男はつらいよ 葛飾立志篇の紹介:1975年日本映画。シリーズの16作目。無学な寅さんとインテリとの対比で笑いを呼ぶ作品のひとつ。当時の人気アイドルでまだ17歳だった桜田淳子がマドンナの1人で出演。小林桂樹が「日本沈没」で自らが演じた役をパロディにして演じている。
監督:山田洋次 出演:渥美清(車寅次郎)、倍賞千恵子(さくら)、桜田淳子(順子)、樫山文枝(礼子)、小林桂樹(田所教授)ほか
映画「男はつらいよ 葛飾立志篇」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「男はつらいよ 葛飾立志篇」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
男はつらいよ 葛飾立志篇の予告編 動画
映画「男はつらいよ 葛飾立志篇」解説
この解説記事には映画「男はつらいよ 葛飾立志篇」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
男はつらいよ 葛飾立志篇のネタバレあらすじ:起
西部劇の夢を見る寅さん。酒場で悪漢たちを撃ち殺し、さくらから「お兄ちゃんでしょ?」と訊ねられても否定し、そのまま去っていきます。目を覚ますとそこは荷馬車の上。また彼は柴又へ足を向けます。とらやへ帰ると、修学旅行で山形から上京した順子という高校生が寅さんを訪ねてきたところでした。彼女は寅さんが父親だと思い込んでいたのですが、勘違いだと知って落胆。気の毒に思った一同は順子を歓待します。
男はつらいよ 葛飾立志篇のネタバレあらすじ:承
彼女が帰った後、寅さんは順子の母親・雪との関係を説明しますが、またまたおいちゃんたちと大喧嘩。柴又を飛び出します。山形へ行った寅さんは雪の墓に参り、住職から生前の雪の話を聞いて学問の大切さを痛感。また柴又に戻ります。さくらへ電話をかけた後、喫茶店で本を読んでいた女性に話しかけ、意気投合。偶然、その女性はとらやに新しく下宿人として住むことになった御前様の姪・礼子でした。寅さんの岡惚れがまた始まります。
男はつらいよ 葛飾立志篇のネタバレあらすじ:転
礼子が大学の助手だということもあって、自分の学問への心構えを語る寅さんですが、実際の勉強などやり始める気配はありません。伊達眼鏡を買って読まない本を持ち、インテリ風に見せかけるだけです。ところが御前様の口添えで礼子が家庭教師を務めることになり、寅さんは大喜び。しかし、勉強が始まるとその難しさに頭を抱えることに。やがて、礼子の上司である田所教授がとらやを訪ねてきます。変人の田所と妙に気が合う寅さん。田所の学生たちとタコ社長の従業員が草野球で対戦したりして、交流を深めます。
男はつらいよ 葛飾立志篇の結末
草野球の試合後、独身である田所は酔った勢いで礼子へ愛を告白。困惑の余り寅さんへの家庭教師を取りやめる礼子。本を努力して読んでいた寅さんは勉強を放棄、学生服姿でテキ屋稼業を再開します。そして儲けた金で果物を買って部屋を訪ねた時、礼子から田所のプロポーズの件を聞きます。実は礼子はそのプロポーズを断る気だったのですが、寅さんはまた失恋したと思い込みます。学問への志も脆くも消え去り、寅さんは新年を迎えずにとらやを去ることに。実は田所の方も礼子への思いを断ち切るために旅に出ており、偶然出会った2人は一緒に旅を続けるのです。
以上、映画「男はつらいよ 葛飾立志篇」のあらすじと結末でした。
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