「冷静と情熱のあいだ」の紹介。2001年日本映画。この映画は原作を江國香織と辻仁成がそれぞれ女性からの視点・男性からの視点を小説にまとめられています。これを映画化したものです。阿形順正役を竹野内豊・あおい役をケリーチャンがダブル主演です。またサブ出演に当時役者としては無名のユースケサンタマリアと篠原涼子が起用されています。10年後の再会約束をした男女が、その後別れてしまい、別の生活や恋人を持つが、ずっと約束を大事に思い、10年後にイタリアで再会する恋愛物語。
監督: 中江 功 出演:竹野内豊(阿形順正)、ケリー・チャン(あおい)、ユースケサンタマリア(崇)、篠原涼子(芽実)、椎名桔平ほか。
映画「冷静と情熱のあいだ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「冷静と情熱のあいだ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
冷静と情熱のあいだの予告編 動画
映画「冷静と情熱のあいだ」解説
この解説記事には映画「冷静と情熱のあいだ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
物語の始まり:冷静と情熱のあいだのネタバレあらすじ
冒頭、大学時代に出会った順正(竹野内豊)とあおい(ケリー・チャン)の約束から映画は始まります。「10年後の誕生日にフェレンツェのドォーモに一緒に登ってくれる?」の約束です。絵画の修復士を志す順正は、大学時代を共に過ごし運命の女性だと思える香港からの留学生、あおいと出会った。あおいは「30歳の誕生日にフィレンツェのドォーモで会ってね。約束してね。」と言うが、その後2人は別れてしまう。しかし、順正はあおいをずっと忘れられなかった。
順正の修復師としての歩み:冷静と情熱のあいだのネタバレあらすじ
大学で知り合ったあおいとの別れがあったが、約束を大事に思いながら順正はイタリアのフェレンツェで絵画修復師として修行していた。先生の助言でいろいろな修復師の資格をとり、順調に仕事をこなしていた。そこで貴重な絵画の修復を先生より託される。それを順正は「是非やらせてください!」と引き受けて作業をし、完成間際に崇(ユースケサンタマリア)の訪問によって、あおいがイタリア・ミラノの宝石店で働いていることを知る。
順生とあおいの再会:冷静と情熱のあいだのネタバレあらすじ
修復の仕事を途中にフェレンツェからミラノへ、あおいに会いにいく。そこではあおいが新しい恋人マーブとの同棲生活を幸せに送っていた。それを見た順正は失礼な態度で帰ってしまう。追いかけてきたあおいに怒るが、あおいは「私は元気よ!幸せよ!」と言い放つ。全く異なる人生をお互いが歩んでいることを知った順正。
順生の帰国:冷静と情熱のあいだのネタバレあらすじ
ミラノから帰った順正に悲劇が起きる。修復作業中の絵画が何者かに切り裂かれ、工房は一時閉鎖となってしまう。順正は失意のもとに日本に帰国した。
それでも、順正はずっとあおいの30歳の誕生日にイタリアで再会するという約束を忘れることが出来なかった。10年も前の約束を、あおいが覚えているとは思えなかったし、あおいももう順正のことを好きでいるはずはないと思っていたのに。。。
日本での順生と芽実:冷静と情熱のあいだのネタバレあらすじ
順正は失意の中から修復師の仕事に復帰できなくなっていた。芽実(篠原涼子)はそんな順正についてきて同じく帰国した。崇は芽実と出会い、あおいの存在を知る。順正はあおいとの思い出の学校や町並みをまわり、あおいへの手紙を書く事になる。
手紙の内容と学生時代の振り返り:冷静と情熱のあいだのネタバレあらすじ
あおいに宛てた手紙のエピソードとともに、学生時代の思い出が始まる。初めて出会った美術館。待ち合わせした喫茶店。初めて訪れた順正の家。下手くそなチェロを聞きながらのファーストキスなどのエピソードを語る。
順生のイタリアでの修復師へ復帰:冷静と情熱のあいだのネタバレあらすじ
日本にいた順正に一本の国際電話が鳴り、同じ工房の仲間から先生が銃で自殺を図ったことを知り、葬儀のためにイタリアへ。そこで絵画を切り裂いたのは先生だと知る。そこで順正がイタリアへ再度渡り、修復師への再起を目指すことを決意する。しかし、それは芽実との別れを意味していた。
一方、恋人マーブに「距離を置こう」と言われて別居生活を送っていたあおい。しかし、あおいの中にも順正との約束が残っていた。
順生とあおいの再会:冷静と情熱のあいだの結末
それから1年が過ぎた約束の日、二人はフェレンツェのドォーモで再会することができた。その後二人は学生時代に聴いた下手くそなチェロを弾く男性と同じ曲を聴き、キスをする。そして、その晩2人は結ばれた。しかし翌朝、あおいは帰るとのこと。あおいはどこかに電話をして、それを見た順正は彼氏にかけていると勘違いします。会わなければよかったと順正は言う。でも、あおいは会えてよかったと言い、駅に向かいました。それを見送った順正は音楽家のもとで、あおいがミラノに一人でいることを知り、駅へあおいを追いかける。しかし電車は出発した後だった。駅員に聞くと次のユーロスターに乗ると既に出た列車より15分早くミラノに着くとのことで追いかけた。ミラノ行きの列車内では、あおいが2年前の彼氏との別れを回想していた。あおいは「大切な約束がある。それが私の人生のすべてだ。」と彼氏に言い、アメリカに戻るという彼氏には、付いていけないというものだった。そしてミラノ駅に到着するあおい。列車から降り立ち、ホームを歩くとそこには順正が待っていた。見つめあう2人であった。
以上、映画「冷静と情熱のあいだ」のあらすじと結末でした。
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