トリハダ -劇場版-の紹介:2012年日本映画。フジテレビの深夜に放送されていた日常に潜む恐怖をオムニバス形式で描いたシリーズの劇場版です。一本のメインストーリーを軸にゾクッとするサブストーリーが挟まっていく感じで話が進んでいきます。幽霊ではなく人間の密かに持つ狂気を全面に出した怖さがじわじわきます。
監督:三木康一郎 出演:谷村美月(高林ひかり)、木南晴夏(由美子)、石橋杏奈(小森夕子)、松浦祐也、古川雄輝、笹野鈴々音、入来茉里、野間口徹、ほか
映画「トリハダ 劇場版」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「トリハダ 劇場版」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
トリハダ劇場版の予告編 動画
映画「トリハダ 劇場版」解説
この解説記事には映画「トリハダ 劇場版」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
トリハダ劇場版のネタバレあらすじ:見えざるものの中にある心理
近所のトランクルームを借りている由美子(木南晴夏)は別の倉庫を借りている男と遭遇します。自宅の鍵を忘れて戻った由美子が見たのは男が由美子のスーツケースを物色する姿。由美子は鉄パイプで男を撲殺します。由美子は行方不明の女児やその他遺体をスーツケースに隠し持っていて男もまた由美子のコレクションに加わるのでした。
トリハダ劇場版のネタバレあらすじ:異常な愛情と執念の6日間
不在者通知を受け取った女の元に再配達に行く配達員、そこにいた女の異様な風体に驚いた配達員でしたが荷物の受け渡しを終わらせます。翌日配達員が利用するコインランドリーに女が現れます。その翌日配達員に電話がかかり「会いたいよ 後ろにいるよ」と言われ振りかえると女の姿が、その後女の行動はエスカレートしシャンプーボトルの中に自らの指を入れ、指のなくなった姿を見せにやってきたりします。苛立つ配達員に嫌がらせのような電話が鳴り止みません。やがて「もうおしまい」との電話の後車の前に飛び出し轢かれた女は息も絶え絶えな姿で配達員にこう言います。「責任とってよ…」
トリハダ劇場版のネタバレあらすじ:好奇心から生まれる想像と漆黒
バスで帰宅中の会社員良和は手持ちぶさたでつい女子高生のメールを盗み見してしまいます。色っぽい内容がだんだんと不穏な内容に変わっていきやがて女性殺害とその遺体の遺棄そして良和が盗み見していてウザイという内容になっていき殺っちゃいますかという内容になりました。慌てて降車ボタンを押すもナイフを持った男が良和の隣に座ります。
トリハダ劇場版のネタバレあらすじ:理想と現実の相違から訪れる闇
引っ越してきた葉子の所に隣に住む男が作りすぎたからとお裾分けを持ってやってきます。最初は断っていたもののシチューを受け取った葉子はおいしく頂く事にしました。テレビでは舌を切り取られたバラバラ殺人のニュースが流れています。翌朝隣から出てきた女性にお礼を言うが女性は別人でした。呆然となる葉子でしたがハッと気づいた葉子がシチューを確認するとシチューの中には人間の舌らしきものを発見するのでした。葉子は泣きながら嘔吐します。
トリハダ劇場版のネタバレあらすじ:自身に降りかかった悪夢の結末の相違
夕子(石橋杏奈)が帰宅するとジャケットのポケットに30と書かれた小さな紙が丸められて入っていることに気づきます。その後カウントダウンのように数字が進んで紙が入れられていきます。数字が13にきた時に「やめてください」とメモをポケットに入れると「インラン」と書かれて返ってきました。怒った夕子は「変態!死ね」と書いてポケットに入れました。するとメモはなくなり11の紙が入っていました。
帰宅するとポストに10から2までの紙が入っていました。恐ろしくなった夕子が部屋に帰ると廊下に1の紙がありました。郵便ポストすら怖くなった夕子。大事な郵便があるかもと夕子の友人がポストを開けるとボウガンが発射され友人の額に刺さり即死してしまいます。病院で泣き崩れる友人の両親にかける言葉も見つからない夕子でしたが両親に背を向けると笑顔を浮かべます。
トリハダ劇場版のネタバレあらすじ:誘惑の疑念の葛藤と脅迫
コールセンターで勤務するひかり(谷村美月)はクレーム係を担当しているため毎日理不尽なクレームで罵倒されたりもさしました。その中でも執拗にクレームを入れる客の名前は宮脇沙世、ある時ひかりは隣に住む優しい中年女性だった事を知ります。ひかりは上司の健二と不倫関係にありました。健二の妻である真貴子は健二に浮気したら殺すからと言いながらも放置しています。そんな真貴子の元にあるセールス電話がかかってきます。健二の死亡予告をし、高額の保険に入っているから悪い話ではないという話でした。真貴子は戸惑いながら話を受領します。電話の主はひかりでした。
ひかりは職場では執拗なクレーム、家に帰るとストーカー被害に苦しみ、やがて健二との不倫関係にも疲れてきます。やがてひかりは隣人の中年女性がストーカー行為をし、あの執拗なクレーマーだと知ります。それでも宮脇はひかりににこやかに話しかけます。ひかりは限界を迎えていました。
ひかりとは別の女性とまた不倫関係になろうとしている健二。会社を休んでいるひかりに呼び出されて健二は家に向かいます。何の反応もないため健二は荒れ果てた部屋に入っていくとバスルームには宮脇の変わり果てた姿がありました。別の部屋に真っ赤な返り血を浴びたひかりを見つけます。ふらふらと健二に近寄り健二を殺害したひかりは屋上から飛び降り自殺を図りました。
真貴子なのは多額の保険金が入りました。通帳を見ながら真貴子は笑顔を浮かべます。
以上、映画「トリハダ劇場版」のあらすじと結末でした。
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