トンネルの紹介:2015年日本映画。何でも屋稼業の川口が失踪した同僚を捜索中、死んだ人間から連絡が来ました。現実には見えないけれど鏡を通して見える、過去に自分の仕事に関係した男でした。大事な彼女を操っている男を抹殺する為に川口はあちらの世界に行く決心をしました・・・という新人映画祭で上映された椎田公尋監督のミステリーホラー映画です。
監督:椎田公尋 出演者:にいみ啓介(川口)、益田慎也、仲田美千代、ほか
映画「トンネル」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「トンネル」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「トンネル」解説
この解説記事には映画「トンネル」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
トンネルのネタバレあらすじ:起
川口が喫茶店にいると、チャーリーがやって来ました。川口は俗にいう何でも屋稼業で、チャーリーは仕事の依頼人でした。以前、川口のやった仕事で離婚したい女からの依頼で、夫と離婚させたことがありました。その女が、元夫に子供の動画を渡してほしいという事と、元夫の居場所を調べてくれという依頼があり、山田に仕事を頼んだところ、山田が消えたと言いました。そして元夫も消えていると言うのです。今回の仕事は、消えた山田を探すと同時に、元夫も探してほしいというチャーリーからの依頼でした。早速川口は後輩の田中と、元夫の家に向かいました。彼女のできた川口は仕事より、先日けんかした彼女の事で頭がいっぱいでした。家の中の捜索は田中に任せました。
トンネルのネタバレあらすじ:承
家の中に入ったまま帰ってこない田中をおかしいと思い、チャーリーに連絡後、川口が家に侵入しました。家の中は無人でした。チャーリーの指示で現場写真を撮って帰って来いと言うので、スマホで写真を撮ると、田中が倒れている画像が撮れました。しかし実際には見えませんでした。そこで画像を調べると数枚に、元夫が映っていました。不気味になった川口が鏡を見ると、元夫が映っていました。すると川口のスマホが鳴り、出るとそれは元夫でした。元夫はあちらの世界にいて、こちらの世界では死んでいると言いました。そして川口によって離婚させられ、何もかも失って首つり自殺をしたと言いました。倒れている田中は瀕死で、こちらの世界に来ていると言いました。そしてお前をこちらの世界に呼ぶために呼んだのだとも言いました。
トンネルのネタバレあらすじ:転
スマホと鏡に写しての会話を続ける川口に、元夫は「指定する河川敷に来い」と指示しました。そうすれば彼女に会わしてやると言いました。彼女があちらの世界に行っていると悟った川口はチャーリーに応援要請をし、河川敷に向かいました。応援の一人が殺されかけました。そして鏡を見ると元夫も河川敷に来ていました。川口は元夫がいる方向に銃で発砲しますが、弾は当たりませんでした。そこで川口は拳銃を右手に縛り付け、自分の胸を撃ちました。目が覚めた川口はあちらの世界にいました。鏡で映る現実の自分は血を吐いて倒れていました。あちらの世界で元夫とのやり取りが始まりました。手に縛り付けた拳銃はそのまま持っていました。川口は元夫に詰め寄り、頭部を銃で撃ち抜き射殺しました。そして鏡に映る彼女を見つけました。
トンネルの結末
スマホで彼女と話をするも、現実の世界の彼女には川口は見えませんでした。やがて血を吐いて倒れている川口を見つけました。鏡に映しだして様子を見ると、彼女は川口に蘇生術を施していました。何度も何度も胸を圧迫するうち川口は息を吹き返しました。気づいた川口はあちらの世界から現実の世界に戻っていました。泣き叫ぶ彼女と、帰って来れた安ど感の川口はお互い喜びました。彼女と結婚する決意をチャーリーに伝えた川口は、再び河川敷にいました。鏡を持って辺りを探索しますが、あちらの世界の人間が見えることはありませんでした。
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