釣りバカ日誌3の紹介:1990年日本映画。スーさんは、子どもが出きないと元気りのないハマちゃんを誘って伊豆の上伊豆町星ヶ浦に釣りにやってきた。そこで、先導さんから同船を求められて乗り込んだ女性が雪子でした。彼女の釣りの腕に関心したことから仲良くなる。なんと雪子、はスーさんの昔の恋人の娘だった。雪子はスーさんが本当の父親ではないかと思っています。ハマちゃんとみち子さんも、疑ってスーさんに攻め寄ります。真相はどうなのか、浜崎家に、あかちゃんは誕生するのか。
監督:栗山富夫 出演:西田敏行(浜崎伝助)、三國連太郎(鈴木一之助)、石田えり(みち子)、谷啓(佐々木課長)、五月みどり(雪子)、戸川純(恵)、ほか
映画「釣りバカ日誌3」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「釣りバカ日誌3」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「釣りバカ日誌3」解説
この解説記事には映画「釣りバカ日誌3」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
釣りバカ日誌3のネタバレあらすじ:起
釣り船乗り場、スーさんが遅刻して、船頭さんに謝りながら待っています。何食わぬ顔で乗船し、餌も自分でつけないスーさんにハマちゃんが怒ります。二人の竿に当たりがあり、慌てて釣り上げるとイシダイが二人の針を飲み込んでいました。出勤時間にダダをこねるハマちゃんに、みち子さんは自分の写真を持たせて送り出します。スーさんが、会社に到着したとたんに、専務と常務が仕事の話をするのでイラだって怒鳴り、エレベーターに乗り込みます。みち子さんの写真ばかり見ているハマちゃんに、恵(戸川純)が彼の写真を入れていた写真立てをくれます。同僚の笹原が男の赤ちゃんが生まれたと写真を見せて社内は賑わいます。すると、恵がハマちゃんに渡した写真立てを返してと言います。「ハマちゃんに赤ちゃんが出来たらもっといい写真立てをあげる」と言って、笹原に渡します。昼休みにハマちゃんが、ペット売り場で子犬を抱いているのをスーさんが声をかけます。「赤ちゃんが出来ないから、ペットでも飼おうかと」とハマちゃんが言います。自宅で、ハマちゃんがお風呂の中で’こんにちは赤ちゃん’の歌を大きな声で歌っています。ハマちゃんがビールを飲んでいると、みち子さんが急に、ごめんねと誤ります。赤ちゃんが出来ないのは自分のせいだと言うのです。ハマちゃんが最近お風呂でいつもその歌を歌っているから、と言うと、ハマちゃんは自分のデリカシーのなさを詫びます。そこに、スーさんから釣りの誘いの電話がかかります。ハマちゃんは、星ヶ浦のヒラメ釣りを提案します。みち子さんがハマちゃんがくすぐると聞いて、電話を切り「ああ、青春カ」とつぶやきます。
釣りバカ日誌3のネタバレあらすじ:承
二人は、星ヶ浦に到着。ハマちゃんが、船頭の松造(花澤徳衛)に挨拶をすると、もう一人同船してほしいと頼まれます。2人に挨拶をした女性、佐原雪子(五月みどり)を見てスーさんは驚きます。船が出ていざ釣りが始まると、雪子がなかなかの腕なので関心します。スーさんが、夕食を共にした雪子に、ここの出身でしょ?と聞きます。雪子は、中学までいて、母の墓参りに来たと話します。さらに、母親のことを尋ねます。雪子は、母親は東京生まれで、疎開してきて小学校の音楽の先生をしていたと答えます。それを聞いたスーさんは、額に手をあてて考え込みます。スーさんは、「ひょっとして、あなたのお母さんは村上多恵子さんとおっしゃる方ではないですか」と尋ねると、雪子は驚いて、「どうして、母の名前をご存知なのですか」と問います。スーさんは兵隊の時に、ここで雪子のお母さんと出会ったと話します。雪子は、もしかして一之助さんですか?と尋ねます。今度は、スーさんが驚いて、なぜ知っているのかと問うと、母親から鈴木さんの話はよく聞いていたと答えます。スーさんが、何年もかけて探したことを言うと、雪子は母に聞かせたかったと感無量になります。翌朝、雪子と共にスーさんは墓参りに同行します。雪子はお金を貯めて石の墓をたててやりたいと言います。スーさんが、この辺りは変わりませんねと言うと、雪子は、町の開発課から保証金を出すから立ち退いてくれと言われたと話します。雪子はいくらお金を積まれても嫌だとお断りしたことを話します。ハマちゃんは自宅で、スーさんと雪子の関係を話します。みち子さんが、スーさんは若い頃はハンサムだったと思うと言うと拗ね始めます。プロポーズの時に、ハマちゃんが「おれは、二枚目じゃないし、出世もしないけどそれでもいいのか」と言ったと話すと、ハマちゃんは思い出して納得します。それから二人はじゃれついて合体。重役会議で、スーさんは居眠りをしています。専務が上伊豆長のゴルフ場と海岸周辺のリゾート開発の話をしているところで、目が覚めます。スライドを見て驚いたスーさんは、これはなんだ?と聞きます。常務が上伊豆ですと言うと、スーさんはこれは星ヶ浦だと言います。スーさんは住民に一人でも反対者がいればやらないのが我が社の基本姿勢だと言います。常務が、7月に社長の承認を得ていると言うと、スーさんはイラつきながら出て行きます。
釣りバカ日誌3のネタバレあらすじ:転
ハマちゃんは、雪子から寿司屋に呼ばれます。雪子はハマちゃんに頼みたいことがあると言います。スーさんと会ってから眠れないと言うと、ハマちゃんはあんなジジイのどこがいいの?と早とちりする。雪子は、母親からスーさんの話をよく聞いていて、そんな人がお父さんだったらと思っていたそうです。石屋さんからお母さんのお墓の注文を受けたけど、どれがいい?と連絡があり、スーさんが発注したことを知ります。その話を聞いたハマちゃんはスーさんが雪子の本当の父親だと思い込みます。夜に料亭から出てきたスーさんが車に乗り込むと前原運転手から、みち子さんから自宅に来てほしい、と伝言を受けます。スーさんがハマちゃん宅に到着すると、中にいた雪子を隠します。みち子さんが今日ハマちゃんが雪子さんに会って、お母さんのお墓を贈ってもらい、とっても喜んでいたよと話します。ハマちゃんはスーさんを見つめて、喉のここまできてない?雪子、お父さんだよって。一目でわかったんだって、スーさんが私のお父さんだってことが。とスーさんに詰め寄ります。スーさんは、冗談じゃないと笑うがすぐに、雪子が私をお父さんだと思っていてくれたのかと気づきます。カーテンをあけて、雪子さんが出てきて、涙を浮かべ挨拶します。スーさんは誤解だと言い、雪子さんのお母さんとは肉体関係がなかったことを話します。雪子さんは私の娘じゃないと言うと、信じていないハマちゃんは、釣り人はみんなスケベなんだとつかみ合いの喧嘩になります。怒って家を飛び出したスーさんは、追いかけてきた雪子に気がつきます。スーさんは、あなたがもし私の実の娘であったらとそう思っているんですよと言うと、雪子は、ほんとに嬉しい、と感極まります。
釣りバカ日誌3の結末
翌日、スーさんは仕事で中米に向かいます。星ヶ浦での住民反対運動で、市長が窮地に追い込まれたことが新聞に出ます。中米から帰ったスーさんは、反対派をお金で説得するという常務たちに開発のストップを言い渡します。ところが反対派の写真にハマちゃんが写っていたのです。スーさんが人違いではと言いますが、奥さんに確認を取られているので、しかたなくハマちゃんを呼び出します。三課に佐々木課長と秘書が来てハマちゃんを椅子に乗せたまま連れて行きます。社長室に着くと、専務からこの新聞に載っているのは君か?と尋ねられると、そうだと返事をします。社長は計画を断念したんだと伝えると、ハマちゃんは偉いと言ってひんしゅくをかいます。ハマちゃんの転勤先の名をあげる度に釣りが出来ると喜ぶので決まりません。帰宅したハマちゃんとみち子さんがイチャイチャしている所に佐々木課長が尋ねてきます。課長の話で結局転勤はなし、2週間の出社停止と聞いて、喜びます。出社禁止をいいことに、ハマちゃんはスーさんとまた星ヶ浦で釣りをしています。ハマちゃんが船頭さんにそろそろ帰ろうと言います。みち子さんが病院に行っているから、電話がしたいとのことでした。産婦人科の検診だと気づいたスーさんは、バッグから携帯電話を出して渡します。ハマちゃんは、結果がダメだったと聞くと、やっぱりがっかりしたと携帯電話を海に捨てます。沈んでいく携帯電話からみち子さんが、今のはうそ、本当は出来たの、3ヶ月だって、と言い続けているのでした。
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