ずんだホライずんの紹介:2017年日本映画。若手アニメーター育成プロジェクト「あにめたまご2017」にて公開された、ずんだ餅をモチーフにした少女のキャラクター「東北ずん子」を主人公にした劇場アニメーション。「ずんだアロー」で矢を放ち、どんな餅でもおいしいずんだ餅にすることができる東北ずん子は、仲間達とすんだ餅を食べながら幸せに暮らしていました。しかし、そんなずん子が気に入らない「納豆ファクトリー」の総帥「大江戸ちゃんこ」は、ずん子に戦いを挑みますが、その時謎の第3勢力が介入し、事態は明後日の方向に向かっていきます。
監督:竹内浩志 声優:東北ずん子(佐藤聡美)、東北イタコ(木戸衣吹)、東北きりたん(茜屋日海夏)、大江戸ちゃんこ(指出毬亜)、沖縄あわも(古賀葵)、北海道めろん(清水彩香)、中国うさぎ(桃河りか)、四国めたん(田中 小雪)、九州そら(西田望見)、中部つるぎ(濱口綾乃)、関西しのび(今村彩夏)、ずんだもん(伊藤ゆいな)、暗黒大将軍(豊口めぐみ)、餅神様(折笠富美子)、ほか
映画「ずんだホライずん」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ずんだホライずん」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ずんだホライずん」解説
この解説記事には映画「ずんだホライずん」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ずんだホライずんのネタバレあらすじ:起
東北イタコ、東北きりたん、中国うさぎ、九州そら、四国めたんは、今日も枝豆を使ってずんだ餅を作っていました。しかし、きりたんが作ったずんだ餅を試食をしたところあまりおいしくなく、しかも、すでにずんだ餅を大量に作ったため、取り返しがつかないところまで来てしまっていました。
頭を抱える5人でしたが、その時、東北ずん子が現れ、作ったずんだ餅に「ずんだアロー」を撃ち込んだところ、おいしいずんだ餅となりました。ずんだ餅を食べて談笑する6人でしたが、その様子を見た関西しのびは危機感を覚えました。
そのころ納豆工場では、「納豆ファクトリー」の総帥である大江戸ちゃんことその部下である中部つるぎ、北海道めろん、沖縄あわもが、製造したおいしい納豆の出来栄えを賞賛していました。そこへしのびがやってきてずん子達のことを報告したところ、納豆と同じ大豆を原料とするずんだ餅を敵視するちゃんこは、ずん子を妨害することにしました。
ずんだホライずんのネタバレあらすじ:承
その後、大干ばつの影響による品薄で大豆の値段が高騰して入手が難しくなり、すんだを作れなくなったずん子は落ち込んでいました。それでも気を取り直して、最後の枝豆でずんだを作っていると、そこに旅人がやってきて、食事を恵んでくれるよう頼んできました。
ずん子は、最後のずんだを提供することに躊躇しますが、思い直して、ずんだ餅を旅人に提供しました。その旅人は、初めて食べるずんだ餅の美味しさに大喜びでしたが、枝豆を使用すると聞いて態度を一変させ、ずんだ餅を床にたたきつけさらにずんだ餅を踏みつけました。
その旅人は、実はちゃんこが送り込んだめろんとあわもで、ずんだを見下し納豆を持ち上げました。そこにきりたんとイタコがやってきて、4人は激しく争いました。やがて、めろんとあわもが退却して争いは収まったものの、ずん子は、ずんだが争いの種になったことに戸惑いを隠せませんでした。
ずんだホライずんのネタバレあらすじ:転
ずん子一派とちゃんこ一派の争いは、その後も各地で繰り広げられ、そして、ついに荒廃した大豆畑で、ずん子とちゃんこが相まみえました。ずん子は、なぜずんだを憎むのかちゃんこに尋ねたところ、ちゃんこは、かつてずんだをアボカドディップと思って食べてしまったショックとがっかりから憎むようになったと言いました。
そこにずん子一派とちゃんこ一派の面々も集まり、最終決戦が始まろうとしたとき、ずん子一派だっためろんとあわもを引き連れ謎の人物がやってきました。彼女は、小豆をつかったあんこを信奉する暗黒大将軍と名乗り、ずんだ、納豆、味噌など大豆を使う製品を罵りました。
暗黒大将軍は、大豆が”大”豆を名乗り、小豆が”小”豆であることが気に入らなかったのでした。
ずんだホライずんの結末
そして暗黒大将軍は、小豆が豆の中の大王となると宣言し攻撃を開始しました。暗黒大将軍の攻撃によりダメージを受けたちゃんこは、なぜかずん子に怒りをぶつけました。ちゃんこは、ずん子達が大豆を買い占めたと言いましたが、ずん子達にそんな事をできるお金はなく、大豆を買い占めたのは暗黒大将軍の仕業でした。
さらに、ちゃんこは、暗黒大将軍に寝返っためろんとあわもの、納豆なんてあってもなくてもいい、という言葉にショックを受けます。暗黒大将軍は、ショックで動けないちゃんこにとどめを刺そうとしますが、ずん子がちゃんこをかばって重傷を負いました。
ずん子は、意識がもうろうとする中、大豆、小豆、いんげん豆、えんどう豆、落花生などみんな豆の仲間だと言いました。その言葉を聞いた暗黒大将軍は、小豆と大豆は敵同士と誤解していたことに気づきました。
やがてずん子は死んでその魂は天に召されましたが、ちゃんこの涙が地面に落ちた時、それまで荒廃していた大地は突如緑豊かな大地に変わり、ずんこが蘇りました。そこに餅神様が降臨し、ちゃんこ達が流した涙がずん子を蘇らせた、と言いました。
そして、餅神様は、納豆もあんこも私の中ではかわいい娘で、お餅の前ではみな仲間だ、と言い、ずん子達は、その言葉に元気よく応えました。
以上、映画「ずんだホライずん」のあらすじと結末でした。
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