男はつらいよ 拝啓車寅次郎様の紹介:1994年日本映画。シリーズ第47作目。寅さんこと車寅次郎の甥・満男は大学時代の先輩の誘いで滋賀県に行き、先輩の妹と恋に落ちます。一方の寅さんも、琵琶湖で撮影旅行をしている女性と出会い…。
監督:山田洋次 出演者:渥美清(車寅次郎)、吉岡秀隆(諏訪満男)、牧瀬里穂(菜穂)、かたせ梨乃(典子)、小林幸子(三沢雪子)ほか
映画「男はつらいよ 拝啓車寅次郎様」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「男はつらいよ 拝啓車寅次郎様」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
男はつらいよ 拝啓車寅次郎様の予告編 動画
映画「男はつらいよ 拝啓車寅次郎様」解説
この解説記事には映画「男はつらいよ 拝啓車寅次郎様」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
男はつらいよ 拝啓車寅次郎様のネタバレあらすじ:起
いつものように旅を続けていた寅さん(渥美清)は、地方のレコード店の店頭でどさ回りをしている売れない演歌歌手・三沢雪子(小林幸子)と会います。寅さんは雪子の歌を誉めると、必ず良いことがあるからと励まします。
柴又では、大学を卒業した満男(吉岡秀隆)は小さな靴会社に就職、社会人の第一歩を踏み出していました。そこに満男の大学時代の先輩・川井(山田雅人)から、滋賀県・長浜の曳山祭りに誘う手紙が届きます。
程なく寅さんが「くるまや」に帰って来ました。満男は慣れない営業の仕事に愚痴をこぼします。すると寅さんは満男に「物を売るってことは、こういうことなんだ」と言うと、自らの過去を語りながら側にあった消しゴム付鉛筆の売り方を巧みな話術で実演してみせ、満男や「くるまや」の面々はすっかり感服させられていました。
男はつらいよ 拝啓車寅次郎様のネタバレあらすじ:承
秋、長浜の川井の実家を訪れた満男は、地元の郵便局に勤める川井の妹・菜穂(牧瀬里穂)と出会い、やがて想いを寄せるようになります。
同じ頃、寅さんは琵琶湖付近を旅していました。そこには、湖のほとりでたたずむ典子(かたせ梨乃)という女性がいます。夫と不仲な彼女はカメラ片手に車で撮影旅行をしているのです。典子は突然岩の上でつまずき、居合わせた寅さんに助けられます。寅さんは典子とすっかり打ち解け、酒を酌み交わしてながら典子の悩みを聞いてあげます。祭りの当日、寅さんと典子は一緒に祭りを見に行くことにしますが、そこに典子の夫(平泉成)が彼女を連れ戻しに現れます。暗く冷え切った家庭に戻っていく典子を、寅さんはただ黙って見送るしかありませんでした。
男はつらいよ 拝啓車寅次郎様のネタバレあらすじ:転
その頃、祭りに来ていた満男は、菜穂に今付き合っている人はいるのか確認しますが、菜穂は恥ずかしそうにうつむくのみ。そこに寅さんが現れ「彼氏がいてもいなくてもいいじゃねぇか。そいつと勝負をすればいい」と満男に助け船を出します。菜穂に満男を頼むと言い残して立ち去る寅さん。満男は追いかけるも人混みの中に見失ってしまいます。その夜、満男は川井から菜穂との結婚話を持ちかけられ困惑します。川井は結婚を気に満男に長浜に住んでもらい、家業を手伝ってもらおうとしていたのです。川井は強引に話を進めてしまい、満男はひとまず柴又に帰ることにします。菜穂は兄からこの事を始めて聞かされ、激怒します。
男はつらいよ 拝啓車寅次郎様の結末
数日後、上京してきた川井は満男に会い、菜穂は満男を大嫌いだと言っていると伝えると、あの話はなかったことにしてほしいと告げて去って行きます。その頃、「くるまや」に典子が訪ねて来ますが、寅さんは旅に出たままで不在でした。その後、柴又に帰って来た寅さんが事情を知ると、満男の運転する車で鎌倉にある典子の家に向かいます。家に着いた寅さんは車の中から様子を伺うと、典子が娘と共に現れます。典子の幸せそうな表情に安心した寅さんは、江ノ電の駅に送ってもらい、満男に「夫婦になって長い間一緒に暮らしてりゃ、色んなことがあるだろうけど、お互い相手を好きになろうと一生懸命思ってれば必ず何とかなるもんなんだよな」と言い、燃えるような恋をしろよと満男を励ますと電車に乗り旅立って行きました。
正月、満男は、わざわざ会いに来てくれた菜穂と再会します。誤解が解けた満男は菜穂を迎え入れる準備のため家路を急ぎます。その頃、雲仙を旅していた寅さんは、偶然にもチャリティーショーに向かう途中の雪子と再会します。寅さんのおかげで売れるようになったと喜ぶ雪子は寅さんをショーに誘うのでした。
以上、映画「男はつらいよ 拝啓車寅次郎様」のあらすじと結末でした。
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