宇宙戦艦ヤマト2199／第二章 太陽圏の死闘の紹介：2012年日本映画。謎の敵･ガミラスの攻撃により滅亡まで残り1年となった地球。救いの手を差しのべてくれたイスカンダル星へと旅立つ宇宙戦艦ヤマト。この第二章は、ワープ航法と波動砲、2つのオーバーテクノロジーの脅威を知らしめるとともに、シリーズ序盤最大のヤマ場『メ2号作戦』における激烈な攻防を描く。
総監督：出渕裕 声の出演：菅生隆之（沖田十三）、小野大輔（古代進）、桑島法子（森雪）、田中理恵（山本玲）、大塚芳忠（真田志郎）ほか
映画「宇宙戦艦ヤマト2199 第二章 太陽圏の死闘」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「宇宙戦艦ヤマト2199 第二章 太陽圏の死闘」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
作品紹介・キャスト
映画「宇宙戦艦ヤマト2199 第二章 太陽圏の死闘」解説
この解説記事には映画「宇宙戦艦ヤマト2199 第二章 太陽圏の死闘」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
宇宙戦艦ヤマト2199 第二章 太陽圏の死闘のネタバレあらすじ：起
ヤマトは、遥か彼方イスカンダルへの航程日数短縮を図る為に必要なワープ航法のテストに早速着手しますが,、原因不明のトラブルで予定宙域に達せず、木星にワープアウトします。その強大な重力に引き込まれたヤマトは浮遊大陸に軟着陸したものの、そこにはガミラスの基地があり早々に敵の魔の手に迫られました。ここにヤマトとガミラスとの初の本格的実戦が始まるのです。ショックカノンと三式弾による攻撃で敵艦を退けたヤマトは、すぐさま波動砲を試射がてら浮遊大陸へと撃ち込みます。凄まじい閃光とともにオーストラリア級の広さを誇っていた大陸はガミラス基地ともども消滅しました。波動砲の驚異的威力にガミラスとの戦いに勝利できると浮き足立つクルーも現れますが、艦長･沖田十三は「武器はあくまで身を守る為のもの」と戒めるのでした。
宇宙戦艦ヤマト2199 第二章 太陽圏の死闘のネタバレあらすじ：承
ヤマトは土星の衛星エンケラドゥスに立ち寄ります。エンジントラブルの修復に必要な稀少鉱物の採取と、この衛星から発信されている地球軍の救難信号の探索が目的でした。ガミラスはヤマトの動きを監視しており、ガミラス製アンドロイド（ガミロイド）を派兵します。ガミラス冥王星基地司令官のヴァルケ･シュルツはたった1隻で地球を飛び出したヤマトの目的を知りたく、クルーの拉致を命じています。救難信号探索の任にあった戦術長･古代進と船務長･森雪らは難破艦船を発見しますが生存者はいません。そこでガミロイド兵の襲撃を受けてしまい、雪が捕らわれてしまいます。氷原を必死に追跡する古代は何とかガミロイド兵に追いつき雪を解放させることに成功しますが、敵戦車の攻撃に遭いそうになります。その時、上空からヤマト艦載機･コスモゼロが飛来し、敵戦車を殲滅しました。古代は難破艦船の中で偶然手にした銃を見てあることに気づき、難破艦船のボディを撃ちます。崩れ落ちる氷の下から現れたのは『ゆきかぜ』の文字でした。兄･古代守が艦長を務めて冥王星で撃墜された駆逐艦です。古代が手にしている銃には『古代守』の名が刻まれていました。ヤマトはエンケラドゥスを離れますが、その氷原には兄を始めとした『ゆきかぜ』乗組員を想い古代が墓標を立てていました。
宇宙戦艦ヤマト2199 第二章 太陽圏の死闘のネタバレあらすじ：転
沖田は冥王星ガミラス基地を叩く為に『メ2号作戦』を発動します。まず、艦載機によって敵基地の位置探索をし、発見次第ヤマトと艦載機による攻撃を実施するというものです。特殊な遮蔽によりレーダー探知できない基地を捜すべく艦載機が発艦しますが、今回は古代が航空隊指揮を執ります。そして、エンケラドゥスで古代らを救った航空隊員･山本玲が彼とコンビを組みました。ガミラスはビーム攻撃でヤマトを苦しめます。1発目の攻撃の射角から割り出しその死角へと移動するヤマトでしたが、そこは安全圏ではありませんでした。次々と違った方向からビームが放射されてきます。ガミラスの手による改造の為に冥王星が有するようになった氷の海へと、一時的に推力を失ったヤマトは着水します。ガミラスのこの攻撃は反射衛星砲によるものでした。大型砲台から放たれたビームを冥王星上空に散りばめられた衛星がリフレクト機能を駆使して放射角度を変えさせながら標的を捕らえるのです。衛星はデブリに偽装していて目視確認は困難でした。どこから撃ってこられるかわからない事態の中、真上から雷の如く降ってきたビームに叩かれたヤマトは大きな爆発とともに冥王星の海へと沈み行くのです。
宇宙戦艦ヤマト2199 第二章 太陽圏の死闘の結末
敵のビーム攻撃により冥王星の海底に沈むヤマトでしたが、その艦内では反攻に向けての準備が着々と進んでいました。多過ぎるデブリを不審視した副長･真田志郎の命により情報長･新見薫がいくつかの反射衛星を発見します。一方、古代と山本はオーロラ状の遮蔽フィールドに隠された敵基地を発見し、ただちにフィールドを展開する塔に攻撃を加えます。応急修理を終えたヤマトが海上へと浮上しました。ヤマトに止めを刺そうとガミラスは反射衛星砲を撃とうとしますが、衛星への信号をヤマトが傍受し放射コースを解読します。間一髪のところで近傍の衛星を撃ち抜くと、ビームは彼方の空へと消え去っていくのでした。その時に放たれたビームから敵砲台が氷結した湾内にあることを確認できたヤマトは、その地点へ三式弾を撃ち込み海中に隠されていた砲台を見事破壊します。至近の湾内で起きた激しい爆発による大波に飲み込まれていく基地からシュルツらは慌てて逃亡を図りますが、ヤマトの更なる攻撃によりいくつかの艦が混乱、衝突し、複数の惑星間弾道弾を誘爆させたのです。冥王星の空を赤く染める大爆発の中をシュルツが率いる残り僅かなガミラス艦が飛び立っていきます。ヤマトはこれを追撃し、シュルツの艦以外の敵を撃破できました。沖田はこれで遊星爆弾の脅威を除けたことに一時だけながら安堵するのです。
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