ゴジラの紹介:1954年日本映画。ゴジラの原点。今や世界にあまねく知れ渡ったゴジラシリーズの記念すべき第1作。戦時中の大空襲を連想させるゴジラの東京上陸シーンが話題となった。アメリカでは配給業者がオリジナルの場面を付け加え「Godzilla, King of the Monsters!」として公開。
監督:本多猪四郎・出演:宝田明(尾形秀人)、河内桃子(山根恵美子)、平田昭彦(芹沢大助)、志村喬(山根恭平博士)、堺左千夫(萩原)
映画「ゴジラ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ゴジラ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ゴジラの予告編 動画
映画「ゴジラ」解説
この解説記事には映画「ゴジラ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ゴジラのネタバレあらすじ:起
1954年8月13日、太平洋を航行中の貨物船・栄光丸。デッキで船員たちがくつろいでいると、当然付近の海面が眩しく光り始めます。そして波が大きくうねり、たちまち栄光丸は転覆。遭難の知らせはすぐに東京へもたらされます。海上保安庁からの知らせで別の貨物船が遭難現場に向かいますが、その船も行方不明に。やがて付近で漁をしていた船が生存者3名を救助。彼らは漁師に「海が爆発した」と告げます。しかし、その漁船までも行方不明となってしまいます。
ゴジラのネタバレあらすじ:承
付近の大戸島に生存者1人がイカダで流れ着き、マスコミが取材に来島。「ゴジラの仕業かもしれない」と年寄りが告げるのを、記者たちは神妙な顔で聞き入ります。やがて嵐が島を襲い、それとともに生物らしきものも現れて、家々を踏み潰します。政府は大戸島災害調査チームを結成し、現地に派遣。潰れた家々を精査すると、壊れた家屋には放射能が感知され、専門家は首をひねります。古生物学者の山根恭平博士だけはこれが巨大生物の仕業である事を確信。やがて、その生物が島民と調査チームの前に姿を現します。トカゲが巨大化したようなそのグロテスクな外見。皆が逃げ惑うなか、巨大生物は海へ泳ぎ出し、島を離れます。
ゴジラのネタバレあらすじ:転
山根博士は国会議員の前で生物について説明。ゴジラと命名し、水爆実験のために海上へと逃げてきたのだろうと推論を述べます。政府はフリゲート艦隊による爆雷攻撃によってゴジラを倒そうとしますが効果がなく、やがてゴジラは東京へ上陸します。電車を脱線させ、長い尾で家屋をなぎ倒し、口からは特殊な気体を吐き出して、首都を蹂躙。人々は為す術もありません。東京は火の海となり、まるで戦時中の空襲が繰り返されるような有様です。
ゴジラの結末
被災者たちの悲惨な状況を知った山根博士の娘・恵美子は、父の弟子である芹澤という科学者から見せられた特殊な化学物質を思い出します。そのオキシジェン・デストロイヤーを使えば、ゴジラを倒せるかもしれません。恵美子から説得され、芹澤もその使用を承諾。海上保安庁の巡視船でゴジラのいる海底に自ら降りた芹澤は、自分の身を犠牲にしてオキシジェン・デストロイヤーを作動させます。ゴジラは消滅。しかし、その種族は1匹とは限らず、再びその仲間が姿を現す可能性は否定できません……。
「ゴジラ」感想・レビュー
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宝田明さんの御冥福を御祈り致します。
全てはここから始まりました。
もう半世紀以上前の作品なんで、技術的な粗はもちろんありますが、それでもモノクロの画面から伝わってくる迫力はものすごいです。
最近のITによる特撮じゃないミニチュアと着ぐるみによる作品。
たまにはピアノ線が見えるのもご愛敬。
初見の時に感じた興奮はいまだに忘れられません。