生地獄の紹介:2000年日本映画。老女千代と孫娘のユキを預かることになった元川家には父親と二人の息子と一人の娘がいました。次男の康人は足が不自由で車いす生活です。その日以来千代とユキの康人に対する虐待がはじまりました・・・という話です。アメリカ映画「キチガイ一家」を日本で再現したようなホラー映画です。
監督:藤井秀剛 出演者:本田博仁(康人)、白石嘉子(千代)、森直子(ユキ)、諏訪部仁(蔵人)、矢代和央(賢)ほか
映画「生地獄」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「生地獄」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「生地獄」解説
この解説記事には映画「生地獄」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
生地獄のネタバレあらすじ:起
物音を感じた主婦が気になり見に行くとそこには犬を殺して食べる女性の姿がありました。そして見られたことを知ると女性は主婦に襲い掛かりました。元川家では老女千代とその孫娘のユキを預かることになりました。着物姿の千代は痴呆症で言葉がしゃべれないようでした。ソファーで話をしていると車いすの康人だけが何か迫って来る恐怖を感じていました。
生地獄のネタバレあらすじ:承
犬を食っていた女性はユキだったのです。康人が一人になる日中千代とユキの虐待が始まりました。散歩と称して車いすをすごい勢いで押されたり、大量のミミズをかけられたり、飼っていた鳥を入れた弁当を出されたり、スタンガンで痛めつけられたり、歯を抜かれたりと日を追うごとに過激になりました。康人は血まみれになりながらも虐待に耐えていました。家族が帰って来て康人がこの話をしても誰も信じてくれませんでした。
生地獄のネタバレあらすじ:転
一方賢の勤める雑誌社の後輩は1年前に起きた一家惨殺事件を調べていました。犯人は精神病院に入所したものの脱走していました。この脱走した犯人こそ老女千代でした。その千代を調べると遺伝子関係の権威の蔵人教授の実験台になっていてシャム双生児を生んでいました。このシャム双生児が康人とユキでした。さらに長男の賢も千代の子供でした。更に3人の父親は蔵人教授だったのです。蔵人教授はマミは養子だということと、シャム双生児を切り離すときにユキは死んだということも明かしました。
生地獄の結末
この話を聞いた賢は突然狂暴になり教授を殺害し、雑誌社の後輩を拉致し自宅に向かいました。自宅では康人が虐待されている最中に帰って来たマミが殺されました。その後賢と父親も帰り自宅でパーティーが始まりました。テーブルの上にはマミの首が置かれています。後輩も殺されパーティも最高潮になりました。父親と千代は接吻までしています。ハチャメチャなパーティーの中康人だけはおとなしく見守っていました。その時康人の人格が変貌しました。家族を順番に殺害してゆきました。外へ逃げた千代はトラックに轢かれ死亡しました。全員を殺害した康人はおとなしくなり精神病院に入りました。康人はユキと切り離されるとき、もう一つの人格も出来ていたのでした。いままでの事件も全て康人のもう一つの人格が起こしていたのです。
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