わが母の記の紹介:2011年日本映画。小説家、井上靖が68歳の時に出版した自伝的な小説を元に作られた小説がベースとなって作られた感動の実話。ある疑念をもったまま母親と向き合った8年間の想いを描いています。高齢の母親が痴ほう症になって家族をかきまわしていき、家族はそれに振り回されるのですが、その様子を温かく時には悲しくユーモラスに描いています。景色のきりとり方、音楽の使い方も含めてすべてにおいて「文学作品」といえる映画作品です。
監督:原田眞人 出演者: 役所宏司(井上洪作)、樹木希林(母親/八重)、三國連太郎(父親/隼人)、宮﨑あおい(洪作の三女/琴子)、菊池亜希子(洪作の次女/紀子)、ミムラ(洪作の長女/郁子)、、赤間麻里子(洪作の妻/美津)、南果歩(伊上家の次女/桑子)、キムラ緑子(伊上家の長女/志賀子)ほか