高校教師の紹介:1993年日本映画。原作・脚本の野島伸司が描く、高校教師と女子高生との禁断の恋。真田広之、桜井幸子主演で大ヒットしたTVドラマの映画版。ドラマ版と同じく森田童子の曲が主題歌・挿入歌として使用されるが、ストーリーはまったく異なったものとなっている。高校教師役に唐沢寿明、生徒役に遠山景織子を迎え、二人の恋をセンセーショナルに描いた作品。
監督:吉田健 出演者:唐沢寿明(羽野一樹)、遠山景織子(柏木繭)、鈴木杏樹(牧野亮子)、荻野目慶子(榊美和)、ほか
映画「高校教師」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「高校教師」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「高校教師」解説
この解説記事には映画「高校教師」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
映画版 高校教師のネタバレあらすじ:起
全寮制の女子高の体育教師として、毎日を何となく過ごす羽野一樹(唐沢寿明)。ある日コンビニで万引きをしようとしていた柏木繭(遠山景織子)は、偶然店に入ってきた羽野と目が合い、万引きをしたことがばれてしまいます。すると柏木も物を盗み、走って逃げる二人。
水泳部の顧問となった羽野を追いかけるように、もともと水泳部に所属していた繭が部活動に顔を出すようになります。羽野のアパートまであとをつけた繭は、部屋へ通されます。突然羽野に押し倒された繭。しかし抵抗する繭が鼻血を出し、羽野はそのまま部屋を出て行きました。
一人になった羽野は、昔ラグビーの試合で親友の牧野武志(菊池孝典)に大きな怪我をさせたことを思い出していました。
夏休みに入り生徒はそれぞれ親元に帰りますが、繭の母親は亡くなっており、父親は海外に住んでいるため一人寮に残る繭。
映画版 高校教師のネタバレあらすじ:承
羽野のアパートにやって来た武志の妹・亮子(鈴木杏樹)。もう一度ラグビーに戻るよう説得する亮子ですが、その気は全くない羽野。
羽野は武志が入院している病院へ行き、植物状態の武志を見つめます。
寮へ帰った繭は門限に間に合わず、窓から入ろうとしているところを寮で共に暮らす音楽教師の榊美和に見つかってしまいます。言うことを聞かない繭に、ドッグフードを食べさせる等ひどい扱いをする榊。
ある日、水泳大会で繭は一位となります。そんな繭をプールから引き上げようとすると、繭は羽野にキスをします。
亮子は武志の人工呼吸器を外し、武志は帰らぬ人になります。武志の死を知った羽野は失意の中、学校のプールに行くと繭を見つけました。落ち込む羽野を見て、繭は服を脱いでプールに飛び込みます。そして羽野もプールに飛び込み、二人で踊りました。
映画版 高校教師のネタバレあらすじ:転
ある日、万引きがばれた繭を引き取りに来た羽野。その後、繭に連れられて羽野は繭の隠れ家である廃船に入ります。父親に幼い頃になぐられ、繭の片耳の聴力がないことを知る羽野。
寮に戻った繭を待っていたのは、榊からの執拗ないじめでした。寮には監視カメラが備え付けられ、繭の行動はすべて監視されています。
羽野の家を訪れた亮子は、繭と鉢合わせます。二人で車で買い物にでかけ、無茶な運転をする亮子の車は事故に会いました。怪我をして入院した亮子は繭のせいで事故にあったと嘘をつきます。
その頃、寮に帰った繭は母親の写真がないことに気が付き榊のもとへ。榊ともみ合い、榊は階段から落ちて片目を失ってしまいました。
映画版 高校教師の結末
行くあてのない繭は、羽野のアパートへ。二人で抱き合いながら、もう一度ラグビーを始めることを羽野は告げます。
夏休みが終わり、繭の実家の庭から一人の遺体が出てきました。遺体は繭の父親で、銃で心臓を撃たれていました。その日、登校していない繭を必死で探す羽野がアパートに向かうと、繭からの手紙がありました。繭を探す羽野を引き止めるために、亮子は羽野を包丁で刺してしまいます。
それでも羽野は繭のところに向かいます。廃船までたどりついた血だらけの羽野を見て、繭は持っていた銃で自殺をしました。
以上、映画「高校教師」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する