行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号の紹介:2015年日本映画。『スーパー戦隊シリーズ』第38作『烈車戦隊トッキュウジャー』の最終回後を描いたスピンオフ作品です。最終決戦から10年後の2025年と2年後の2017年のふたつの時代を舞台に、成長したトッキュウジャーが過去の自分たちと手を組んで新たな強敵に挑んでいく姿を描きます。監督はスーパー戦隊シリーズの助監督を務め、本作が長編監督デビューとなる荒川史絵(『ドゲンジャーズ』など)が務めています。
監督:荒川史絵 出演者:志尊淳(ライト/トッキュウ1号)、平牧仁(トカッチ/トッキュウ2号)、小島梨里杏(ミオ/トッキュウ3号)、横浜流星(ヒカリ/トッキュウ4号)、森高愛(カグラ/トッキュウ5号)、長濱慎(虹野明/トッキュウ6号/ザラム)、関根勤(元車掌/トッキュウ7号)、山口勝平(チケット)、堀江由衣(ワゴン)、日髙のり子(グリッタ嬢)、福山潤(ネロ男爵)、久川綾(ノア夫人)、壤晴彦(シュバルツ将軍)、鈴木れい子(モルク侯爵)、馬渕誉(鈴樹来斗/こどもトッキュウ1号)、永瀬圭志朗(渡嘉敷晴/こどもトッキュウ2号)、石井薫子(夏目美緒/こどもトッキュウ3号)、山崎光(野々村洸/こどもトッキュウ4号)、清水らら(泉神楽/こどもトッキュウ5号)、押川善文(トッキュウ1号/先生)、浪川大輔(保線員/タンクトップシャドー)、安元洋貴(ヘイ大公)ほか
映画「行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号の予告編 動画
映画「行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号」解説
この解説記事には映画「行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号のネタバレあらすじ:起
2025年。
10年前に悪の帝国「シャドーライン」と戦った「烈車戦隊トッキュウジャー」の元トッキュウ1号・ライト(志尊淳)、元トッキュウ2号・トカッチ(平牧仁)、元トッキュウ3号・ミオ(小島梨里杏)、元トッキュウ4号・ヒカリ(横浜流星)、元トッキュウ5号・カグラ(森高愛)は大人に成長していました。5人が久々に再会した際、トカッチはトレードマークのメガネをやめてコンタクトレンズにしたため誰にも気付かれませんでした。5人はトッキュウジャーの力の源“イマジネーション”を失っていました。
そんな時、10年前に倒したはずのシャドーラインが街を襲い始め、新たにシャドーラインの支配者となったヘイ大公(声:安元洋貴)が姿を現しました。イマジネーションがないため変身できない5人は逃げるしかなく、逃げる途中で突然地面にポッカリ開いた異次元への道に吸い込まれていきました。
5人が辿り着いたのは2017年の昴ヶ浜小学校、かつての5人の母校だった場所でした。学校では卒業式を翌日に控え、小学校時代の5人であるライトこと鈴樹来斗(馬渕誉)、トカッチこと渡嘉敷晴(永瀬圭志朗)、ミオこと夏目美緒(石井薫子)、ヒカリこと野々村洸(山崎光)、カグラこと泉神楽(清水らら)が担任(押川善文)の最後の授業を受けていました。しかし、来斗だけはなぜか学校を休んでいました。
ライトたち5人はライトの実家に行き、ライトの両親(井上高志、安藤知夏)がまだ若かったことから自分たちはタイムスリップしてしまったことに気が付きました。その頃、“秘密基地”の大木にいた来斗は駆け付けた渡嘉敷・美緒・洸・神楽に「明日まえには帰るよ。俺ひとりで行く」とどこかへ旅立っていきました。来斗は自分たちがかつてトッキュウジャーだった頃の思い出がつまったアルバムを残していきました。
ライトたちは当時を振り返り、来斗が駅に向かったことを思い出しました。電車を待つ来斗の元に渡嘉敷・美緒・洸・神楽が駆け付け、来斗の目的はトッキュウ6号こと虹野明(長濱慎)に会って「トッキュウジャーの卒業式」を行うことだと言い当てました。来斗にはどうしても卒業式前日でなければならない事情があったのです。
行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号のネタバレあらすじ:承
電車を待つ来斗たちの前に突如ヘイ大公たちが現れました。トッキュウジャーへの復讐の機会を狙っていたヘイ大公は、「ザラム(明)は二度と戻っては来ない」と言い放ちました。まだイマジネーションを有していた来斗たち5人は“こどもトッキュウジャー”に変身、戦闘員クローズを一掃しますがヘイ大公を前に苦戦しました。
その時、駅に“トッキュウレッシャー”が到着、こどもトッキュウジャーを乗せていずこへと走り去っていきました。遅れて駅に到着したライトたちでしたが、イマジネーションがないためにトッキュウレッシャーの姿を見ることができなくなっていました。
来斗たち5人はチケット(声:山口勝平)や新たに車掌となったワゴン(声:堀江由衣)と再会を果たしました。車両基地に到着した来斗たち5人は明と思しき黒いタンクトップの保線員を見かけましたが、その男(浪川大輔)はただの別人でした。男は明は既に「レインボーライン」を去っていること、そしてもう二度と戻ってこないことを告げました。
すると、男のタンクトップに化けていた怪人“タンクトップシャドー”(声:浪川大輔)は「ザラム(明)はシャドーラインに帰る。それが奴のためだ!」と言い放つと来斗に憑りついて暴れ、やがて怪人の姿になりました。「ザラムのことなど忘れろ」というタンクトップシャドーに、来斗たちはこどもトッキュウジャーに変身して対抗しようとしましたがなぜか変身できませんでした。
するとそこに紫のスーツをまとった戦士・トッキュウ7号(声:関根勤/演:清家利一)が現れ、タンクトップシャドーを追い払いました。トッキュウ7号は来斗たちに家に帰るよう促しましたが、来斗たちは言うことを聞きませんでした。その頃、明はヘイ大公に捕らえられており、シャドーラインの一員だった頃に戻るよう迫られていました。
トカッチ・ミオ・ヒカリ・カグラは記憶を頼りに渡嘉敷・美緒・洸・神楽の居場所を突き止めて合流しました。一方、来斗を探していたライトはハーモニカの音を聴き、来斗と合流してハーモニカを吹いていたタンクトップシャドーと対面しました。ライトは来斗に、タンクトップシャドーは明の親友であると語り、今は敵ではないと諭しました。
タンクトップシャドーはトッキュウジャーとした戦い続けてきた明のタンクトップとなって常に行動を共にしていたことを明かし、明はこのままレインボーラインに居続ければ普通の人間と同じように年を取って死んでしまうため彼を永遠の命が保てるシャドーラインに戻そうとしていると説明しました。来斗は「明はシャドーには戻らない!」と言い放ち、ライトに連れられて退却しました。
行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号のネタバレあらすじ:転
翌朝(卒業式の当日)。ライトは来斗に自分はもうトッキュウジャーには変身できないことを伝えました。そこにシャドーラインが襲い掛かり、ライトと来斗は間一髪で身を隠しました。来斗はライトに明の居場所を尋ねましたが、ライトは明の居場所を知っていると告げたうえでヘイ大公に勝てなかったこどもトッキュウジャーの代わりに自分が行くと言い出しました。
渡嘉敷はコンタクトレンズを失くしたトカッチに自分のメガネを貸し、自分は自分たちの思ったことをやると告げました。トカッチ・ミオ・ヒカリ・カグラは過去の自分たちと向き合ううちに次第にイマジネーションを取り戻していきましたが、ライトは未だに取り戻すことができずに来斗から「お前は俺なんかじゃない、偽者だ!」と見放されてしまいました。
ライトたち5人と来斗たち5人が揃ったその時、ヘイ大公が攻撃を仕掛けてきました。ヘイ大公はかつて自分をシャドーラインから追放した4人の幹部、ネロ男爵(声:福山潤)、ノア夫人(声:久川綾)、シュバルツ将軍(声:壤晴彦)、モルク侯爵(声:鈴木れい子)を復活させました。ライトたちは自分たちはイマジネーションを失ったのではなく忘れていたこと、あの頃の気持ちを持ち続ければイマジネーションは何度でも蘇ることを思い出し、遂にイマジネーションを取り戻してトッキュウジャーに変身しました。
「見えた、勝利のイマジネーション!」完全復活を果たしたトッキュウジャーはネロ男爵・ノア夫人・シュバルツ将軍・モルク侯爵を倒しましたが、ヘイ大公は明は間もなく完全なシャドー怪人として復活すると告げて退却していきました。
トッキュウ1号(声:志尊淳/演:押川善文)は当時の感覚を思い出すためしばらく変身したままでいることにし、「どうしても明に会いたいか。レインボーラインは大人になったら見えなくなっていく。そこで働く明も同じだ」と来斗に伝えました。それでもどうしても明と卒業式をやりたいという来斗のため、変身を解除したライトははここから先は来斗たちだけで行くんだと促して送り出しました。
ライトたちを2025年から2017年にタイムスリップさせたのは、シャドーラインを離反していたグリッタ嬢(声:日髙のり子)でした。グリッタ嬢はヘイ大公の野望を止めるためにライトたちに協力を求めたのです。一方、来斗たち5人は明の居場所を突き止め、来斗は学校を卒業したら引っ越ししてしまうためどうしても今日“トッキュウジャーの卒業式”をやりたかったと明かしました。明はヘイ大公に洗脳されてしまっており、ザラムの姿に戻ってこどもトッキュウジャーに襲い掛かりました。
それでもザラムは「教えてくれ、俺は何を探しているんだ!」と苦悩を露わにし、見かねたタンクトップシャドーはそれでも明を人間の世界に戻したいのかとこどもトッキュウジャーに迫りましたが、5人の意思は変わりませんでした。ザラムは自ら洗脳を解いて明の姿に戻り、空に浮かぶ虹こそが自分の探し求めていたものの象徴だと悟りました。思惑が破れたヘイ大公はこどもトッキュウジャーと明に襲い掛かりましたが、タンクトップシャドーはヘイ大公の攻撃から明を庇って命を落としました。
明は「俺の名はザラムではなく虹野明、トッキュウ6号だ!」と告げるとトッキュウ6号に変身、こどもトッキュウジャーと共にヘイ大公を追い詰めました。ヘイ大公は巨大ロボ「クライナーロボ」を呼び出し、こどもトッキュウジャー・トッキュウ6号はライトたちやチケット・ワゴンの助けを得て巨大ロボ「超超トッキュウダイオー」を出撃させました。「見えた、お前の終着駅!」超超トッキュウダイオーは必殺技“超超トッキュウダイオーイマジネーションエクスプレス”を放ってクライナーロボを撃破しました。ヘイ大公は「お前たちはいずれイマジネーションを失う。その頃まで待つとしよう」と姿を消しました。
行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号の結末
昴ヶ浜小学校の卒業式が始まり、ライトたちはグリッタ嬢に来斗たちへはヘイ大公のことを黙っておくよう頼むと2025年へと戻してもらいました。やがて卒業式を終えた来斗たちは明と合流して“トッキュウジャーの卒業式”を行い、「トッキュウジャーを卒業しても僕たちはいつまでも仲間です」と卒業証書を読み上げ、6人は変わらぬ絆を確かめ合いました。
2025年。ヘイ大公はシャドーラインを完全復活させるべく行動を開始しました。ヘイ大公の前に立ちふさがったライト・トカッチ・ミオ・ヒカリ・カグラに「約束しただろ? ずっとお前たちを守るって」と明が合流、一命を取り留めていたタンクトップシャドーもタンクトップとして明と行動を共にしていました。更には鉄道警察隊隊長に就任したかつての車掌(関根勤)までも駆け付け、何と2017年から来斗たち5人も助っ人として駆け付けました。こうして12人となったトッキュウジャーは一斉に変身しました。
「トッキュウ1号~トッキュウ1号~」「トッキュウ2号~トッキュウ2号~」「トッキュウ3号~トッキュウ3号~」「トッキュウ4号~トッキュウ4号~」「トッキュウ5号~トッキュウ5号~」「トッキュウ6号~トッキュウ6号~」「そして夢のトッキュウ7号~」「勝利のイマジネーション、烈車戦隊トッキュウジャー! 出発進行!」
ヘイ大公はクローズたち(高岩成二、岡元次郎など)をトッキュジャーに差し向け、遂に最終決戦が始まりました。「これが俺たちのイマジネーションだ!」クローズたちを一掃した12人のトッキュウジャーは必殺技を放ってヘイ大公を倒し、勝利の喜びを分かち合いました。
以上、映画「行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号」のあらすじと結末でした。
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