烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIEの紹介:2015年日本映画。『スーパー戦隊シリーズ』第38作の『烈車戦隊トッキュウジャー』と第37作『獣電戦隊キョウリュウジャー』が共演する作品です。キョウリュウジャーの宿敵・デーボス軍の創造主デビウスがトッキュウジャーの宿敵・シャドーラインと手を組み、両戦隊に襲い掛かります。第39作『手裏剣戦隊ニンニンジャー』も放送開始に先駆けてゲスト参戦しています。
監督:渡辺勝也 出演者:志尊淳(ライト/トッキュウ1号)、竜星涼(桐生ダイゴ/キング/キョウリュウレッド)、平牧仁(トカッチ/トッキュウ2号)、小島梨里杏(ミオ/トッキュウ3号)、横浜流星(ヒカリ/トッキュウ4号)、森高愛(カグラ/トッキュウ5号)、長濱慎(虹野明/トッキュウ6号)、斉藤秀翼(イアン・ヨークランド/キョウリュウブラック)、金城大和(有働ノブハル/ノッさん/キョウリュウブルー)、塩野瑛久(立風館ソウジ/キョウリュウグリーン)、今野鮎莉(アミィ結月/キョウリュウピンク)ほか
映画「烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIEの予告編 動画
映画「烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー」解説
この解説記事には映画「烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIEのネタバレあらすじ:起
銀河系を結ぶ路線“ギャラクシーライン”をひた走るレディ(福原遥)の烈車“サファリレッシャー”。しかし、サファリレッシャーが向かっていた先のギャラクシーラインの宇宙ステーションは謎のエネルギー体の襲来を受け、そのまま地球へと墜落していきました。
レディから連絡を受けた車掌(関根勤)とチケット(声:山口勝平)は、すぐさま“烈車戦隊トッキュウジャー”の5人(トッキュウ1号:ライト(志尊淳)、トッキュウ2号:トカッチ(平牧仁)、トッキュウ3号:ミオ(小島梨里杏)、トッキュウ4号:ヒカリ(横浜流星)、トッキュウ5号:カグラ(森高愛))をステーションの墜落現場に向かわせました。
そこに現れたのは、トッキュウジャーの宿敵“シャドーライン”とは異なる敵組織“デーボス”の戦闘員・ゾーリ魔でした。トッキュウジャーは変身してゾーリ魔に立ち向かうも攻撃は全く効かずに苦戦を強いられてしまいます。その時、どこからともなく“獣電戦隊キョウリュウジャー”の5人(キョウリュウレッド:“キング”こと桐生ダイゴ(竜星涼)、キョウリュウブラック:イアン・ヨークランド(斉藤秀翼)、キョウリュウブルー:“ノッさん”こと有働ノブハル(金城大和)、キョウリュウグリーン:立風館ソウジ(塩野瑛久)、キョウリュウピンク:アミィ結月(今野鮎莉))が駆け付け、瞬く間にゾーリ魔たちを倒していきました。キョウリュウジャーたちはステーション内部に立ち入ろうとしましたがバリアがかかっているため立ち入ることはできず、キング以外の4人はバリア突破の手掛かりを探るためその場を離れました。キングはトッキュウジャーの基地である烈車“トッキュウレッシャー”に乗り、ライトたちに今起こっている出来事について語り始めました。
烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIEのネタバレあらすじ:承
かつてキョウリュウジャーが命を懸けて倒した破壊神デーボスとその一味。しかし、デーボスを生み出した悪の創造主デビウス(声:てらそままさき)はデーボスに代わって地球を破壊するために銀河の果てから飛来してきたというのです。実体を持たないエネルギー体であるデビウスは、実体化するまでの間は一時的にギャラクシーラインのステーションに憑依しており、完全に覚醒するまであと1日とのことでした。ライトはキングに協力を申し出ましたが、トッキュウジャーの攻撃はデーボス軍には一切効かないことを理由に申し出を断り、更にはトッキュウジャーの旅を“遠足”とまで言い切ってトッキュウレッシャーから降りていきました。
一方その頃、シャドーラインの居城“キャッスルターミナル”では、デビウスの側近である紅蓮神官サラマズ(声:天野ひろゆき)がシャドーラインを率いる闇の皇帝ゼット(大口兼悟)にデビウス復活のための協力を依頼していました。“光る闇”にこだわるゼットは難色を示しましたが、協力の見返りとしてトッキュウジャーを倒すと言うサラマズの提案を聞き入れ、一応協力に応じることにしました。
その頃、キョウリュウジャーの5人への合流に向かっていたキョウリュウゴールド:“ウッチー”こと空蝉丸(丸山敦史)は、シャドーラインが差し向けた刺客・クロックシャドー(声:小野坂昌也)の襲撃を受けました。ウッチーは反撃するものの、全く攻撃が効かず、そこに現れた虹野明(長濱慎)はトッキュウ6号に変身、クロックシャドーと交戦しました。ウッチーも負けじとキョウリュウゴールドに変身してトッキュウ6号に助太刀、協力して戦闘員クローズを撃退するものの、クロックシャドーは突然謎の歌を歌い始め、駆け付けたトッキュウジャーの5人はそれを聞いてしまいました。トッキュウ6号は召喚した烈車“ビルドレッシャー”にキョウリュウゴールドやトッキュウジャー5人を乗せて一時撤退しました。
トッキュウジャーたちを取り逃がしたクロックシャドーらの前に、“手裏剣戦隊ニンニンジャー”の5人(アカニンジャー(声:西川俊介)、アオニンジャー(声:松本岳)、キニンジャー(声:中村嘉惟人)、シロニンジャー(声:矢野優花)、モモニンジャー(声:山谷花純))が現れ、クローズたちを蹴散らしていきました。クロックシャドーは巨大ロボ“クライナーロボ”を召喚して撤退、ニンニンジャーは忍法を使ってこれを倒すといずこへと去っていきました。
烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIEのネタバレあらすじ:転
クロックシャドーの歌には聴いた者を若返らせてしまう効果があり、ウッチーは赤ん坊の姿(高橋望)に、トッキュウジャーの5人は10歳の子供の姿(ライト(馬渕誉)、トカッチ(永瀬圭志朗)、ミオ(石井薫子)、ヒカリ(山崎光)、カグラ(清水らら))に若返ってしまっていました。
その頃、キングも合流したキョウリュウジャーの5人は、ステーションに張られたバリアを攻略できずに苦戦していました。そこへトッキュウジャーやウッチーらが合流、キングたちはすっかり変わってしまった彼らの姿に驚愕しました。トッキュウジャーの力はデビウスやデーボス軍には効かず、キョウリュウジャーの力はシャドーラインに効かない…従ってトッキュウジャーとキョウリュウジャーが手を組むしか状況を打破することができないと考えたライトらは“こどもトッキュウジャー”に変身、キングらもキョウリュウジャーに変身してクロックシャドーに立ち向かいました。トッキュウジャーとキョウリュウジャーは互いの変身アイテムを交換し合い、両戦隊の攻撃は両方の敵陣営に有効となりました。両戦隊はクロックシャドーを追い詰め、最後は両戦隊の必殺兵器“レンケツバズーカ”と“ビクトリー獣電池”を組み合わせた必殺技でクロックシャドーを倒しました。
キャッスルターミナルから戦いの様子を傍観していたゼットでしたが、既に“闇の力”を密かに手に入れていたサラマズは反旗を翻し、キャッスルターミナルに火を放って両戦隊の前に瞬間移動、クロックシャドーとクローズを吸収して巨大化しました。キョウリュウジャーは巨大ロボ“キョウリュウジン”を、こどもトッキュウジャーは“トッキュウオー”を出撃させて対抗、合体技を繰り出してサラマズを倒しました。その瞬間、トッキュウジャーやウッチーは元の姿に戻りました。しかしその時、ステーション内で覚醒中だったデビウスが攻撃を仕掛け、キョウリュウジャーは6人とも戦闘不能に陥り、“レインボーライン”の基地“ハイパーレッシャターミナル”に収容されました。その夜、キョウリュウジャーの味方となっていたキャンデリラ(声:戸松遥)とラッキューロ(声:折笠愛)は、自分たちにできることはないか考えていました。
烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIEの結末
遂にデビウス覚醒の日がやってきました。改めて力の源“イマジネーション”を燃え滾らせたトッキュウジャーは思いをひとつにし、地球を守り抜く決意を新たにしました。
トッキュウジャーはトッキュウレッシャーにガブティラたち獣電竜から託された巨大獣電池を連結、デビウスの宿るステーションへ向けて出発しました。途中で襲い掛かる敵兵を撃退しつつトッキュウ1号の乗る“レッドレッシャー”と巨大獣電池は見事ステーションへの突入に成功しましたが、遂にデビウスは完全に覚醒を果たし、トッキュウ1号はピンチに追い込まれましたが、レッドレッシャーに潜り込んでいたキョウリュウレッドが参戦して救い、地上でもトッキュウジャーとキョウリュウジャーが手を組んで戦っていました。トッキュウ1号はハイパートッキュウ1号に、キョウリュウレッドはキョウリュウレッドカーニバルへと変身、二人の共同攻撃によりようやくデビウスを倒しました。しかしキョウリュウレッドも大ダメージを負っており、ライトはキョウリュウレッドを抱えて崩壊するステーションから脱出しました。
しかしほっとしたのも束の間、デビウスは巨大化して復活、両戦隊は最大の危機を迎えました。その時、キャンデリラとラッキューロから知らせを受けたキョウリュウシルバー(声:山下真司)、キョウリュウバイオレット(声:飯豊まりえ)、キョウリュウグレー=(声:出合正幸)、キョウリュウシアン(声:木下あゆ美)らキョウリュウジャーの追加戦士4人が駆け付け、更にはデビウスに裏切られて怒り心頭のゼットもシャドーライン幹部のモルク侯爵(声:鈴木れい子)とネロ男爵(声:福山潤)、ノア夫人(声:久川綾)を引き連れて一時的に休戦・加勢、ここに総勢20名の戦士たちが集結しました。20名はなおも猛攻を仕掛けるデビウスに果敢に立ち向かい、最後はトッキュウジャー・キョウリュウジャー・シャドーラインによる合同必殺技“20連結カミツキブレイブラッシュ”を炸裂させてデビウスを倒し、その野望に終止符を打ちました。
戦い終えたシャドーライン一味はその場から立ち去り、トッキュウジャーとキョウリュウジャーは勝利の喜びを分かち合いました。そしてキョウリュウジャーの面々は、自分たちの家に戻る旅に再び出発するトッキュウジャーを笑顔で見送りました。
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