映画「魔女っこ姉妹のヨヨとネネ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
魔女っこ姉妹のヨヨとネネの紹介：2013年日本映画。漫画「のろい屋しまい」を映画化した作品。原作とは異なり、現代社会の日本を舞台とする独自のストーリーが展開される。ハイクオリティな映像が注目を集め、満足度の高いアニメ映画として知られている。魔法をかけたり解いたりすることを生業とする魔女っこのヨヨが異世界に迷い込み、そこで暮らす人々の家族や親戚の親子愛に触れて成長していく。そして最後には、妹のネネや仲間たちと共に世界を救おうとするこの物語は、まわりの人々の無事を願うことの大切さを私たちに教えてくれる。
監督：平尾隆之 声の出演：諸星すみれ(ヨヨ)、加隈亜衣(ネネ)、沢城みゆき(孝洋)、櫻井孝宏(健生)、本田貴子(おヨネ)、ほか
この解説記事には映画「魔女っこ姉妹のヨヨとネネ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
「のろい屋」を営む魔女のヨヨ(諸星すみれ)が商談をしていると突如、家の前に見たこともないごつごつした建物がニョキニョキと立ち上がりました。ヨヨと妹のネネ(加隈亜衣)は早速、建物の調査を開始します。
それは現代社会の一軒家やビルが組み合わさってできているようで、なぜかヨヨのかける魔法は効きません。ヨヨはマンションのエレベーターの中に人を見つけたので追いかけますが、魔法陣の中に入ってしまい異空間に吸い込まれます。
そして現代社会の東京に辿り着くと、ヨヨはなぜか成長した姿になっていました。ヨヨはエレベーターにいた少年を追いますが、彼の両親が呪いにかけられている姿を目撃します。ヨヨは少年の孝洋(沢城みゆき)の兄、健生(櫻井孝宏)から両親の呪いを解いて欲しいと頼まれ、ネネと連絡をとって請け負うことを決めるのでした。
早速二人は呪いの元を辿り、近くの小学校に到着します。すると、孝洋たちの親戚である亜紀が一人で遊んでいたので、ヨヨは交流を深めます。孝洋は友だちと遊んでいましたが、そのうちの一人が携帯電話でダウンロード数が多い人気のゲームをしていて、レアカードを引き当てます。そこには「願いごとをかいてね」と書かれていたので冗談半分にテーマパークに行きたいと書くと、手元にそのテーマパークの入場チケットが現れたので、孝洋たちは驚きます。
友人たちは自らの願いごとを次々に書き込んでいきました。すると、彼らは孝洋の両親と同じく呪いにかけられた状態になってしまいました。孝洋は亜紀をおんぶし、ヨヨと共に手がかりの携帯電話を持っている友人を家に連れて行きます。ヨヨはネネに調べものをお願いし、孝洋の家に泊まることになりました。
ヨヨは亜紀の持っているペッツの底部分に、呪いを返す魔法陣が書かれていることを発見します。アキの母は魔法石を研究する魔女でしたが、事故で亡くなったとされていました。ヨヨは、孝洋と亜紀と共に夏祭りに出かけます。すると突然、空が緑色になり、近くにある建物がどんどんなくなっていきます。そして、その建物はネネのいる魔の世界に落ちてきました。
どうやらこれが、ネネたちが最初に見たごつごつした建物を形作っているようです。ヨヨは優しく接してくれた町の人々を守るため、魔法で大きな盾を作って抵抗しますが、魔力が落ちてしまいました。孝洋はネネに助けを求めます。すると、そこには魔の世界の総指令であるおヨネ(本田貴子)という強気の女性がいて、あと一日で解決させなければ現代社会の世界を破壊すると宣言されてしまいます。
ネネはヨネによる世界破壊をやめさせ、引き受けた依頼も全て終わらせることを誓います。
ヨヨと孝洋は、奇跡石という石が関係することを突き止め、ゲームの製作オフィスへ向かいます。そのスタッフの一人はアキの父でした。ヨヨの魔力が散って力がなくなっていることを心配したネネは、おヨネに協力を呼びかけます。おヨネは、ヨヨとネネの祖母だったのです。
ヨヨは根源である奇跡石を見つけますが、その石に吸い込まれてしまいます。しかし、ヨヨはそこでアキの両親の記憶を目にします。アキの持つペッツは娘を守るために、母が奇跡石の一部を使って作ったものでした。奇跡石の暴走は、利用者が自分のためだけの願いごとを書いたために起きていましたが、世界中の人々が他人の無事を願う願いごとをゲームに書き込んだことによって石が解放され、ヨヨに魔力が戻ります。
ヨヨは世界を浄化するために魔の世界に帰れなくなることを承知で最後の戦いに挑み、多くの人々の力を借りて依頼を達成しました。両方の世界に平和が訪れます。ヨヨは孝洋や亜紀と別れて、無事に元いた魔の世界へと帰っていくのでした…。
以上、映画「魔女っこ姉妹のヨヨとネネ」のあらすじと結末でした。
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