映画クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望(うんこくさいのやぼう)の紹介:1995年日本映画。未来のタイムパトロール隊・リングはタイムパトロール中、20世紀の野原一家の地中に不時着します。リングはシロを通じて野原一家に時間犯罪者の捜査協力を求め、一緒に戦国時代へとタイムスリップします。人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の映画化第3弾です。
監督:本郷みつる 声優:矢島晶子(野原しんのすけ)、浦和めぐみ(吹雪丸)、真柴摩利(シロ/風間くん)、ならはしみき(野原みさえ)、藤原啓治(野原ひろし)、加藤精三(雲黒斎)、ほか
映画「クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望」解説
この解説記事には映画「クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
映画クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望のネタバレあらすじ:起
30世紀のタイムパトロール隊・リングはタイムパトロール中、戦国時代の異変に気づきますが、その後何者かの攻撃を受け、20世紀の野原一家の地中に不時着します。タイムマシンが故障してしまい、身動きが取れない状態になってしまったリングはシロを通じて野原一家に一緒に戦国時代へ行って、捜査を協力してもらうようお願いします。半信半疑だった野原一家も同じ時間にまた戻ってこられるようにするとのことで、シロ(リング)に協力し、戦国時代の春日部へタイムスリップします。戦国時代についた野原一家はさっそく謎の忍者集団に襲われそうになります。その時、謎の少年吹雪丸によって助けられます。彼は元々春日部城の跡取りとなるはずでしたが、雲黒斎によって城を焼かれた過去がありました。「3人と1匹の勇者が現れる」という言い伝えの元、雲黒斎を倒すよう野原一家に協力を求めます。シロはその言い伝えは自分達のことであることを伝え、忍者によってみさえが持って来たバッグ(中身は預金通帳と印鑑が入っている)を取られたこともあり、野原一家は協力することになります。
映画クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望のネタバレあらすじ:承
雲黒斎の城まで行くことになった野原一家ですが、その距離は15里(およそ58km)ほどありました。途方に暮れながらも歩いて城まで向かう一行ですが、その途中、雲黒斎の手下である又旅猫ノ進という剣の達人に襲われます。刀で応戦する吹雪丸を助けようとシロはしんのすけの着ている未来の服(時代に合わせた服に変更できるジャージ)にお助け機能がついていることを伝え「助けてケスタ」と叫ぶよう指示します。練習した後、叫ぶことができたしんのすけはゴキブリに変身し、吹雪丸を手助けします。しんのすけの助けもあって見事猫ノ進を倒すことができた吹雪丸ですが、目を離した隙にみさえとひろしがお銀という雲黒斎の手下によって玉に変えられてしまいます。その日の夜、温泉に1泊にしたしんのすけ達ですが、吹雪丸がお風呂に入っているところから吹雪丸が女性であることにしんのすけとシロは気づきます。跡取りとして女性が生まれず、自分が男として育ってきたこと、吹雪丸の妹・雪乃もみさえやひろし同様に玉に変えられたことを打ち明けます。その時、雲黒斎の手下が襲ってきます。お助け機能で「カエル」に変身したしんのすけは吹雪丸を手助けし、吹雪丸は手下の1人を討ち取ります。そして吹雪丸の相棒でもある馬のエンジに乗って、一気に雲黒斎城に乗り込みます。
映画クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望のネタバレあらすじ:転
雲黒斎城に乗り込んだしんのすけ一行は兵士達からさまざまな攻撃を受けますが、かわして行き、城内へたどり着きます。そこにみさえやひろしを玉に変えたお銀が待っていました。彼女もまた吹雪丸を倒そうと襲ってきますが、途中で吹雪丸が女であることに気づきます。お銀は「女は嫌いである」と告げ、吹雪丸の髪を引っ張りますが、吹雪丸は自ら髪を切り、自分は男であると叫び、お銀を刺します。お銀は吹雪丸に毒を吐き、からくり人形に変わり壊れてしまいました。毒で動けなくなった吹雪丸に変わり、しんのすけとシロが雲黒斎に立ち向かうことになりました。シロが雲黒斎は未来人であることを言い当てると、雲黒斎は立ち上がり、自分の正体はヒエール・ジョコマンであると打ち明け、しんのすけに襲いかかります。しんのすけは最後のお助け機能を使い、大人となり、吹雪丸からもらった「第七沈々丸」でジョコマンに立ち向かいます。戦いをしていく中で、お助け機能が切れたしんのすけは子供に戻り、その弾みで刀の柄がジョコマンの顔に当たり、ジョコマンは城から落ちてしまいました。その時リングが現れ、みさえ・ひろし・吹雪丸の妹・雪乃は人間に戻ります。追ってきた吹雪丸やしんのすけにお礼を伝えたリングは野原一家を20世紀へ送り届けます。
映画クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望の結末
戦国時代から帰還した野原一家ですが、幼稚園バスのお迎えがきた瞬間、すべてが今までと違う世界に変わってしまいました。家の中に逃げ込む野原一家にあの忍者達が現れ、襲いかかります。その時、猫スーツを着たリングが現れ、忍者達を倒します。リングは城から落ちたジョコマンは生きており、20世紀の現代に逃げてきたと説明します。そしてジョコマンを倒すにはこどもの想像力が必要なことを伝え、野原一家と共にジョコマンのいる首都へ向かいます。しんのすけはリングからもらったヘルメットをかぶり、戦うイメージを想像すると、カンタムロボが現れました。そして操縦はゲーム機のコントローラーで操作すると大人達に伝えます。一方ジョコマンもロボットを用意し、カンタムロボとジョコマンは対決します。戦っていく中で最後の攻撃は野原一家全員で同じボタンを押さなければ勝つことはできないとしんのすけは告げます。2回の失敗の後、3回目で同じボタンを押すことができた野原一家は最後の攻撃を打ち、ジョコマンに勝ちます。そして目が覚めると、野原一家は戦国時代に出かける前の時間に戻っていました。窓の向こうで今から戦国時代に向かう野原一家をひそかに応援し、ひろしは会社へ、しんのすけは幼稚園に向かうのでした。
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