私がモテてどうすんだの紹介:2020年日本映画。第40回講談社漫画賞・少女部門を受賞、2016年にテレビアニメ化された、ぢゅん子の同名漫画を実写映画化した青春ラブコメディです。妄想好きのオタクな腐女子がひょんなことから学校のイケメンたちにモテてしまう様を描きます。主人公は元E-girlsの山口乃々華と『3年A組 今から皆さんは、人質です』などの富田望生が二人一役で演じ、THE RAMPAGEの吉野北人、『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』の伊藤あさひ、『仮面ライダージオウ』の奥野壮らが出演しています。
監督:平沼紀久 出演者:吉野北人(六見遊馬)、神尾楓珠(五十嵐祐輔)、山口乃々華(芹沼花依(激ヤセ後))、富田望生(芹沼花依(激ヤセ前))、伊藤あさひ(七島希)、奥野壮(四ノ宮隼人)、上原実矩(中野あまね)、坂口涼太郎(坂下)、水島麻理奈(大森)、ざわちん(土井)、中山咲月(二科志麻)、優希美青(琴葉)、宮崎秋人(芹沼拓郎)、戸田菜穂(芹沼みつこ)ほか
映画「私がモテてどうすんだ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「私がモテてどうすんだ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
私がモテてどうすんだの予告編 動画
映画「私がモテてどうすんだ」解説
この解説記事には映画「私がモテてどうすんだ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
私がモテてどうすんだのネタバレあらすじ:起
東乃端高等学校に通う女子高生の芹沼花依(富田望生)はぼっちゃり体系のオタク腐女子で、いつもイケメンを見てはボーイズラブ展開を妄想していました。この日も花依は登校のバス車内で、クラスのイケメン男子の七島希(伊藤あさひ)と五十嵐祐輔(神尾楓珠)の関係を勝手に妄想しては一人で楽しんでいました。
この日は花依がハマっているテレビアニメ『ミラージュ・サーガ』の放送日でした。花依はオタク仲間の同級生・中野あまね(上原実矩)とその話題で盛り上がり、いざ帰宅してテレビをつけると、何と花依の推しキャラである“シオン”が死んでしまうという衝撃の展開となりました。
花依はショックのあまり学校を休んでしまい、それから1週間もの間外に出ることなく部屋に閉じこもって泣き続けました。花依の母・みつこ(戸田菜穂)と兄・拓郎(宮崎秋人)が心配して部屋に突入したところ、何と花依(山口乃々華)は別人のように痩せ細り、見違えるような美少女へと変貌していました。
1週間ぶりに学校に姿を表した花依は一転してモテモテとなり、五十嵐や七島、後輩の四ノ宮隼人(奥野壮)、そして先輩の六見遊馬(吉野北人)の4人から同時にデートに誘われました。
私がモテてどうすんだのネタバレあらすじ:承
デート当日、花依はまたしてもイケメン4人で他愛無い妄想を始めようとしましたが、いつの間にか一行はオタクの聖地である池袋アニメイトの前に来ていました。
花依は自分がオタクであることを悟られないようにしようとしましたが、タイミング悪くこの日限定の『ミラージュ・サーガ』グッズが販売されていることを聞きつけ、買うべきか諦めるべきかの狭間で揺れ動きました。そんな花依の異変に気付いたイケメン4人は彼女が腹を空かせているのだと勘違いし、花依に何を食べたいのか聞いてきました。
しかし、もはや花依の我慢は限界を超えてしまい、走ってアニメイトに突入すると、最後の1品となっていたシオン抱き枕をゲットしました。花依は嫌われることを覚悟の上でイケメン4人に自分がオタクであることを白状しましたが、4人はドン引きするどころか大好きなものがあることを喜んでくれました。
イケメン4人はそのまま花依の家を訪れました。花依の部屋にはシオンの仏壇が飾られており、4人も花依と同様に手を合わせました。その翌日、イケメン4人は花依の趣味を理解しようと、彼女が持っているマンガを読んでみましたが、どうしても理解しがたいものでした。
私がモテてどうすんだのネタバレあらすじ:転
演劇部の部長・坂下(坂口涼太郎)が花依に、1ヶ月後にある演劇コンクールに出てほしいとオファーを出してきました。コンクールの地区予選を突破しないと演劇部は廃部になってしまうということであり、痩せて別人のように見違えた花依に白羽の矢が立ったのです。花依は自信がないながらも引き受けることにしました。
花依が演じるのは、『豚と王子とお姫様』という劇のヒロイン・お姫様役です。花依は早速稽古に入り、イケメン4人も稽古を見学することにしました。ところが、劇中でお姫様は王子様役とのキスシーンがあると聞いたイケメン4人は納得がいかないと言い出し、王子様役の適正の見定めを始める事態にまで発展しました。王子様役の部員は自信をなくしてしまい、坂下は五十嵐に代役を打診することにしました。
そんな中、五十嵐が中学時代に付き合っていた琴葉(優希美青)が来週からこの学校に転校してくることになりました。琴葉は五十嵐に以前のように付き合えないかとアタックしますが、五十嵐にはその気はありませんでした。琴葉のことを知った四ノ宮と七島は、五十嵐と琴葉がくっつけば花依を巡るライバルが一人減ると思いつき、琴葉も四ノ宮と七島に協力してほしいと頼みました。
琴葉は転校するなり演劇部に入り、王子様役の代役として五十嵐を猛プッシュしました。その甲斐あって王子様役は五十嵐に決まり、花依も稽古に熱を入れていきました。しかし、花依は無理が祟って熱を出し、自宅で寝込んでしまいました。イケメン4人は代わる代わる花依の元を見舞いに訪れましたが、1週間経ってようやく回復した花依は、なんと元通りのぽっちゃり体系に戻ってしまっていました。
私がモテてどうすんだの結末
五十嵐と六見は無理に花依をダイエットさせることはないと考えていましたが、七島と四ノ宮は花依を痩せさせたいと考えました。演劇部も花依のまさかのリバウンドに困り果て、代わりに琴葉をヒロインにしようとまで考えました。
太ったのは自分の中途半端さにあると自覚した花依はダイエットに励む決心を固め、七島と四ノ宮も協力することにしました。あまねは七島と四ノ宮に、花依はイケメン同士の絡みが大好物であることを教えました。
七島と四ノ宮は、花依がダイエットに成功したらイケメン同士の寸劇を見せると約束し、やる気がみなぎってきた花依は再び痩せることに成功しました。
花依はダイエットに成功したことをイケメン4人に感謝しなくてはと考えましたが、4人とも自分と付き合ってほしいと言い出しました。そこで花依は付き合う相手を1人に絞るべく、自分が出題するクイズに勝ったものと付き合うと言い出しました。クイズの内容はいずれも花依にまつわるものであり、4人は必死にくらいつきましたが、花依が最終問題として出題した「私が一番惹かれているもの」(回答は花依が新たにハマったアニメ『甲冑乱舞の朱』)が決め手となり、最後は六見が勝利しました。
しかし、六見は花依が好きなものとしてアニメキャラを出したということは、彼女はまだ誰にも恋していないのではと考え、花依が誰かを好きになる日をゆっくり待つことにしました。他の3人も同じ考えでした。
坂下は改めて花依にヒロインを演じてくれるよう頼みましたが、花依は断りました。その代わり、花依は自分よりもふさわしい適役がいると提案しました。
そして演劇コンテストの当日、舞台に立ったのは何と五十嵐と七島でした。舞台の内容は花依の希望によりイケメン同士のラブストーリーに置き換えられており、花依はあまねと一緒に観ながら大興奮していました。そして花依が思ったのは、やはりこのポジションがベストだということでした。
以上、映画「私がモテてどうすんだ」のあらすじと結末でした。
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