男はつらいよ フーテンの寅の紹介:1970年日本映画。シリーズの3作目。1作目で脚本を共同執筆した森崎東が演出を担当。脚本自体は山田洋次(小林俊一・宮崎晃との共同)によるものだが、さくらの出番が減り、雰囲気の異なる作品になっている。
監督:森崎東 出演:渥美清(車寅次郎)、倍賞千恵子(さくら)、森川信(おいちゃん)、新珠三千代(志津)、香山美子(染奴)
映画「男はつらいよ フーテンの寅」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「男はつらいよ フーテンの寅」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
男はつらいよ フーテンの寅の予告編 動画
映画「男はつらいよ フーテンの寅」解説
この解説記事には映画「男はつらいよ フーテンの寅」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
男はつらいよ フーテンの寅のネタバレあらすじ:起
田舎の旅館で風邪を引き、部屋にこもったままの寅さん。近くを走る蒸気機関車の警笛も頭にこたえます。また柴又へ帰ってくると、おいちゃんや博がとらやに落ち着く事を懇願。旅先で病気に苦しんだ経験から、寅さんもその気になります。折から、タコ社長が知り合いの女性の縁談相手を探している最中でした。酔ったついでに寅さんは色々と結婚の条件に細かい注文。聞いている一同を呆れさせます。見合い当日、珍しく背広を身に着け、緊張でガチガチとなっている寅さん。相手の女性が姿を見せますが、驚いたことにそれは仙台の焼き鳥屋にいた駒子という旧知の女性でした。
男はつらいよ フーテンの寅のネタバレあらすじ:承
「亭主持ちのはずがなぜ見合いを?」と事情を聞くと、駒子は泣き出し、同席していたおいちゃんとタコ社長はバツが悪くなって逃げ出します。駒子によると、亭主は浮気の末に彼女を捨てた由。おまけに現在彼女は亭主の子を身ごもっていました。情にほだされ、亭主を見つけ出して仲裁役を務める寅さん。2人のために宴会や旅行で散々とらやの金を使い、おばちゃんを激怒させます。最後には義兄の無茶苦茶な言動に堪忍袋の緒が切れた博が寅さんと大喧嘩。しょんぼりした寅さんはさくら夫婦に見送られ、また柴又を去っていきます。
男はつらいよ フーテンの寅のネタバレあらすじ:転
それから1ヶ月たち、とらやではおいちゃんとおばちゃんは休みを取って湯の山温泉へゆくことになります。もみじ荘という旅館に泊まりますが、そこで偶然番頭として働いている寅さんに遭遇。彼は女将の志津に惚れてしまい、そのまま従業員として居着いてしまったのです。おいちゃんたちが帰った後、寅さんは芸者の染奴の揉め事に介入。染奴は志津の弟・信夫と付き合っているのですが、ラーメン屋で彼と口論になったのです。寅さんは信夫との喧嘩で橋から落ちて怪我をする羽目に。そのお陰で志津から看病してもらいます。
男はつらいよ フーテンの寅の結末
やがて、信夫が染奴を責めていたのは、彼女が借金のため身を売る決心をしたせいだと分かり、寅さんは2人に同情。駆け落ちを勧めたため、彼らは東京へ去っていきます。1人残された志津は付き合いのある大学教授との結婚を決め、もみじ荘は売却処分に。失恋した寅さんはまた旅に出ます。大晦日、蕎麦を食べているとらやの人たち。九州からのテレビ中継で寅さんがインタビューに答えているのを見て、思わず涙を流します。そんな気持ちも知らず、新年を迎えても寅さんは気楽に旅を続けるのです。
以上、映画「男はつらいよ フーテンの寅」のあらすじと結末でした。
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