スイッチを押すときの紹介:2011年日本映画。山田悠介の代表作を映画化したサスペンスミステリー映画です。激増した若者たちの自殺に対する国家プロジェクトの実験材料として、自殺装置のスイッチを持たされ監禁された子供たちと謎めいた看守との驚異な物語が展開します。
監督:中島良 出演:小出恵介(看守・南洋平)、水沢エレナ(高宮真紗美)、佐野和真(甲坂直斗)、真司郎(池田尋)、阪本奨悟(木暮君明)、太賀(新庄亮太)、菅野莉央(田原愛子)、福士誠治(YSC横須賀 看守・坂本佳人)、鈴木砂羽(木暮葉子)、小倉久寛(コンビニ店長)、田中哲司(自殺対策推進室長・丸山孝治)、西村雅彦(YSC横須賀 佃所長)、ほか
映画「スイッチを押すとき」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「スイッチを押すとき」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
スイッチを押すときの予告編 動画
映画「スイッチを押すとき」解説
この解説記事には映画「スイッチを押すとき」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
スイッチを押すときのネタバレあらすじ:起
20XX年、日本では10代の青少年の自殺が問題視され、国家は青少年自殺抑制プロジェクトを発足させます。それは、全国からランダムに選ばれた10歳の子供たちを監禁し、心臓に埋め込んだ起爆装置のスイッチを持たせ、自殺に至る心理を観察するというものでした。ほとんどの子供たちは開始から1、2年でスイッチを押していきます。そして被験者がいなくなった施設は次々と閉鎖されていきましたが、横須賀の施設ではまだ6人の被験者が残っていました。彼らは16歳であり、7年間もスイッチを押さずに生き続けていました。
スイッチを押すときのネタバレあらすじ:承
ある日、横須賀の施設に新しい看守の南洋平が赴任してきました。南は被験者全員に優しく接しましたが、高宮真沙美はそんな彼に怪しさを感じます。そんな中、田原愛子と池田尋が相次いでスイッチを押し、7年間も一緒に過ごした仲間を突然失ったことに真沙美たちはショックを受けます。そんな時、新庄亮太がゴミの中から尋が南へ託した手紙を見つけ、南を問い詰めます。
スイッチを押すときのネタバレあらすじ:転
実は南は全国の施設を転々とし、施設を閉鎖させてきた男でした。最初に被験者に希望を与え、それを奪うのが彼のやり方でした。そのため、両親に会いたいと願う愛子には、両親からの妹が生まれたという手紙を読ませ、寂しさでスイッチを押させました。そして、別の施設に送られた友達の遥との再会を願う尋には、遥の死を知らせてスイッチを押させました。しかし南が被験者たちにスイッチを押させるのには理由がありました。それは、プロジェクトに一定の成果が見られたと判断した政府は施設の閉鎖を決めますが、生きている者をそのまま世間に出すわけにはいかないということで南が指名されました。そして南のもうひとつの秘密は、彼も被験者だということでした。それを知った亮太は、最後の一人になれば生き残れるかもしれないと思い、皆のスイッチを奪います。しかし亮太とスイッチを交換していた真沙美は、亮太を止めるために彼のスイッチを押してしまいます。
スイッチを押すときの結末
秘密がバレてしまった南は、生き残っている3人を連れて脱走することを計画します。しかしそれに気づいた所長と甲坂直斗が揉み合い、そして直斗は所長に撃たれて死んでしまいます。その後3人は脱走し、小暮君明は家に帰ります。母と食事をした後、2人は心中してしまいます。一方南と真沙美は北海道へ逃げますが、2人の前に自殺対策推進室長の丸山が現れ、2人は施設に連れ戻されてしまいます。別々の個室に監禁された2人はお互いを励まし合いながら生きていきますが、最後には真沙美がスイッチを押してしまいます。それを知った南もスイッチに指をかけます。
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