ゴジラの紹介:1984年日本映画。ゴジラ生誕30周年記念作にして、第2期シリーズの幕開けとなる通算16作目は、初代ゴジラの襲来から30年後を舞台に、新たに現れたゴジラをめぐって日本・アメリカ・ソ連が駆け引きを展開していきます。
監督:橋本幸治、中野昭慶 出演者:小林桂樹(三田村清輝首相)、田中健(牧吾郎)、沢口靖子(奥村尚子)、宅麻伸(奥村宏)、夏木陽介(林田信)ほか
映画「ゴジラ (1984)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ゴジラ (1984)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ゴジラ (1984)の予告編 動画
映画「ゴジラ (1984)」解説
この解説記事には映画「ゴジラ (1984)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ゴジラ (1984)のネタバレあらすじ:起
超巨大怪獣「ゴジラ」が日本に初上陸、世界を震撼させてから30年が経ちました。ある日、伊豆諸島の大黒島付近を航行していた漁船が嵐に巻き込まれ遭難します。翌日、近くをヨットで航行していた新聞記者の牧吾郎(田中健)が偶然にも漁船を発見した時には、乗組員は唯一の生存者である奥村宏(宅麻伸)を残して全滅していました。奥村は牧に、遭難の時に噴煙を上げる大黒島の中から巨大生物が現れるのを見たこと話します。牧は早速この事を記事にしようとしますが、上層部からの圧力により揉み消されます。保護された奥村は警察病院へ検査入院の際、訪れた生物学者の林田信(夏木陽介)から30年前の写真を見せられ驚愕します。林田は、奥村が目撃した巨大生物がゴジラであると確信、早速内閣安全調査室の辺見室長(村井国夫)に知らせます。
ゴジラ (1984)のネタバレあらすじ:承
報告を受けた三田村清輝首相(小林桂樹)と武上官房長官(内藤武敏)は、報道管制を敷いて事実を隠蔽しようとします。一方、記事が没になった代わりに林田との接触が許可された牧は、林田の助手をしている奥村の妹・尚子(沢口靖子)に兄の無事を伝えます。その頃、日本近海を航行していたソ連の原子力潜水艦が何者かの攻撃を受けて撃沈する事件が発生します。ソ連はアメリカの攻撃と断定、冷戦真っ只中の両国に緊張が走ります。自衛隊の哨戒機の調査により潜水艦沈没はゴジラの仕業であることを掴んだ日本政府は東西の衝突を避けるため遂に情報公開に踏み切り、全世界はゴジラの存在を知ることとなります。
ゴジラ (1984)のネタバレあらすじ:転
その直後、遂に日本に上陸したゴジラは静岡県の井浜原発を襲撃、原子炉の放射能を吸収しますが、頭上を飛ぶ渡り鳥に導かれるように海へ戻っていきます。林田は渡り鳥の発する超音波にゴジラが反応したとみて、人工的に作り出した超音波でゴジラを三原山へ誘き寄せ、人工的に噴火させた火口に落とす作戦を日本政府に提案します。一方、アメリカとソ連は日本政府に対してゴジラへの核兵器使用を要請しますが、三田村首相は非核三原則の立場からこれを断ります。しかし、日増しにゴジラの再上陸の可能性が高まり、日本政府は新開発の対ゴジラ用兵器「スーパーX」や林田の提案した作戦の準備に着手します。
ゴジラ (1984)の結末
遂にゴジラが東京に上陸して来ました。日本全土が大パニックに見舞わる中、ゴジラは自衛隊の迎撃を放射熱線で退けながら進んで行きます。その最中、東京湾に停泊していたソ連の船舶の核ミサイル制御装置が誤作動を起こし、ミサイルが発射されてしまいます。一方の日本政府はアメリカ軍にミサイル迎撃を要請するとともに遂にゴジラに向けて「スーパーX」を発動、ゴジラの生命の源である核物質の活動を抑えるカドミウム弾を放ち、ゴジラの動きを止めることに成功します。その時、沖縄の嘉手納基地から発射されたアメリカ軍の迎撃ミサイルがソ連の核ミサイルを撃墜し、東京都心での核爆発という最悪の事態は回避されましたが、ミサイル撃墜の影響により放射能を吸収したゴジラが復活、東京の街で破壊の限りを尽くしますが、ようやく林田の開発した超音波発生装置が起動、ゴジラは東京から離れて海へと向かい、人工的に噴火を起こした三原山の火口へ咆哮を上げながら落ちていきました。林田は噴煙を上げる三原山をただ見つめるのみでした。
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