男はつらいよ 私の寅さんの紹介:1973年日本映画。シリーズの12作目。前半は普段と違ってとらやの面々が旅にゆき、寅さんが留守番をするという例外的なプロットになっている。寅さんが失恋ではなく、身分の違いを感じて自ら身を引こうとする作品のひとつ。
監督:山田洋次 出演:渥美清(車寅次郎)、倍賞千恵子(さくら)、岸恵子(柳りつ子)、前田武彦(柳文彦)、津川雅彦(一条)、ほか
映画「男はつらいよ 私の寅さん」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「男はつらいよ 私の寅さん」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
男はつらいよ 私の寅さんの予告編 動画
映画「男はつらいよ 私の寅さん」解説
この解説記事には映画「男はつらいよ 私の寅さん」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
男はつらいよ 私の寅さんのネタバレあらすじ:起
大飢饉に苦しむ寒村の夢を見る寅さん。悪漢たちをピストルで撃ち殺し、さくらを抱きしめたところで目が覚めます。ちょうどフェリーが港についたところで、うっかり鞄を間違えて上陸し、慌てる羽目に。そのまま柴又へ戻ります。その日はおいちゃんとおばちゃんを含め、とらやの一同全員が九州旅行へ出かける前日。結局、寅さんに留守番を頼むことになりますが、三泊四日の日程でおまけに飛行機まで使うと聞き、寅さんは自分だけが割りを食った気がして不機嫌顔。大分、高崎山と観光を楽しむとらや一行に対し、寅さんはやることもなく、店でポツンと一人きりです。
男はつらいよ 私の寅さんのネタバレあらすじ:承
すねてやけ酒を飲み、さくらからの電話でくだを巻く寅さん。おばちゃんは阿蘇山を見に行っても留守宅の寅さんが気にかかり、浮かない顔です。翌日すっかり気を腐らせた寅さんはおいちゃんと電話越しに大喧嘩。いつも通りとらやを飛び出そうとしますが、留守番の事を思い出し、不貞寝します。ようやく帰ってきた一同を、風呂をたいて喜んで迎える寅さん。この留守番の経験で不思議と寅さんの気分も落ち着き、普段と違って穏やかな日々が続きます。
男はつらいよ 私の寅さんのネタバレあらすじ:転
そんなある日、江戸川の土手に寝転んでいた男が通りがかったさくらを見て、その後をつけてきます。不審者と思って寅さんが捕まえると、それは柳という小学校時代の友だちでした。久しぶりの再会に昼間から酒を飲んで大騒ぎする寅さんと柳。ご機嫌になり、そのまま柳の妹・りつ子の家へ河岸を変えます。りつ子はちょうど留守でした。
男はつらいよ 私の寅さんの結末
ところが彼女の描いた絵を寅さんがうっかり汚してしまい、帰ってきたりつ子は激怒。余りにひどく非難されたので寅さんも反論。そのまま家を飛び出します。とらやに帰ったものの、腹の虫が収まらない寅さん。翌日になって、りつ子が謝りにやってきます。彼女の美しさに気がついた寅さんはたちまち機嫌を直し、彼女につきまとうことに。やがてりつ子は寅さんの恋愛感情に気づきますが、彼を友人としてしか見られないために困惑。失恋を自覚した寅さんは正月を迎える前に柴又を去ります。そして阿蘇山へゆくと、またテキ屋稼業に精を出すのです。
以上、映画「男はつらいよ 私の寅さん」のあらすじと結末でした。
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