心中天使の紹介:2010年日本映画。ある日、同じ時に別の場所で倒れた三人。三人はその日を境に、不思議な気持ちに取りつかれるようになります。いつもは気にならなかったことが気になったり、大事なものを何か忘れているような感情になる三人は、普段と同じ生活を送るのですが…。
監督:一尾直樹 出演者:尾野真千子(アイ)、郭智博(ユウ)、菊里ひかり(ケイ)、國村隼(アイの父親)、萬田久子(アイの母親)、麻生祐未(ケイの母親)、風間トオル(ケイの母親の恋人)、今井清隆(音楽大学教授)、遠野あすか(ユウの彼女)、内山理名(猫を抱く女)、ほか
映画「心中天使」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「心中天使」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
心中天使の予告編 動画
映画「心中天使」解説
この解説記事には映画「心中天使」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
心中天使のネタバレあらすじ:起
ある日、庭にいたピアニストのアイ(尾野真千子)は、空を見上げて倒れ込みます。同じ時、別の場所でも会社員のユウ(郭智博)と高校生のケイ(菊里ひかり)が同じように倒れていました。しかしその後三人とも、何事もなかったかのようにすぐに目覚めます。その日を境に、三人は奇妙な感覚にとらわれ、それまでは気に留めなかった出来事が気になり始める三人。
実家で暮らすアイは、ピアノを教える傍ら、ピアニストとしてリサイタルを控えていました。しかし急にピアノが弾けなくなり、アイの両親は心配します。一方、ユウには前妻との間に息子が一人いて、新しい彼女もいます。母親から恋人を紹介されるケイは、どこか他人事のように感じていました。
心中天使のネタバレあらすじ:承
家の屋上で空を見上げている時に、下に落ちてしまい足を怪我してしまったアイ。久し振りの家族そろっての夕食に喜ぶ母ですが、内心はアイの奇妙な行動を不安に思っていました。そして何気なく心配事があるのか尋ねる母。しかし「大丈夫」とそっけない態度をとり、家族を避けるような行動をアイはとります。
一方、ユウの彼女もユウのそっけない態度に不安を覚えていました。
心中天使のネタバレあらすじ:転
ある日、「何か大事なことを忘れている気がする」と、アイは父親に相談します。アイは倒れて以来、何かが自分を呼び続けている感覚にとらわれていました。それを聞いた父親は「無理をせず、じっと待てばいい」と言い、「忘れているような気がするだけで、何も忘れていない」とアドバイスをしました。
一方、不思議な電話が家にかかってくるようになったユウ。しかしユウが電話に出るとすぐに切れてしまいます。その話しを彼女に言っても、「電話なんて鳴っていない」と言われ、ユウは混乱します。
心中天使の結末
ピアノリサイタルは大成功したアイは、家族と一緒に過ごす時間が増えていき、穏やかな時間が流れます。
その頃、ユウは前妻との間にできた息子と彼女の三人で、楽しく過ごしました。
母親が再婚するために、引っ越しの準備を進めるケイ。それぞれが上手くいきかけていたある日、ケイが学校に行こうと外に出ると、黒い猫がいました。その猫を抱いて歩いていると、飼い主の女性(内山理名)があらわれて、猫を抱いてさっさと去っていきます。
そしてケイが家に帰ると、家の鍵が変わっていて開きません。そして中から母親が出てきますが、ケイのことを覚えていませんでした。ケイは母親に今まで育ててもらった礼と別れを言い、アイの家に行きました。アイの両親は、まるで自分の娘のように普通にケイに接します。そして学校へ送ってもらう車中で、アイの父親は「何か大事なものを忘れている気がする…」と言い、思い出そうとしますが分かりません。
ケイは「学校に遅れてしまう」と言い、アイの父親は車を発車させるのでした。
以上、映画「心中天使」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する