奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガールの紹介:2017年日本映画。中学生にして奥田民生に強い憧れを抱いた男コーロキ。30歳を過ぎ雑誌編集者となった今もその憧れは無くならないままだった。ある日仕事でアパレル会社へと向かった所、そこで働く広報の女性に一目惚れする。そしてとんとん拍子に付き合うことになり有頂天になる彼だが、その女あかりには秘密があった。「モテキ」「バクマン。」で絶大な評価を獲得する大根監督による漫画原作の実写映画化。
監督:大根仁 出演:妻夫木聡(コーロキ)、水原希子(天海あかり)、新井浩文(吉住)、安藤サクラ(美上ゆう)、天海祐希(江藤美希子)、リリー・フランキー(倖田シュウ)、ほか
映画「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガールの予告編 動画
映画「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」解説
この解説記事には映画「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガールのネタバレあらすじ:1.一目惚れ
新たに入った会社は女性読者を多く抱えるライフスタイル誌「マレ」。あまりにお洒落なその会社の雰囲気に圧倒されるコーロキだったが、彼にもまた曲げられない信念があった。それは憧れの人物奥田民生の存在。彼を愛し、神格化しているコーロキは圧倒されながらも人の良い編集長をはじめ同僚達に歓迎される。コーロキの初仕事はアパレル会社「GOFFIN」との企画。打ち合わせのため足を運ぶコーロキはそこで運命の出会いをする。会社の広報である天海あかり、その美しさにコーロキは見事に一目惚れしてしまう。しかしその後仕事のミスでコーロキはあかりにこっぴどく叱責されてしまう。挙句の果てに今回の企画を無かったことにするとまで言い出すあかり、まさに出鼻をくじかれてしまったコーロキだったが事態は思わぬ方向へと進む。
奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガールのネタバレあらすじ:2.先輩
結局今回のミスはコーロキが全てではないということもあり落ち着きを取り戻した。編集部も会社側もほとんど怒っている様子はなくそのまま話は進んだ。そしてコーロキとあかりの仲も順調に進み、2人はいつしか付き合うことになる。それからは最高の日々が幕を開ける。2人の仲はすぐさま絶頂を迎え、コーロキの心は踊り狂っていた。ある日出張から帰った先輩のヨシズミにあかりとの交際を話すと彼は途端にその場から去る。そして廊下の向こうで聞こえてきたのは怒号と懇願だった。ヨシズミとあかりは付き合っていたのだ。それからすぐヨシズミはしばらくの休暇を取ることになり、彼の受け持っていた仕事をコーロキが任されることになった。そして順調だったあかりとの仲にも不穏な気配が漂い始めた。
奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガールのネタバレあらすじ:3.怒り
ある夜あかりとの連絡がぱったりと途絶えた。コーロキの送るラインに既読の文字が付かず電話にも出ない。そして先日のヨシズミのことが頭をよぎりもしかするとヨシズミと、なんていう考えで一杯になる。結局彼女からの連絡はないまま朝を迎え、その夜コーロキは彼女の職場へと足を運んだ。あかりの話によるとスマホを職場に忘れたという。そして朝になると大量のラインと着信の入ったスマホに驚いたのだという。なんとかその場は許してもらったコーロキだが、それから次第にあかりには怒りと甘えの文字が見えはじめた。些細なことで怒り、すぐに許すと甘えてくる。ある夜もまたあかりを怒らせてしまったコーロキ、その直後ばったりと会った編集長と飲みに行く。そこで初めてコーロキは未だ独身の編集長の愛に対する考えを聴いた。
奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガールのネタバレあらすじ:4.別れ
いなくなったヨシズミの代わりに美上というコラムニストの担当を務めるコーロキ。その週末あかりとの初の京都旅行を控えながらも順調な仕事の進みですっかりと気が緩んでいた。そしてその美上に振り回され京都旅行の夢は消えた、そしてあかりからは別れを切り出されてしまう。あかりとはそれ以来連絡を取ることはなかった。しかし諦めきれないコーロキはある夜、最後の願いといいあかりの会社のパーティへと出向いた。その時既にコーロキにはあかりとヨシズミの仲を疑っていた。その証拠も捕らえるつもりだった。会場をあかりを見つけたコーロキはあかりに忍び寄るヨシズミを見つけた。やっぱり、そう思ったのも束の間、あかりの背後には見覚えのある顔があった。それは編集長の姿だった。
奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガールのネタバレあらすじ:5.真実
パーティはメインイベントへと進み、観客は皆そこへ集まる。コーロキとヨシズミ、編集長そしてあかりの4人も集まった。3人の男はそれぞれあかりへの想いを語り始める。編集長は愛を誓い結婚の約束もした、ヨシズミは自分だけが頼りだと言われた、そしてコーロキはたった1人の彼氏のはずだった。そしてあかりは語りはじめる、自分は嘘はついてない、皆が喜ぶと思ってのことだと。我慢できないヨシズミはあかりに問いただす、しかしそこに編集長が飛びかかりヨシズミの顔をナイフで切り付けた。倒れるヨシズミ、編集長はさらにそのナイフをあかりへと向けた。そしてコーロキはビンでヨシズミの頭を殴った。コーロキはあかりに叫ぶ、「本当のあかりを見せてくれ」。あかりは答える、「これが本当の私だよ」そう言ってあかりはコーロキを水の中へ突き飛ばした。
奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガールの結末
その後編集長は逮捕されヨシズミは仕事を辞めた。コーロキは正当防衛となるも編集長の逮捕から雑誌「マレ」は廃刊となってしまう。そしてあかりはそれ以来姿を消した。SNSのアカウントも彼女の名前「天海あかり」も消えてしまった。コーロキはその後独立、名前を出せば業界人なら驚くほどの名となった。ある夜コーロキはあかりを見つけた。外国人を連れて歩く彼女の姿を。コーロキは声を掛けることも、振り返ることもなくその場を離れた。その姿はかつての奥田民生に憧れた男ではない、違った方法で自分の生き方を見つけた男になっていた。
「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」感想・レビュー
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水原希子ちゃんがとにかくかわいいです。赤文字系ファッション誌から出てきたような洋服でみていて楽しかった。猫アイテムは本当に女性人気高いですね!流行をしっかり反映しているのもよかった。デフォルメされているものの、男女の思考の違いなどリアルな部分もありなるほどなと思いました。
ストーリーよりも、一番伝えたいことは水原希子ちゃんがとってもかわいいということです。女性がみても彼女のかわいさにうっとりしてしまうでしょう。そして女性ならこうやって男性を手のひらで転がせるのかと小悪魔テクニックを学べる映画だと思います。ストーリー的には最後本当に意表つかれまくりでした。主人公がまさか別の人と結婚したなんてと思いました。