惑星のかけらの紹介:2011年日本映画。夜の渋谷の街で、男に声をかけながら徘徊する少女が、元恋人をストーカーのようにつけまわす青年・三津谷と会い、元恋人をつけまわす三津谷と行動を共にし愛し合い朝を迎えるという一夜の不思議な物語です。「女性の恋とセックス」がテーマのポルノチックシリーズの一作目です。
監督:吉田良子 出演者:柳英里紗(和希)、渋川清彦(三津谷)、河井青葉(由以子)ほか
映画「惑星のかけら」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「惑星のかけら」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
惑星のかけらの予告編 動画
映画「惑星のかけら」解説
この解説記事には映画「惑星のかけら」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
惑星のかけらのネタバレあらすじ:起
渋谷の空き地にいた少女の和希は、夜になると渋谷の街に出ました。通りがかりの男に「一緒にいてもらえませんか?」と声をかけるも気味悪がられ断られました。
一人の会社員風の男性とホテルに入った和希は、「一緒にいてくれるだけでいいんです」というものの、男は服を脱ぎベッドで和希二SEXを迫りました。和希は胸を腕で隠し、体をこわばらせ受け入れませんでした。何とかしようとする男でしたが、フロントから「時間です」と言われ帰ってしまいました。再び和希は渋谷の街を彷徨い始めました。
青年の三津谷はスレンダーで脚の綺麗な女性のあとをつけていました。女性は男に会いレストランに入りました。窓際に座った女性を三津谷はずっと見つめていました。一方女性も三津谷の顔を見つめていました。女性が男と店を出ました。再びあとをゆけ、隠れて見ていると三津谷が小銭を落としてしまいました。
そこへ通りかかった和希が一緒に拾っていると、三津谷が「いいから」と言いました。そんなやり取りをしていると、三津谷は女性を見失いました。
惑星のかけらのネタバレあらすじ:承
残念がる三津谷に謝る和希でしたが、突然三津谷が道路で寝てしまいました。慌てた和希は、寝ていると分かると、花壇の縁石に三津谷を運び寄り添いました。そこへ警官がやって来ました。和希が「さっき会ったばかり」と言った為、警官は和希の持ち物を調べ、住所などを聞きはじめました。
警官に「署まで来てください」と言われた時、三津谷が目覚めて「僕の親戚なんです、すいません飲み過ぎてしまって」と言って、和希を連れ立ち去り走って逃げました。立ち止まった三津谷は「帰りなさい」と和希に言いました。
和希が「ついて行っていいですか?」と聞くと、「いいけど」と言って三津谷は自分が、1日に何度も睡魔が襲いかかり寝てしまう病気であることを教えました。そして「この時間ならこの辺にいるはずだ」と女性を探し始めました。「どうしてわかるんですか」と聞く和希に、「毎日やってるから」と答えました。すると女性が男といました。男に電話がかかると、三津谷が「5分以上話すと、アイツ怒りだすから」と言いました。
惑星のかけらのネタバレあらすじ:転
女性は由以子とい名で、三津谷とは半年前までは恋人同士でした。「これストーカーかな」という三津谷でしたが、由以子は三津谷が言った通り怒って帰ってしまいました。しかし男が追いかけ路地でキスをし、体をまさぐりはじめました。その現場を見れない三津谷は、和希に見てもらって話しを聞きました。
興奮した男が無理やりホテルに連れ込もうとすると、由以子は通りがかった男の腕を組みキスをして逃げました。男と別れ一人でバーに入った由以子を、三津谷と和希も店に入って見つめていました。
由以子は声をかけてくる男とキスをしていました。スーツを着た男とは、トイレでSEXを始めました。落ち込む三津谷でしたが、由以子がトイレから出て来ると、男に「あなたはもういい」と言って突き飛ばしました。そして三津谷に「私をずっと見て楽しんでいるんでしょう」と言いました。
和希は由以子に「今でも好きなんですか?」と聞きました。由以子は和希を見下したような態度を取り和希をバカにしました。三津谷が「この娘は関係ないんだ」と言うと、由以子に嫉妬心を感じた和希は店を飛び出しました。
惑星のかけらの結末
三津谷は店を出た由以子の後を再びつけていました。その後ろには和希がいました。しばらく歩くと、三津谷が道路で寝てしまいました。由以子はそれを見てそのまま歩いて行きました。
和希は三津谷を塀によりかけて、寄り添いました。眠ってる三津谷に、和希は、帰ってこない父をずっと待っていたこと、そんな父を捨て再婚した母のことなどを話し、泣きながら「それ以来、渋谷を毎夜歩いているんです」と話しました。
三津谷が目覚めると、二人は空き地にいました。この空地は和希の家があった場所でした。和希は三津谷にキスをしました。三津谷も和希の体に手をまわしました。和希は「私ここじゃあダメです。ここから出たいんです」と言って二人はホテルに入りました。
ベッドでお互いの服を脱がすと、二人は何度もキスをして愛し合いました。夜明けが近くなり、ホテルを出た和希は渋谷の街を一人で歩いていました。
以上、映画「惑星のかけら」のあらすじと結末でした。
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