続・男はつらいよの紹介:1969年日本映画。シリーズ第2作。ミヤコ蝶々が達者な口舌を駆使してアクの強い寅さんの母親を演じる。夢の場面が映画の冒頭に出てくるシリーズ最初の作品でもある。キネマ旬報ベストテンでは第9位に入選。
監督:山田洋次 出演:渥美清(車寅次郎)、倍賞千恵子(さくら)、佐藤オリエ(坪内夏子)、山崎努(藤村薫)、前田吟(諏訪博)ほか
映画「続・男はつらいよ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「続・男はつらいよ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
続・男はつらいよの予告編 動画
映画「続・男はつらいよ」解説
この解説記事には映画「続・男はつらいよ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
続・男はつらいよのネタバレあらすじ:起
母親と再会する夢を見ていた寅さん。目が覚めてみるとそこは汽車が間近を通る旅の宿です。寅さんはぶらりとまた柴又へ。団子屋へゆくと、さくらは子供を産んでいて、その甥っ子とも初対面です。顔を見せただけですぐに旅立とうとした寅さんですが、商業高校時代の恩師坪内先生と再会、そしてその娘・夏子の美しさに惹かれ、その家に上がりこみます。その夕食の席で胃痙攣を起こした寅さんは緊急入院。そこに務める藤村という医者に乱暴な態度を戒められ、許可もなく脱走。舎弟の登と焼肉屋へ。ところが飲食代が払えずに警察へ連れてゆかれ、一晩留置場へ入れられる羽目になります。
続・男はつらいよのネタバレあらすじ:承
坪内先生にも迷惑をかけたことですっかり面目をなくした寅さんは旅の空へ。赴いた先は京都です。渡月橋のたもとで商売をやっていると、そこで偶然旅行中の夏子と再会。坪内先生も来ていたのでまた顔を合わすことになりますが、先生からは「正業につけ」と叱られます。先生に京都に滞在している理由を問われたため、「生みの母と会うのが目的」だと答える寅さん。自分が捨てられた事もあって、まだ躊躇する気持ちがあったのですが、先生に諭されてやっと本気で会う気になります。先生の言いつけで、夏子も寅さんに付き添います。
続・男はつらいよのネタバレあらすじ:転
「グランドホテル」に勤めていると聞いて、立派な高級ホテルだと思いこんで探すものの、辿り着いたのは派手な外観のラブホテルでした。従業員に上品な中年女性がいたため、彼女を母親だと思い込む寅さんと夏子。しかしとんだ勘違いで、実際の母親は女経営者の方でした。さすがの寅さんも思い描いていた瞼の母とは大違いの下品な様子に幻滅します。
続・男はつらいよの結末
柴又へ戻ってきた寅さんに対し、さくらたちは腫れ物に触るような態度です。しかし幻滅もしばらくのことで、また楽天的な気分に戻った寅さんはしばしば団子屋を訪れる夏子への思慕を募らせます。ところが夏子の方は寅さんの入院をきっかけに知り合った藤村医師と交際を始めていました。そのうち、元気そのものだった坪内先生が急死。その葬式の席で寅さんは夏子と藤村の仲を知ってしまいます。傷心のまま柴又を旅立った寅さん。そして新婚旅行に行った夏子と藤村は京都で寅さんを目撃。彼はいつの間にか母親と親しくなっていました。
以上、映画「続・男はつらいよ」のあらすじと結末でした。
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