウピンク・アスナ(尾碕真花)は、ノエルが“はじまりのリュウソウル”を所持していることを知ります。ノエルは「昔、僕の大事な人(アルセーヌ・ルパン)がリュウソウ族の友人とアイテムを交換したんだ」と説明しました。
そしてもう二度とギャングラーのせいで悲しむ人をつくりたくないと語るノエルは、ルパンレンジャーが所持する8個の“ダイヤルファイター”でガニマの5つの金庫を同時に開けることをメルトとアスナに提案しました。ノエルは魁利とコウに連絡を入れ、ノエルの作戦を察知したグリフォンマイナソーがダイヤルファイターを奪おうと魁利とコウに襲いかかりましたが失敗に終わりました。
その頃、戦いに加わらなかったリュウソウゴールド・カナロ(兵頭功海)は、たまたまガチャガチャをやっていたパトレン3号・明神つかさ(奥山かずさ)と出会います。婚活中のカナロはつかさに一目惚れしてしまい、一緒にお茶でもどうかと誘いました。しかし、二人が入ったレストラン『Un de plus』ではルパンブルー・宵町透真(濱正悟)が働いており、透真とつかさはまさかの再会に驚きました。
二人が恋人なのではと勘違いしたカナロは「俺は(つかさと)結婚する運命なんだ」と宣言したところ、そこにグリフォンマイナソーがダイヤルファイターを奪おうと襲い掛かってきました。透真は後をカナロとつかさに託して店を去り、カナロはリュウソウゴールド(声:兵頭功海/演:岡田和也)に、つかさはパトレン3号(声:奥山かずさ)に変身して応戦、何とかグリフォンマイナソーを追い払いました。
一方、ノエルから連絡を受けたルパンイエロー・早見初美花(工藤遥)はたまたま本屋でカナロの妹オト(田牧そら)と出会って意気投合しますが、現れたクレオンに追われる身となってしまいました。
劇場版 騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャーのネタバレあらすじ:転
「怪物が現れた」との情報を聞いたバンバは国際警察から逃亡、圭一郎と咲也とトワは後を追いました。取調室で咲也と意気投合していたトワは、バンバに「兄さん、この人たちは話せば分かってくれるよ」と伝えました。
コウ・メルト・アスナ・カナロやつかさも合流、リュウソウジャーとパトレンジャーはガニマと対峙しますが、ガニマを倒すことは中に閉じ込められた騎士竜も道連れになることを意味しており、リュウソウレッド(声:一ノ瀬颯/演:伊藤茂騎)の強化形態であるマックスリュウソウレッドやパトレンエックス(声:元木聖也)はどうしてもガニマを倒すことができません。
そこにルパンレンジャーの3人も駆け付けましたが、ガニマはティラミーゴの力を吸収して“ステイタスクインティブルゴールド”に進化してしまいました。ステイタスクインティブルゴールドは金庫1個を開けるのにダイヤルファイターが2個必要であり、8個のダイヤルファイターしか持たないルパンレンジャーにとってはあと2個足りませんでした。リュウソウジャーたちを圧倒したガニマは、翌日に地球を壊滅させると宣言して姿を消しました。
リュウソウジャーたちは世界を救うためには騎士竜の犠牲もやむなしとの苦渋の決断を下しますが、心に迷いがあるコウだけは「時間をくれ…」と言うにとどめました。そんなコウに、魁利は自身の経験も踏まえて「大事な仲間を助けたいなら自分の正しさを貫くべきだ」と助言しました。
魁利は宿命のライバルである圭一郎に会い、コウたちを逮捕するのかと問いかけたところ、ある秘策を思いついたノエルが現れて魁利と圭一郎に協力を求めました。
劇場版 騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャーの結末
翌日、クレオンとグリフォンマイナソーを従えて世界を壊滅させようとするガニマの前にリュウソウジャーの6人が現れ、遂に決戦の火蓋が切って落とされました。リュウソウジャーはガニマに必殺技を浴びせようとしましたが、中の騎士竜たちを想うあまりどうしても攻撃できず、逆にガニマの攻撃を受けて変身解除に追い込まれてしまいます。
しかし、コウは地球も騎士竜も両方とも絶対に守ると決意、そこにコウたちの覚悟を読み取ったルパンレンジャーとノエルが駆け付けました。そしてパトレンジャーもリュウソウジャー・ルパンレンジャーと一時停戦して駆け付け、ここに集まった総勢13名の戦士たちは一斉に変身しました。
ルパンレッド(声:伊藤あさひ)は「予告する」、パトレン1号(声:結木滉星)は「国際警察の権限において」、リュウソウレッドは「俺たちの騎士道を」、そして全員で「見せてやる!」と叫び、遂に最終決戦が始まりました。パトレン2号(声:横山涼)は“サイレンアーマー”をまとって強化形態の“スーパーパトレン2号”に変身するも強大なパワーを使いこなせず、代わりにリュウソウグリーン(声:小原唯和/演:蔦宗正人)がサイレンアーマーを借りて“スーパーリュウソウグリーン”に変身しました。ルパンイエロー(声:工藤遥)も“ビクトリーアーマー”をまとい“スーパールパンイエロー”に変身しました。
リュウソウレッド、ルパンレッド、パトレン1号の3人のレッドは共闘して敵に立ち向かいました。そこでルパンエックス(声:元木聖也)はあらかじめ秘策として用意していた、ルパンレンジャーの力をはじまりのリュウソウルに注ぎ込んだ3つの“ルパンソウル”をリュウソウレッド、リュウソウブルー(声:綱啓永/演:高田将司)、リュウソウピンク(声:尾碕真花/演:下園愛弓)に渡しました。
リュウソウレッドはルパンレッドに、リュウソウブルーはルパンブルーに、リュウソウピンクはルパンイエローにそれぞれ変身、パトレンジャーやリュウソウブラック(声:岸田タツヤ/演:竹内康博)らがガニマを羽交い絞めしている間にルパンレッド・ルパンエックス・コウら5人は「予告する! あんたのお宝いただくぜ!」と宣言すると10個揃ったダイヤルファイターを使ってガニマの金庫をこじ開けることに成功しました。
ティラミーゴら騎士竜は全員解放され、力の弱ったガニマとグリフォンマイナソーにリュウソウジャー・ルパンレンジャー・パトレンジャーは合体必殺技「一撃ソウルストライク」を浴びせ、敗れたガニマとグリフォンマイナソーは恨み節を吐きながら爆散して果てました。クレオンはガニマらを見限っていずこへと逃げ去っていきました。ルパンレンジャーは「永遠にアデュー」、パトレンジャーは「任務完了」、リュウソウジャーは「これが俺たちの騎士道だ!」と宣言しました。
地球に束の間の平和が訪れ、コウとティラミーゴは和解を果たしました。圭一郎はまだリュウソウジャーの存在が合法か違法かは判断がついていないと語り、バンバは圭一郎を「頭の固い男だ」と評しました。つかさにフラれたカナロは今度は初美花を口説こうとし、初美花に惚れている咲也が慌てて止めに入りました。ラストは変身状態のリュウソウジャー、ルパンレンジャー、パトレンジャー、そして新たなスーパー戦隊“魔進戦隊キラメイジャー”が“プリキュア”たちと「ケボーンダンス」を踊ってエンディングとなります。
以上、映画「劇場版 騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー」のあらすじと結末でした。
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