東京島の紹介:2010年日本映画。桐野夏生の同名小説を映画化。無人島での極限サバイバル生活を描いた、エンタテインメント作品。結婚20年を迎えた清子と夫は、ヨットでの旅の途中で嵐に遭い無人島に漂着。その後、若い日本人の男たちや中国人などが漂流し、島での奇妙な暮らしが始まるのですが…。
監督:篠崎誠 出演 :木村多江(清子)、窪塚洋介(ワタナベ)、福士誠治(GM・森軍司 / ユタカ)、柄本佑(オラガ)、木村了(犬吉)、染谷将太(マンタ)、山口龍人(カスカベ)、南好洋(シンちゃん)、結城貴史(ダクタリ)、清水優(アタマ)、阿部亮平(ジェイソン)、テイ龍進(ヤン)、趙民和(ムン)、鶴見辰吾(隆)、宮武祭(チキ/チータ)、ほか
映画「東京島」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「東京島」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
東京島の予告編 動画
映画「東京島」解説
この解説記事には映画「東京島」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
東京島のネタバレあらすじ:起
結婚20周年の記念に、夫とヨット旅行に出掛けた清子(木村多江)。途中で嵐に遭い、遭難して無人島にたどり着いた清子は、何とかしてこの島を脱出しようと試みます。すると16人の若い男がやって来ました。与那国島でのアルバイト生活に嫌気がさして逃げて来た男たちは、この島を「東京島」と名づけます。この島の唯一の女性である清子に、貢ぎ物をして気に入られようとする男たち。
そんなある日、清子の夫は崖から落ちて亡くなってしまいます。夫を亡くした清子は、若い男たちの中でも最も強いカスカベ(山口龍人)の妻となりました。
東京島のネタバレあらすじ:承
ある日、中国から密航に失敗した中国人の6人の男と森で遭遇した清子。その後カスカベは崖から転落して死んでしまいます。
次の清子の夫はくじ引きで決めることになり、引き当てたのはみんなから「GM」と呼ばれる、記憶を失った男でした。GM(福士誠治)はやさしい男ですが、中国人たちが自分たちよりも進んだ生活しているのを見た清子は、日本人が頼りなく思えます。そして清子は中国人グループのリーダー・ヤン(テイ龍進)の女となることで、イカダにのせてもらい島を脱出。しかし失敗して島に戻ることとなりました。
島に戻ると、日本人のリーダーとして君臨していたGMから、清子は冷たくされます。以前とは全く違うGMの姿に恐れを感じる清子ですが、自身が妊娠していることを伝えると、再び待遇が変りました。
東京島のネタバレあらすじ:転
王女のように扱われていた清子ですが、お腹が大きくなるにつれて、中国人が報復にくるのではないかと恐れるようになります。そして話をしようと中国人のところへ向かうと、フィリピン人の若い女性たちがいました。
台湾に出稼ぎに向かう途中で遭難した女性たちは、ボートが修理できればすぐに島を出ていくと言います。そこで「子供の父親はヤンだ」と言い、再び中国人と一緒に過ごすことにした清子。そして産気づいた清子は、フィリピン人女性の助けを借りて、何とか出産することができました。双子の子供たちはチキ(宮武祭)とチータ(宮武祭)と名付けられます。
島を早く脱出したい清子ですが、ボートは小さく修理ができたとしても全員は乗れません。子供を残して自分だけボートに乗るのか、島に残るか迷う清子。
東京島の結末
その頃、助けが来るのを諦めた日本人たちは、この島で暮らすことを決意。そして裏切り者の清子を襲いに来ます。その時にチータを奪われますが、ボートで清子とチキ、出産を手伝ったフィリピン人女性は島を脱出しました。
10年後、東京島は残された者たちで繁栄し、チータは東京島の王子となっていました。そして日本に戻った清子は、10歳のチキに東京島での話をするのでした。
以上、映画「東京島」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する