裏アカの紹介:2019年日本映画。小説家の大石圭の同名小説を原作に仕事ばかりで退屈な日々を過ごしていた主人公の真知子がSNSの裏アカの世界にハマり承認欲求を満たしていくがやがてある男にハマっていき自分を見失っていく姿を描いています。
監督:加藤卓哉 出演:瀧内公美(真知子)、SUMIRE(サヤカ)、神尾楓珠(ゆーと)、市川知宏(佐伯)、田中要次(北村)、ほか
映画「裏アカ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「裏アカ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「裏アカ」解説
この解説記事には映画「裏アカ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
裏アカのネタバレあらすじ:起
アパレルショップの店長として働く真知子(瀧内公美)は、仕事も後輩に取られてしまったり、自分の力を発揮できず他人を妬む日々です。ある日、後輩のサヤカ(SUMIRE)に話を聞き、彼女のSNSのフォロワーが8000人を超えたと聞き、その華やかさが羨ましく思えた真知子でした。
そこでふと自分もやってみようと思った真知子は、SNSの裏アカを作成し、自分の下着姿を撮影して投稿します。それが大好評となり、サヤカを超える人気となります。そのことに高揚感を感じた真知子は、次々と際どい写真を投稿し始めるのでした。
かなりのバズりを見せ大満足の真知子でしたが、コメントをしてくる者のほとんどが、ヤリモク(性的な目的)のものだったので困っていたのです。しかし、ゆーと(神尾楓珠)という人物だけは、ヤリモクの者たちとは違いました。
裏アカのネタバレあらすじ:承
ゆーとに他の皆とは違う雰囲気を感じた真知子は、彼の存在が気になり始めるのでした。そしてゆーとの誘いで一度だけという約束の元、2人は会うことになります。
自然に良い雰囲気になり体の関係を結びました。事を終えた後、ゆーとは一度だけの約束だと冷たく言い放ち、去っていきます。
捨てられたようになってしまった真知子は、益々裏アカ二ハマるようになり、自分のハメ撮り動画を投稿するなど過激になり、ゆーととは違う男を求めたりもしますが、満たされることはありませんでした。
上手くいかない裏アカとは裏腹に、少しずつ仕事の方は充実し始め、新ブランドを提案するまで登りつめていきます。
裏アカのネタバレあらすじ:転
ストーカー被害に遭ったので裏アカもそろそろ潮時かと考えていた頃、仕事関係で出会った原島という男がゆーとだったのです。互いに平静を装いながらその場を乗り切ります。
真知子はゆーとが忘れられない気持ちから、もう一度会いたいと連絡します。そして再び会いますが、ゆーとは以前の彼とは違い、結婚相手がいながらも他の女と会っている男でした。真知子は改めてゆーとに自分に気持ちがないことを知ります。
新ブランドのお披露目パーティーを迎え、イベントは順調に進み大満足の真知子。パーティーに来ていた人達の反響も上々です。しかし突然スクリーンに映し出されたハメ撮り動画。それが真知子のものだというのは明らかでした。真知子は涙ながらに釈明しますが、すでに遅かったようです。
裏アカの結末
流出騒ぎによりドン底まで落ちた真知子は、職場に行けなくなり、1日のほとんどをベッドで泣いて過ごしていました。佐伯(市川知宏)や北村(田中要次)が玄関前にやってきて懸命に立ち直るよう動いてくれました。
しかし、そこであの動画を流した犯人が同僚の岡田だということが分かり、さらに愕然とする真知子。ゆーとの事を疑っていましたが、ゆーとは違うと話していたのは本当だったのです。
どうでもよくなった真知子は、化粧もせずフラフラと彷徨います。そして、橋のところで携帯を落とした真知子はそれを拾うことなく突然走り出しました。限界が来て吐くまで走りきった後、流れた涙をぐっと拭うのでした。
以上、映画「裏アカ」のあらすじと結末でした。
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