妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDSの紹介:2018年日本映画。ゲームおよびテレビアニメシリーズ『妖怪ウォッチ』の映画版第5作です。本作は舞台を今から約60年前の1960年代とし、“妖怪ウォッチ”を手にした少年少女たちの友情と闘い、そして人気キャラクター“エンマ大王”の誕生に迫るストーリーとなっています。
監督:高橋滋春 声の出演:種﨑敦美(下町シン)、木村良平(高城イツキ/エンマ大王/夜叉エンマ)、東山奈央(有星タエ)、小桜エツコ(猫又)、関智一(執事・臼田さん)、子安武人(ぬらりひょん)、小栗旬(紫炎)、ブルゾンちえみ(玉藻前)ほか
映画「妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDS」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDS」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDSの予告編 動画
映画「妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDS」解説
この解説記事には映画「妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDS」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDSのネタバレあらすじ:起
現代、冬。ある一人の老紳士(西村知道)がとある街の橋の上まで歩み寄ってきました。老紳士は自分の余命がそう長くないことを悟っており、約60年前に出会った“イツキ”という少年を懐かしんでいました…。
今から約60年前の1960年代の東京・さくら元町。貧しい少年・下町シン(種﨑敦美)は新聞配達のアルバイトをしながら、病床の母・幸子(日野未歩)と亀の“ノロ”の面倒を見ていました。そんなシンの夢はいつか立派な豪邸に住むことでした。ところがそんなある日、幸子は何かに憑りつかれたかのように突然豹変、家を飛び出すとそのまま車に撥ねられて死亡してしまいます。母は生活苦を理由に自殺したのだと思い込んだシンは川に身を投げようとしたところ、通りかかった高城イツキ(木村良平)という少年に「死んでも何にもならない」と引き止められました。イツキは何かが人に憑りついて悪さをしているのだといい、それから魂を取り戻せば生き返るとシンを励ましました。
妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDSのネタバレあらすじ:承
シンとイツキの前に“守護霊”と“妖怪”が見えるという少女・有星タエ(東山奈央)が現れ、イツキは半ば強引にタエを仲間に引き入れました。そしてイツキはシンとタエを自宅の豪邸に誘い、執事の臼田(関智一)と引き合わせました。イツキは姉(佐藤はな)を自殺に見せかけて殺されており、妖怪が関連しているとみて調べていたところ、人間に化けて女性の魂を喰らうという妖怪・玉藻前(ブルゾンちえみ)の仕業であると断定していました。
臼田は妖怪を召喚するためのアイテム“アーク”を用意していましたが、これを起動させるためには伝説の時計“妖怪ウォッチ”が必要であり、それは“山姥屋敷”にあると告げました。早速現地に向かったシンたちは、この屋敷は元々タエの一家代々のものであり、祖母・キネ(真山亜子)は山姥(鈴木れい子)に囚われていることを知ります。シンたちは、シンの守護霊・スーさん(檜山修之)の助けを借りて山姥からキネを救い出し、“妖怪ウォッチエルダ零(ゼロ)”を手に入れました。しかし、ウォッチはイツキを選ばず、シンを持ち主として選びました。
妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDSのネタバレあらすじ:転
シンは妖怪ウォッチで猫又(小桜エツコ)、河童(竹内良太)、座敷童子(浅沼晋太郎)を召喚、人間に化けていた玉藻前を激闘の末に倒しました。ところが、玉藻前は閻魔大王(大友龍三郎)の命令で魂を妖魔界に送っていたことを白状、キネが用意した“妖魔切符”で“妖怪電車”に乗り込み、途中で妖怪・アイタタタイムズ(奈良徹)に閻魔大王の居場所を聞いたところ、翌日にも新たな大王を決める“エンマ武闘会”が行われることを知ります。
閻魔大王と腹心・ぬらりひょん(子安武人)の前に引き立てられたシンたちは、大王は玉藻前に指示などしておらず、大王の息子で後継者の座を狙う紫炎(小栗旬)が企てたことだと知ります。紫炎に大王の座を渡したくない閻魔大王に、イツキは武闘会に出場を志願して許可されました。その頃、紫炎は集めた人々の魂を喰らい力を蓄えていました。
翌日、遂にエンマ武道会は開幕、シンたちは紫炎の配下であるカラス天狗(奈良徹)の前に苦しめられますが、猫又は怪猫カマイタチ(黒田崇矢)へと変身して天狗を倒しました。しびれを切らした紫炎は自ら閻魔大王に戦いを挑み、大王の力を奪い取りました。
妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDSの結末
紫炎は続いてイツキに斬りかかりますが、イツキはひとつもダメージを受けていませんでした。実は、イツキは姉を止めようとして一緒に落下して死亡しており、妖怪・ククリ姫(久野美咲)の力で現世に霊体として舞い戻っていたのです。“妖怪ウォッチエルダ神(ジン)”を手に入れたイツキは賢神アマテラス(榎木淳弥)を召喚、猫又を猫王バステト(佐藤健輔)、河童を河童王サゴジョウ、座敷童子を天狗王クラマへと進化させました。しかし、苦戦を強いられた紫炎は力を暴走させて反撃に転じ、閻魔大王は紫炎を止めるには彼の結界の中に入り、良き心を呼び覚ます必要があるといい、それができるのはイツキしかいないと断言しました。イツキは決死の覚悟で結界の中に入りますが、実は紫炎はかつて妖魔界を滅亡寸前にまで追い込んだ邪悪の化身・空亡(内田直哉)に憑りつかれており、空亡は遂にその姿を現して猛威を振るい始めました。イツキは紫炎の良心と融合して“夜叉エンマ”(木村良平)に変身、駆け付けたキネが持ってきた退魔の剣・草薙、スーさんが進化した軍神スサノオら妖怪たちの総力を結集させて神の剣“アメノムラクモ”を誕生させ、空亡を倒しました。
全ての力を使い果たした夜叉エンマはイツキの姿へと戻り、この世界にはもう戻れないことをシンに伝えました。そしてイツキは新たな“エンマ大王”になることを決意、シンと永遠の友情を誓って去っていきました。そしてイツキは紫炎と融合、金髪の赤ん坊として生まれ変わりました。閻魔大王は、いつか妖怪と人間が再び仲を取り戻す日まで妖怪ウォッチを封印することにしました。
そして現代。年老いたシンの前にイツキの生まれ変わりであるエンマ大王(木村良平)が現れ、二人は約60年ぶりに再会を果たしました。シンはエンマ大王に妖魔界へ連れていってほしいと頼みましたが、エンマ大王はそれは出来ないと断り、まだこの世でやるべきことがあると伝えるとその場から去っていきました。シンは今では妻となったタエ(はやみけい)と一緒に見送っていました。
まさかの土蜘蛛登場したーーーーーーーーーーーーー‼️あの時はびっくりして劇場内で絶叫するとこだった