Shall we ダンス?(シャルウィダンス?)の紹介:1996年日本映画。社交ダンスをテーマとしたハートフルコメディー。平凡なサラリーマンが、社交ダンスに生きがいを見出していく姿を面白おかしく描かれています。興業的にも大成功をおさめ、この映画をきっかけに社交ダンスブームが巻き起こりました。
監督:周防正行 出演:役所広司(杉山)、舞(草刈民代)、竹中直人(ダンス教室の仲間)、渡辺えり子(ダンス教室の仲間)、草村礼子(たま子先生)、原日出子(杉山の妻)ほか
映画「Shall we ダンス?」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「Shall we ダンス?」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「Shall we ダンス?」解説
この解説記事には映画「Shall we ダンス?」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
Shall we ダンス?(シャルウィダンス?)のネタバレあらすじ:◆不純な動機から始めた社交ダンス
会社員の杉山は、ボタン会社の課長として勤務する真面目なサラリーマン。念願のマイホームも手に入れ、順風満帆な日々を送っていました。ある日のこと、帰宅途中の杉山は、電車の窓から見えるダンス教室に、物憂げな様子で佇む美女を発見します。美女のことが忘れられない杉山は、数日後、秘かにダンス教室を訪れ、社交ダンスを習い始めることにします。しかし、杉山のダンスを指導してくれることとなったのは、ベテランの中年女性、たま子先生で、杉山のあては見事に外れてしまいます。
Shall we ダンス?(シャルウィダンス?)のネタバレあらすじ:◆社交ダンスの魅力にとりつかれる日々
杉山が目撃した美女はダンス教室の経営者の娘、舞でした。舞は、ダンスコンテストの最高峰でもある大会に出場するほどの実力者でしたが、ある出来事がきっかけで社交ダンスに対しても心を閉ざすようになっていました。たま子先生の熱心な指導を受けるうちに、杉山は次第に社交ダンスの魅力を知り、社交ダンスにのめりこんでいきます。そんな夫の様子を不審に思った妻は、浮気を疑い探偵を雇って杉山の行動を調査します。事実はすぐに判明し、真面目な夫が社交ダンスを習っていたことに妻は驚きを隠しきれませんでした。
Shall we ダンス?(シャルウィダンス?)のネタバレあらすじ:◆妻子に秘密がばれたとき
杉山はますます社交ダンスに熱中し、ついには、大会へ出場することを、たま子先生から提案されます。大会に出場することを決めた杉山の指導は、舞が担当することとなり、大会に向けて猛特訓の日々が始まります。探偵の調査から、夫が大会に出場することを知った妻は娘を連れて、会場に応援に駆けつけます。順調に2次審査まで通過した杉山でしたが、妻子が来ていることに気づいたことで動揺し、大失態を犯してしまいます。
Shall we ダンス?(シャルウィダンス?)の結末:◆もう一度、社交ダンスを!
その日を境に、杉山は社交ダンスを辞めてしまいます。一方、舞は、杉山と過ごす日々の中で、社交ダンスに対する情熱を取り戻していました。舞は、もう一度、コンテストに挑戦することを決意します。仲間たちは、イギリスへ旅立つ舞の送別会を企画しますが、杉山は参加を断ります。パーティの日、ダンス教室には杉山を激励するメッセージが書かれていました。それを見た杉山はパーティ会場に駆けつけ、杉山は舞と最期のダンスを華麗に踊ったのでした。
この映画の素晴らしい処はマイホームと家族を手に入れても日々モノ淋しげに生活を送るサラリーマンとイギリスの社交ダンスの大舞台ブラックプールで切ない経験のある美女との清々しい大人の恋や個性的な仲間との出逢いと転機、そして草刈さんの本物の美しいダンスだと思いました。そして映画の中で流れる曲も様々でお洒落でモダンな感じの曲(曇のちワルツ他)がこの映画を更に惹きたててくれて、他にも個性的でユニークな曲(恋の10ダンス他)などこれらの曲が映画の主人公達のダンスを更に盛り上げてくれます。そして最初から最後まで心が暖かくなるような本当に良い映画を観たなという気分にしてくれました。