新・男はつらいよの紹介:1970年日本映画。シリーズの4作目。テレビドラマ版「男はつらいよ」で演出を手掛けた小林俊一が監督を担当。また「フーテンの寅」と同様、倍賞千恵子が「家族」のロケーション撮影で東京を離れていたため、彼女の登場場面が少なくなっている。
監督:小林俊一 出演:渥美清(車寅次郎)、森川信(おいちゃん)、三崎千恵子(おばちゃん)、前田吟(博)、栗原小巻(宇佐美春子)
映画「新・男はつらいよ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「新・男はつらいよ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
新・男はつらいよの予告編 動画
映画「新・男はつらいよ」解説
この解説記事には映画「新・男はつらいよ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
新・男はつらいよのネタバレあらすじ:起
今日も旅の空の寅さん。峠の茶屋でおいちゃんとおばちゃんへの孝行を思い立ち、柴又へ帰る気になります。しかし先立つものがありません。ギャンブルで稼ごうと、名古屋の競馬場へ向かい、大穴を狙います。そこに偶然タコ社長が来ていて、無茶な賭け方に呆れ顔。しかし、意外なことにその馬が1着に。その後も大穴狙いを続けていずれも的中し、配当金の合計が100万円に達します。
新・男はつらいよのネタバレあらすじ:承
得意顔でタクシーに乗り込み、そのまま柴又へ戻ってくる寅さん。近所の人々を招いて大宴会を始めます。翌日になって元舎弟の登が勤める旅行代理店にゆき、切符を手配。おいちゃん、おばちゃんをハワイへ連れてゆくことになります。ところが出発当日になって代理店の店長が料金を持ち逃げしたことが判明。近所の人たちが見送りに来たため、仕方なく羽田空港にはゆきますが、飛行機には乗れません。そのまま夜になるのを待ち、こっそりととらやに戻る寅さんたち3人。このまま旅行期間が終わるまで、店で息を潜めているつもりです。
新・男はつらいよのネタバレあらすじ:転
ところがガラス戸を割って泥棒が侵入。一同は彼を捕まえますが、留守を装っている以上、警察を呼ぶこともできません。事情を知ったその泥棒は居直ってしまい、かえって寅さんを強請りにかかるのです。なけなしの1万円札を渡し、泥棒を追い出す寅さん。しかし、札を確認していたその泥棒を怪しいと見た巡回中の警官がその身柄を拘束。町内の人間も騒ぎ出したことで、寅さんたちがとらやにいることがばれてしまいます。翌日、お陰で情けない思いをしたとおいちゃんたちに責められ、寅さんも激怒。プイととらやを飛び出します。しかし今回は1ヶ月で機嫌を直して帰宅。その間に2階の寅さんの部屋には下宿人が住み込んでいました。その下宿人というのが宇佐美春子という幼稚園の美人先生。たちまち寅さんは彼女に一目惚れ。幼稚園で園児と一緒にお遊戯をするなど、彼女につきまといます。
新・男はつらいよの結末
一方、春子にも悩みがありました。幼い頃に別れたきりの父親がいて、危篤状態の彼が会いたがっていると聞かされたのです。やがて顔を合わさないうちにその父親は他界します。しばらくは平静な気持ちでいましたが、寅さんの父親の命日ということで御前様がお経を上げているのを聞くうちに号泣。そんな春子を励まそうと寅さんと博たちはピクニックに出かけたりします。寅さんの思慕の念は募りますが、春子には恋人がいる事が判明。おいちゃんとおばちゃんに別れを告げ、寅さんはとらやを出てゆくのです。
以上、映画「新・男はつらいよ」のあらすじと結末でした。
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