ワイルドツアーの紹介:2018年日本映画。『Playback』、『きみの鳥はうたえる』の三宅唱監督が山口情報芸術センター・通称「YCAM(ワイカム)」のオファーを受けて現地に約8ヶ月滞在。中高生たちといっしょに脚本や演出を考えながら撮影して完成した山口県を舞台にした青春映画。シュンやタケが恋に落ちる瞬間が見逃せない。「山口のDNA図鑑」はYCAMの実在のワークショップです。
監督:三宅唱 出演者:伊藤帆乃花(中園うめ)、安光隆太郎(シュン)、栗林大輔(タケ)、山崎隆正(ザキヤマ)、伊藤己織、高椋優気、増田結妃、桝田七海、渡邊芽惟、渋谷圭香、河村百音、川俣実穂、福田未空、横山南、ほか
映画「ワイルドツアー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ワイルドツアー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ワイルドツアーの予告編 動画
映画「ワイルドツアー」解説
この解説記事には映画「ワイルドツアー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ワイルドツアーのネタバレあらすじ:起
2018年2月。山口県山口市にあるアートセンター、山口情報芸術センター(YCAM)で大学1年生のインターン、中園うめは、「山口のDNA図鑑」というワークショップにファシリテーター(進行役)として参加している。参加希望の子供たちに、うめたちスタッフが紹介され、ワークショップの企画が説明される。
参加者は自分たちが暮らす街の様々な場所に行き、生えている植物を採取すると共に、その採取の様子をスマートフォンで記録していく。採取した植物はDNAが調べられる。ひょっとしたら新種が見つかるかも。
スタッフ・ルームで中学3年生のタケはうめに、彼女のことを何と呼んだらいいのかと聞く。そして「ウメちゃん」と呼んでいいことになる。そしてタケの親友のシュンを紹介する。高校受験を控えるタケとシュンだが、ウメちゃんといっしょに森の探索に行くことになった。
ワイルドツアーのネタバレあらすじ:承
大きな壁のある不思議な建物の前まで行くが、警備の男性に、市の文化財なので立ち入り禁止と言われて、シュンは不満げだったが、三人は引き返す。でも長靴でぬかるみを歩いたり、楽しい時間を過ごした。
「山口のDNA図鑑」に参加する子供たちは、海辺や山に行って植物を採取して来た。植物だけでなくウメちゃんが見惚れるきれいな石も取ってきた。
そのウメちゃんは同じYCAMのインターンの「ザキヤマ」と付き合っていたが、別れたばかり。ある日、YCAM内のホールに二人きりになった時に、ウメちゃんはザキヤマに、やり直せないかと言うが、ザキヤマにその気はなかった。
ワイルドツアーのネタバレあらすじ:転
タケとシュンが一緒にいるときに、シュンは、「シュンと二人だけで話したい人がいる」と呼び出される。呼び出したのは卒業したら大阪に引っ越す女の子だった。シュンとベンチに座った女の子はずっとシュンのことが好きだったと告白する。シュンが好きなのは誰か?と聞かれる。次々と女の子の名前が挙げられるが、その誰でもなかった。告白しないと後悔するよとシュンは言われる。
シュンはトイレでタケと二人になった時、きっとウメちゃんに告白すると宣言する。
ワイルドツアーの結末
タケは、ウメちゃんに手紙を渡す。高校に入ったら付き合ってほしいというタケの告白の手紙を読んだウメちゃんは、階段の踊り場で、タケを弟のように思っていたと話す。そして春からサンフランシスコに行くことも。YCAMのような場所で勉強を続けるのだと言う。
タケとウメちゃんがそんな話をしているとは知らず、シュンは三人で植物採取をした時の映像をモニターで見ていた。そして受験をがんばって高校に入ったらまた来ますとウメちゃんに言って別れた。
春が来て、ウメちゃんはサンフランシスコに旅立っていた。高校に入ってバスケットボール部に入ったシュンは久しぶりにYCAMに来て、ウメちゃんがもう居ないことを知った。連絡を取るとウメちゃんが喜ぶよと言われる。ギターケースをもったタケと公園に行って、ウメちゃんに見せる写真を撮影するのだった。
以上、映画「ワイルドツアー」のあらすじと結末でした。
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