TUNAガール(ツナガール)の紹介:2019年日本ドラマ。近畿大学水産研究所で行われているマグロ養殖の合宿に参加した美波は、面白おかしくやろうという自分の性格がアダになり、インターネットTVの中継で大切なマグロの稚魚を死なせてしまいました。この失態がネットで拡散され、仲間たちからも批判を浴びた美波はやめる決心をしますが…という内容の吉本興業制作のスペシャルドラマです。近畿大学の協力を全面に得て制作され、ひかりTV、NETFLIXで配信されました。
監督:安田真奈 出演者:小芝風花(高山美波)、藤田富(須藤亮太)、星田英利(樋口教授)、金井浩人(小泉)、遊佐亮介(細野)、田中珠里(黒田)ほか
映画「TUNAガール」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「TUNAガール」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
TUNAガールの予告編 動画
映画「TUNAガール」解説
この解説記事には映画「TUNAガール」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
TUNAガールのネタバレあらすじ:起
近畿大学3年生の高山美波(小芝風花)は、本マグロ養殖をやっている近畿大学水産研究所で合宿をするため、和歌山県に向かいます。研究所ではすでに樋口教授(星田英利)の話が始まり、メンバーの小泉(金井浩人)、細野(遊佐亮介)、黒田(田中珠里)が集まっていました。一通りの説明が終わると、大学院生で一緒に研究をやっている須藤亮太(藤田富)が紹介されました。
その時、美波が遅れてやって来ます。美波は陽気に振る舞い、まるで遊びに来ているようでした。こんな美波を見た黒田は「遊びに来ているんじゃない、ふざけないでもっとまじめにやって」と文句を言いました。早速須藤の案内で本マグロの水揚げを見た美波は、血抜きをする様子を見て貧血になり、初日の合宿を早退します。
そんな美波に須藤はマグロに対する思いを熱く語ります。樋口教授が班分けをして、それぞれ課題に取り組もうという事になり、黒田と小泉はバイオテクノロジー、細野は寄生虫、そして美波は飼育班となり、須藤と研究を始めます。美波は須藤の指導でクエの胃袋の観察を48時間させられます。
宿舎に集まると、細野は「一日中ゴカイと戯れている」と言い、美波は「私はクエの胃袋ばかり」と研究の愚痴をこぼします。そして美波は恋人の省吾に電話をし、合宿の事や不満を話しました。
TUNAガールのネタバレあらすじ:承
樋口教授は「養殖したマグロを販売し、その利益で運営する研究所ははっきり言ってお金が足りない。パンダのような人気者なら人も金も集まるのに…」と話します。するとイベント同好会所属の美波は「マグロが人気者になるように考えてみる」と言いました。
樋口教授、須藤と一緒にマグロの孵化から数日成長を見守った美波は「就職はどうするんですか?」と須藤に聞きます。須藤は「君には関係ない」と言います。その時、事務の女性が美波に「取材依頼が来ている」と言いました。人気美食家がSNSで近大のマグロを食べて絶賛した記事に、美波がTUNAガールというハンドルネームで書き込みをしたことから拡散され情報が入ったのでした。
やってきたインターネットTVの撮影に、マグロを人気者にするため美波は張り切ってマグロの被り物を頭にかぶり、水着で撮影に臨みます。イベント同好会だけあって、ギャグを交えながら面白おかしく進める姿に、ネットにはコメントが殺到します。
一方、マグロ養殖の技術者たちは「ちょっとふざけ過ぎじゃないのか」という声が出ます。美波をかばっていたのは樋口教授でした。しかし調子に乗り過ぎた美波は、マグロの稚魚の入ったバケツをひっくり返してしまい、稚魚を多数死なせてしまいました。技術者たちに叱られた美波は部屋に引きこもってしまいます。
TUNAガールのネタバレあらすじ:転
この一件はネットを通じて拡散しました。電話で母親に慰められますが、恋人の省吾には「バカ女の彼氏がこいつだ!とSNSに拡散され迷惑している。別れよう!」と言われます。
美波の処分はなかったものの、同僚の黒田に「あんたのせいで研究所全体が変な目で見られた!ふざけないでと言ったじゃない」と責められました。美波は「ふざけてやったんじゃない」と言い返すと、細野が「同じ仲間だったらケンカしないで助け合おう」と泣きだします。
マグロを死なせ、省吾にもフラれた美波は、樋口教授に合宿をやめると言います。樋口教授は「僕がここへ来たときは失敗続きで、孵化からの生存率は0.1%しかなかった。君以上の失敗を何度もして生存率を5%にしたんだ」と言って励まします。
そんな時小泉が、母の入院により、弟の面倒と金銭的な面から合宿をやめると言い出します。美波は必至で説得しますが小泉は帰りました。美波は研究所の皆に謝ります。そして冗談も言わず、来る日も来る日も研究に没頭しました。
親睦会の場で樋口教授が須藤に「卒業したらここに来てくれないか?」と言うと、須藤は「北九州の研究所に行きたい」と言いました。その会話を美波は聞いていました。翌日、須藤と一緒にマグロの販売調査に行った美波は「須藤さんがここに残ってくれたらマグロが喜ぶよ」と言います。
TUNAガールの結末
台風が接近した研究所で、器材が雨水で濡れていると騒動になります。黒田の鍵の掛け忘れが原因でした。黒田は自分の責任だと自問しました。すると美波が黒田を励まします。心を開いた黒田は美波に自分の事を話します。途中で「機材は大丈夫だ!」という連絡が入り、美波が黒田に「さあ一緒に頑張ろう!」と言うと、黒田は元気になりました。
インターネットTVが再び取材にやって来ました。美波はこの場を借りてカメラに向かって謝り続けます。するとクルーがマグロを死なせたTUNAガールとして面白おかしく演出しようとします。このことで怒りが爆発した美波はカメラの前で「マグロの養殖をナメるな!」と怒鳴り、クルーを説教し、マグロの養殖がどれだけ大変かをしゃべりまくって締めくくりました。
すると樋口教授が「マグロの養殖は完結していない、始まったばかりだ」と言います。美波らの育てたマグロの稚魚が、沖合のイケスに入れられました。これで美波らの合宿は終わりです。樋口教授に就職は?と聞かれた美波は「養殖で役に立ちたい」と言い、その足で須藤に会いに行きます。
「北九州で頑張って」と美波が言うと、須藤は「ここに残ることにした」と言います。美波が「好きになりそう」と言うと、須藤は困った顔をしました。美波が「マグロの合間に恋愛もやってみよう」と言うと須藤は「好きだ」と言いました。美波は須藤に抱き着き「また帰ってくる」と言うのでした。
以上、映画「TUNAガール」のあらすじと結末でした。
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